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八枚玉ズミクロン散歩


ライツ社の数あるレンズの中でもこのSUMMICRON35mmF2ほど信仰対象ともいえるものはない。

特に1960年代の第1世代のものは、“ドイツ写真機工業界の至宝”ともいう写真家もいるほどである。

甘美なライカ沼にはまったライカ信者は、一生に一度は所有したいと思うレンズである。

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レンズ構成はこのような手間のかかったものとなっていて、通称“八枚玉”などと呼ばれている。

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カナダ製とドイツ・ウエッツラー製のものがあるが、我が家のものは後者

レンズのマウントがM型なので、通常の使い方はこのようにM型ライカにつけて利用する

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しかし、マウントの横の小さなネジを緩めるとMマウントの袴が取れて、ねじ式のLマウントが現れる。
よって、昔ながらのバルナツク・ライカにも装着できる優れモノなのだ

しかし、写真のようなライカIgにLマウントズミクロンをつけてライカビットを装着したものは、自宅での空打ち専用にて、とても戸外撮影に持ち出す勇気はない・・・ファインダーのない怪しいカメラだし、なぜか尻尾が生えてるし・・・

手許のレンズは、平成10年の暮れに大阪の中古カメラ店で並品として¥158,000-で購入したものだが、令和の現在では価格が暴騰していると聞く。


購入すると試写したくなるのが人間の性で、年が明けた平成11年1月10日にミノルタCLEに装着して見慣れた町並みをズミクロンとともに散歩した

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モノクロだといつも歩いている町並みも違って見えてくるのが面白い

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大阪府庁新別館のエントランス  冬の柔らかい斜光が美しい

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奇抜なデザインが出迎えてくれる

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北館と南館とをつなぐピロティー屋根もユニークである

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2階のベランダでは意外な先客に出会った

私のようなヒマ人でも上がってこれるのだから、ワンちゃんがいてもおかしくはない

大阪城公園をねぐらにしているのか、パトロールお疲れ様です

少しヒマ人にお付き合いをいただいた

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大阪府庁の本館をバックに、垂乳根の老犬の凛とした肖像が撮れた




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90年前のLeica Iで撮る至福


令和4年5月4日の倉敷へのお供として、GRとともにライカ Iを持ち出した。

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専門的なことを述べると、feet表示の近接の旧エルマー付なのだ

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露出とシャッタースピードを自分で決めて、さらに距離を合わせて一枚一枚撮る手順は、その脳内での作業がたくさんあるのでリハビリをしているような感じがする。

それが面倒と感じるか、楽しいと感じるか・・・私はもちろん後者である

このライカはフィート表示なので、便宜上、距離計をつけているが、これがないとフィートからメートルへの転換にさらに脳内作業が増える。


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このような快晴で無限遠の場合は、比較的楽な撮影である。
ISO100のフイルムの場合、f8 1/500 に合わせればいい


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少し暗いと2~3段落とせばいい

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新緑のカエデのように少し手前のものにピントを合わそうとするとやや神経質になる
距離計を使ってもいいし、絞り込んで被写界深度を利用してピントを合わすか・・すべて撮影者にゆだねられている


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大原美術館の中庭にて
庫の壁面に見えるモザイクのようなデザインが、色彩を排除して端正な佇まいとなって、かえって美しい

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こういう明暗差が大きな被写体だと、カメラに内臓された露出計任せにすると読み誤る可能性があるが
露出計を使わないとそもそも惑わされないので気持ちがいい

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どうしても酒屋は撮ってしまう・・・一種の性(さが)である

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コロナ禍の行動制限が緩和された黄金週間は、来訪客多く、観光地もいつもの輝きが戻ってきたようだ。

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不思議なお店があった・・・カラーであれば分かったかもしれないがモノクロだとそれが謎になるのが面白い

神社仏閣の格子窓のように見えるが、何を商っているかというと、色とりどりのマスキングテープである

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ライカM6の軍艦部装飾


以前から気になっていたことがある。
手許にあるライカM6のカメラのトップカバーいわゆる軍艦部がのっぺりしていて寂しい。

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ドイツのライツに送れば、M3のような彫刻をしてくれるとか耳にしたことがあるが、そこまでして・・・と思い現在に至っている。

