「祖母の葬礼」


カニ旅行の翌日はゆっくりしようと思っていたら、妻の祖母(大正生まれ)がなくなったとの訃報あり。
ずいぶん弱っていたと聞いていたので、仕方がない。
連休3日目がお葬式。
場所は四国の香川県観音寺市
その日は午前5時に全員起床。家族4人で自宅を午前6時前に出発。「のぞみ」と「しおかぜ」を乗り継いで向かう。
香川での葬送儀礼には初めて参加したが、いろいろ風習の違うところがあり興味深い。
自宅の周りには、花輪のほかにお菓子などの盛りカゴをずらりと並べる。
花輪はあったが、シキミはなかったなあ。
焼香するときには焼香盆に小銭を置く慣わし。
親族の留め焼香といったものもなかったなあ。
霊柩車は金ピカだった。
また、子どもたちがそれぞれ花をもって葬送の先導をするところは、昔ながらの風習を受け継いでいるようだ。
また、驚いたことに、極めて多くの人がお参りに来る。村をあげての葬送儀式といったところである。人と人との繋がりが深いようだ。
昨今、都市部では、葬祭センターでの告別式が多く、なにか事務的で空虚な感じを受けることが多かった。しかしこちらでは、手づくりの葬礼で、僧侶の読経もゆっくりと長く、しみじみとして、ゆったりとお別れができた。
火葬場まで立ち会った後、精進落しを頂いて早々に帰阪するが、3連休の最終日の夕方とあって、「しおかぜ」は満席につき、デッキで立ちん坊。これではアンパンマン号に乗った甲斐がない。

「のぞみ」はなんとか座れたが、2席しかなかったため、膝に大きな娘を抱えたまま新大阪まで・・・・ぐったり。
オマケにうつらうつらしていたら、
「おとうさん、どこで降りるの?」
「新大阪や」
「さっき過ぎたでえ。」
「ええっ!!」
「ほんまか。寝過ごしたか。」
と時計を見ればまだ新大阪に着くのは少し早い。
娘は、新神戸を新大阪と間違ったようだ。
「疲れてんのに、びっくりさせるなよ。いっぺんに目覚めたやないか。」
悪気がないだけに叱れないのが辛い。


ぽちっとね♪
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