もう手許に来てから何十年にもなるので、何を今更・・・という感じだが、内心では今でも何とかしたいという気持ちがある。

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下の画像のように手許のM3の軍艦部にはライカの筆記体が美麗に刻されている。

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そんな折、いくつかのインターネット記事に、M3の軍艦部をデジカメで撮影して、それをプリンターで透明のラベルシートに写し取り、大きさを整えて軍艦部に張り付ける技法を紹介していた。

ほほーっ!・・・・これならカメラを傷つけることはないし、失敗してもすぐに元に戻せる。しかも出費も僅かだ。

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こんな便利なものが売られている。
透明なラベルシートでその上に印刷できるという代物。

さっそく梅田・ヨドバシに出掛ける。

広い用紙売り場では見つけられず、店員に尋ねて、ようやく購入する。
ほかに種類がないのかと探したが、これ1種類のみだった。


さっそくやってみたが、夕食後の軽作業で済んだ。

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上が、プリントした透明シートを張ったM6、下がオリジナルのM3

サイズがやや大きいのと、文字幅が少し太いようだが、アピール度はアップしている。
寂しいトップカバーが華麗になった。
シートが貼ってあるので軍艦部の傷防止にも役立ちそうだ。

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さてと・・・あとは、フイルムを詰めて出掛けるばかりだが、コロナ禍により不要不急の外出は自粛されているため、
室内での愛玩にとどまるのが何とも無念。




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試し刷りしたほうは、捨てるのも惜しいので、スマホの裏面に貼ってみた。

副産物として・・・ライカスマホの誕生である(笑)



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大阪偕行社附属小学校時代の本館・講堂の惜別会


平成8年の年末の頃だったか、母校の慣れ親しだ本館と講堂が建替えされるため、平成9年2月22日にその惜別会をしたいので参加してください。と追手門学院からご案内をいただいた。

古いもの大好き人間としては、万障繰り合わせてでも参加しなくてはと思い、厳寒の最中ではあったが、厚めのオーバーコートを着込んで出かけた。

そして記録データに残すには、必ず超広角レンズが必要ではないかと考え、
LeicaM6+ソ連製ルサール20mmといういで立ちで母校に乗り込んだ。

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瀟洒な2階建ての本館は、昭和7年製だった。

2階に増設された会議室では、同窓会組織の山櫻會の会議が開催され、何度か参加させていただいた思い出の場所である。

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玄関上に掲げられたこ校章は、“山に桜”だった。

母校の同窓会の「山櫻會」の名称もこれが謂れである。


古地図
大阪市都市計画図 和楽路屋製より

その当時はの陸軍施設は地図上では“山形”のMで表示されていたので、母校の出身母体を無言のうちにアピールしている校章であった。

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本館のエントラスは、あまり生徒や学生が近寄る場所ではなかったので、記憶に薄いが、写真にとると、右側の受付窓口は、高い位置にあり、来訪者にとっては敷居の高い感じを醸し出している。(写真には窓口は写っていないが、踏み台を設けているところから推して知るべし。)

方位図のような八芒星は、陸軍の五芒星とどういう関係があるのかわからないが、その床面の意匠とともに、重厚な木製扉に威厳を感じる。

2階には校長室があったが、歴代の校長は陸軍の将校が務めていた関係か、校長室にはサーベルを立てかける木製スタンドがあった。

後日談ではあるが、大平洋戦争時に憲兵をしていた人とお話をしていた際に、こんなことをうかがった。

「偕行社の酒保部は、学校の給品部のようなものだったが、そこで購入した軍刀は、すぐに折れるなどの二級品で、全く役に立たなかった」とのこどある。

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本館エントランスより南側を望む

隣にあった大阪偕行社の本館と同様に、入口の前には小さな築山が設けてあり、正面から直接内部が見えないような設計がしてあった。

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本館1階通路部分・・・いつも薄暗い雰囲気の場所だった。

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昭和7年完成当時の写真より


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当日配布されたパンフレットと記念の500円テレカ



そもそもこの建物は・・・

大正10年に出来上がった木造洋館の瀟洒な校舎が、昭和5年7月に漏電が原因として一夜にして焼失してしまったことによる建替え事業により出来上がったものだった。

その復興校舎として近代的な鉄筋コンクリート造3階建のものと、同じく鉄筋コンクリート造2階建ての本館を建築することとなった。

これに要する費用は、約30万円といわれ、火災保険金や入学時の保証金で14万円余は補えるが、残りの16万円は寄付に頼るしかなかった。しかし、卒業生や関係者だけでなく一般有志者の援助によりその金員の調達ができた。

この建設資金が、経営母体の偕行社や陸軍財政には一切関係なく調達されたことは、その後、終戦直後の学校存続問題時に大きなプラス要因になるのであった。

昭和6年末には、講堂・屋内体操場と教室が竣工し、本館も昭和7年8月に完成した。施工会社は、大阪・松村組である。
全館スチーム暖房、各教室に電話・ラジオの設備があり当時のモデルスクールという存在だった。

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近江八幡フォト散歩と京阪プレミアムカー

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母校の同窓会の有志が集う“山櫻古典寫眞機同好會”でLINE交換をしているうちに、久しぶりに撮影会を催行しようとなった。
いろいろ行き場所を考えたが、ヴォーリズ設計の建築物が多く残る近江八幡をフォト散歩することに決定した。

過去の“山櫻古典寫眞機同好會”の様子は、コチラ

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天気もよさそうなので、黄金週間2日目の平成30年4月30日にオヤジ3名で出掛た。

もちろん“古典寫眞機同好會”なので、フィルムカメラがメインである。

一人は、“キャラメル箱”と称される名代のコンパクトカメラのローライ35・ゾナー40mm
もう一人は、ニコンF3に6×6のハッセルブラッドという重装備である。

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小生は、コンパクトにLeicaIIIb+Summaron3.5cm・COLOR-SKOPAR21mmといういで立ち

モノクロフイルムには、この暗~いSummaronが階調豊かな描写をしてくれるのでベストな選択だと思っている。

最近富士フイルムが白黒フィルムの製造を中止した。との悲報に接し、急遽買い求めた国産最後の35mmモノクロフイルム「ACROS100」を久しぶりにバルナックライカに装填する

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フイルムの装填にも、ライカ特有の作法があり背筋が伸びる思いがした。

※ただし、ブログアップ時にはまだフイルムの現像ができていないので、サブカメラとして併用したデジタルカメラで撮影したものを掲載する。




大阪9:00の新快速に乗車。ゴールデンウイークらしく京都までは混雑していたが、京都以東は車内は閑散とした状態
ゆったりとした雰囲気で10:06近江八幡到着

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最初は八幡商業高校を訪問 S13の建築である。
過日いろいろと物議を醸した豊郷小学校よりは洗練されたデザインである。

ここから近江商人の卵たちが多く輩出されたのだろうね。

調べてみると驚いたことに・・・宇野宗佑(元首相)、伊藤忠兵衛(二代目伊藤忠)、塚本幸一(ワコール)、川瀬源太郎(日本生命)など政経界のお歴々が並んでいた。

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近くにあった八幡小学校の木造校舎

これはヴォーリズの建築ではないが、壮麗な木造校舎が現役なのが素晴らしい。
行政と市民ともども由緒ある建物に対しての考え方・接し方が偲ばれて、とても感銘を受ける。

ヴォーリズの代表的建築物であった大丸心斎橋筋店の取壊しを目の当たりにしたものとしては、この地はパラダイスのように感じる。

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S6築のヴォーリズ記念館 晩年のヴォーリズ夫妻の居所でもある。

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歴史的な建造物を訪問するたびにいただいたパンフを見ると、彼のヴォーリズさんだが、昭和16年に日本に帰化したのち、終戦直後、軽井沢に疎開していた時、近衛文麿の密使が訪れて、近衛とマッカーサーとの会見の斡旋を依頼されたことがあった。そしてマッカーサーの側近との会談の中で天皇には戦争責任はないこと、天皇は自分が神と等しいとは考えていないこと等を伝え、近衛とマッカーサーとの会談を実現させたとのこと。そうなれば戦後処理に一翼を担った人物といえよう。

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池田町の洋風建築群煉瓦外塀・・・大阪の江戸堀にある大阪教会の外壁を思い起こさす意匠である。


近江八幡は、近江商人の街でもあり、中心部には日本的な古い家並みが残っている。

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このような街並みの中、明治中期に西洋建築を建設することは、大変な反感があっただろうし、大いなる努力と周囲の理解がないと難しいと思われる。

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またここは、八幡瓦の産地でもある。

豊臣秀次が八幡山城を築城した際、整備した八幡堀を利用して、瓦の製造が栄えたのが礎だとか。それ以降は地場産業としての瓦製造が展開されている。

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そんな八幡堀端の一角にある「喜兵衛」さんで昼食

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美しい新緑の庭を眺めながら箸を取る。

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近江牛のタタキと滋賀づくりの一番搾りでスタート

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地元の名物が取り入れられた喜兵衛御膳をあてにビールがすすむ

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旧ソ連製レンズ RUSSAR MR-2 試写(続編)

前回、旧ソ連製レンズのルサール20mm F5.6の試写レポートを載せたが、その後もこのレンズが気に入ったのか、暫くあちこちに連れ出している。

超広角レンズのルサールを使った鉄道関連の写真をまとめてアップしてみたい。


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デハ70系73号車 昭和18年製造 平成12年廃車   (平成7年10月3日東急世田谷線松陰神社前)

この日は、大阪から東京出張。 まだまだ暑さの残る一日だった。

渋谷から東急田園都市線で三軒茶屋に行き、そこから路面電車のような世田谷線に乗車

この線は、もともと玉川電気鉄道の支線として敷設された歴史があるので玉電とゲージが同じである1372mm。

馬車鉄道の軌道幅であったいわゆる“馬車軌間”を採用している。

今では、東京都電・京王線・東急世田谷線と函館市電だけだ。

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車内の様子はルサールの効果がいかんなく発揮されている。

窓は全開にして、扇風機がグルグル回つて生暖かい空気を攪拌してゐる・・・昭和の風情が残っていた。

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デハ150系 151号車 昭和39年製造 平成13年廃車 

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松陰神社前での用事を済ませた後、府中に向い、その後なぜかJR中央線の武蔵小金井駅で下車している。
きっと中古カメラ店めぐりでもしていたんだろう。

この南口にある緑色の三角屋根が特徴の駅舎は、停車場に昇格して以来の由緒ある建物だったが、高架化工事に伴い平成21年に解体された。

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新橋駅日比谷口前交差点で夜景にトライしている。

露出計のないカメラで夜景を撮影するのはかなり難しいが、ISO400のフイムル感度に助けられたようだ。

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しかし、サラ金のネオンサインの何と多いことか・・・

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旧ソ連レンズ RUSSAR MR-2 試写

平成7年頃の話ではあるが、ライカをいじっいてると、ついついレンズの数が増える。ライカのLマウント(ネジ式マウント)に装着できるレンズの数が星の数ほどもあり、ドイツや、日本の西側諸国の製造品だけではなく、東側の旧ソ連製のものも存在するからだ。

ソ連は、第二次世界大戦直後、ドイツから優秀な光学技術を有する人材を多数連れ帰った。そしてソ連独自のカメラやレンズの作成に努めてきた。

よってソ連製のレンズには優秀なものが見受けられる。そのひとつが、このレンズだ。

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旧ソ連レンズ ルサール(RUSSAR MR-2) 20mm f5.6

レンジファインダーのカメラには広角レンズが扱いやすいが、28mm以上はよく見受けられるが、それより短い焦点距離のレンズは極端に少なかった。

ライツにはホロゴン18mmという名玉が存在するが、希少価値から天文学的な値段がつけられている。またツアイスにもビオゴン21mmという名玉があるが、それもおいそれとは手の出せない価格となっている。

しかしこのルサールは、ライツ・ホロゴンと同じようなドーム型レンズを前後に配した構成ながら非常に安価に購入することができる。

平成7年9月26日、大阪市内の中古カメラ店でようやく見つけた。上代は26,000円也

ソ連製レンズは、そもそも個体差が大きいので当りハズレがあるが、この値段だとハズレたとしても我慢ができる範囲である。

しかし、このレンズ平成15年に手放してしまったので、手許にない。(因みに36,000円で売却できた。)

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同じようなイメージを再現するために、装着したバルナックライカのライツIIIbに同じようなサイズのCanon25mmを並べてみる。ともにマウントの後ろが出っ張った非レトロフォーカスタイプで、外に向かっての出っ張りが少ないパンケーキレンズとなっている。

そして、ライツのファインダーは50mmなので外付けの21mmファインダーを載せて写る範囲を確認することとなる。

ルサールの20mm純正ファインダーというものが存在はするが、非常に不細工なものゆえ、傑作のひとつライツの21mmレンズファインダーを選択する。20mmも21mmも写る範囲はさほど変わらないと割り切って使うのが精神衛生上よろしい。

そして、焦点距離に応じて外付けファインダーを交換するという、この面倒くさい手順が、なにより楽しいのである。

よってレンズだけでなく、そのレンズの焦点距離に応じた外付けファインダーも手許にゴロゴロすることとなる。




新しい(古い)レンズを手に入れるとすぐに使いたくなるのが人情というもので、購入した次の日に松山への出張が入った。

やったー!とばかりに、カバンには、仕事の書類とともに、ライツIIIcとルサールを入れて、平成7年9月27日早暁、ラピートで関空へ向かった。

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京阪・寝屋川車庫に“びわこ号”を求めて・・・

平成22年10月17日 京阪電鉄の寝屋川車庫では、一般公開日“ファミリーレールフェア2010”を迎えた。

まだ一度も訪れたことがなかったので、今回初めて訪問することに。

お目当ては、京阪電鉄の社宝ともいうべき伝説の“びわこ号”である。

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当日は、天気にも恵まれ、京橋で串カツとビールの昼食を済ませてさっそく寝屋川に向った。

京橋駅では、右端の長?いエスカレータで一気にホームへ昇る。


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車中から寝屋川車庫の賑わい振りが見て取れる。すでに多くの見学者が訪れているようだ。


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改札口には「ファミリーレールフェア」の案内が貼り付けてある。


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道端にあるこのゲージュツ的な色合いの工事用シートに驚きながら会場へと向った。

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8月15日春日大社中元万燈篭に向けて出発

1ヶ月ほど前のことだった・・・


ライカ先生曰く、「今年の8月15日は日曜日なので、古典写真機同好会を開きますか?」

小生「屋外活動として、春日大社の万燈籠でも行ってみませんか?」

ライカ先生「いいかも知れませんね。そうしましょう。」



・・・ということになり、カメラ仲間に声を掛けた。

そうするとMr.KとMr.Gから参加希望の意思表示有り。


集合場所と時刻は、近鉄奈良駅・行基噴水前に午後4時半。

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(注)予定通りのスタートとなるはずだったが、直前にライカ先生が病を得られて緊急入院され、我々3人で実行することとなった。主宰が欠席されるとは甚だ残念なことではあるが、速やかなご快癒をお祈りするばかりである。

さて、持参するカメラのことを考えると、夜の仄かな光源を撮影するには、明るいレンズ(高速鏡玉)を用意しなければならず、今回は、EPSON R-D1sにライツのSUMMILUX35mmf1.4とSUMMARIT5cmf1.5という高速にして癖のあるレンズを選択する。

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まだ日暮れには時間があるため、東向商店街のお好み焼き店の「おかる」で少し早い夕食とする。

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昔ながらの店舗の佇まいである。(まだ酔っていないのに、少しブレてしまった。)


焼きソバ・お好み焼き・明石焼き(玉子焼き)を三人でつつく。

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ビールとハイボールによって暑さを吹き飛ばした後、熱中症対策として、カキ氷をいただく。

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Mr.Kは、ここのカキ氷が特にお好みである。氷の食感が滑らかでノド越しがよいとのこと。

確かに滑らかな舌触りであった。



午後5時半に店を出る頃には、入口にはお客の列が出来ている。この地の人気店であることを示している。

さてさて、まだ日没には時間があるため、奈良ホテルまでプラプラ散歩することに・・・

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ライカ鉄道写真全集 第8巻 西尾克三郎

今年3月20日に待望の「ライカ鉄道写真全集 第8巻」がついに・・・というより突然発売された!

プレス・アイゼンバーンさん 驚かさないでくださいよ!

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ライカ鉄道写真全集 第8巻 定価:7980円(本体7600円)


まだかまだか・・・とその発売を待ち焦がれて、頻繁に書店をパトロールしているときには、発刊せずに、こちらがちょっと気を抜いた間に発売するなんて・・・

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気になる広告

梅田を徘徊すると、いつもこの広告に出くわすが、会う度に気になって仕方がない。

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キャッチコピーを読んでみると・・・

      「時代を超えて、あなたと輝く」

カメラの広告のように見えて仕方がないが、モデルがつけている宝飾アクセサリーの宣伝だ。


TIFFANYのお店が大阪駅前にあるので、その宣伝だが、広告のド真ん中のカメラが気になる。




そのカメラとは・・・

ボディーは、クロームに輝くフロントエプロンの処理と軍艦部に見えるシャッターダイヤルの大きさからライツが1950年から発売したベストセラーのライカIIIfに間違いなかろう。

即座にカメラは、Leicaであることはわかったが、そのレンズが問題なのだ。

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古典写真機同好会?ハッセル祭りだ!

8月のとある日曜日、ライカ先生のクリニックで古典写真機同好会の例会があった。

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前回の会合では、ライツのフォコマートでモノクロ写真の焼付けを愉しんだ。


本日のお題は、6×6の雄「ハッセル・ブラッド」である。

構成員がそれぞれご自慢の愛機を持ち寄った。

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やはり、ハッセルには、白い鏡胴のレンズが似合うねえ。美しいねえ。


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「鉄道科学博物館・ミュージアム探検ツアー(0系新幹線グリーン車搭乗)」

10月14日は、鉄道記念日

今年はたまたま日曜日だったが、なぜ国民の祝日にならないのだろうか?

同日、埼玉の大宮では華々しく鉄道博物館のオープニングセレモニーをやっていることだろう。

彼の地から遠く離れた場所にいては、馳せ参じるわけにはママならないものの・・・、
なにもしないのもシャクなので、子供を煽って、弁天町の交通科学博物館を訪れる。

 

交通科学博物館では土日限定で、保存してある貴重な車両の内部に立ち入らせてもらえる車両見学ツアー(無料)がある。

普段の日は、


スシ28食堂車(写真はその車内)とマロネフ59寝台車などを見学。

重厚な造りが魅力的。
昔は、スシ28をレストランとして使っていた。

このテーブルでサンドイッチやカレーを食べたのが懐かしい・・・のだが、今は貴重な文化財ゆえ普段は立ち入り禁止。

 

 


マロネフ59は定員がたった14名。車両の半分はコンパートメントになっている贅沢な車両である。
もともとは、皇族専用車両だったが、戦後は進駐軍がめざとく見つけて進駐軍専用車両として使っていたものである。

しかし米軍の大男にとっては、座席も寝台もややキュウクツではなかったカナ。と思う昨今である。

・・・以上がいつもの探検ツアー。

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「ライカ鉄道写真全集」

私の愛読書の一つに「ライカ鉄道写真全集」がある。

これは、鉄道ファンの西尾克三郎氏が戦前全国の鉄道を求めて旅をした記録である。

昭和9年ころから撮りはじめているが、残念ながら長くは続かない。

なぜなら、戦争が始まると鉄道施設は軍の機密事項なったため、写真を撮ることが禁止されてしまう。いわゆる「軍機保護法」に抵触するというわけだ。

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「ライカの旅」吉川速男著(昭和13年玄光社刊)


 

先日神戸に行ったとき、たまたま開催していた古本市でみつけた。







ライカを紹介する書籍で、先人の作品集といった扱いで文中に登場することが多い写真集である。

昭和13年早春にその当時の最新鋭機ライカIIIaにズマール50mmf2の標準レンズ一本だけを付けてどれだけ旅の写真が取れるかというルポ的な写真集。(発刊は昭和13年4月)


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「ライカIIIb」

先日、ライツ元祖のA型をご紹介したので、今日はクロームメッキのバルナック型を1台ご披露しましょう。







これは、1938年に登場したライカIIIb


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汽笛一聲・阿房列車

Fuzzy Studio

Author : Fuzzy Studio




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何カノキツカケガアレバ汽車ノ事ヲ一所懸命ニ記述シテヰル。子供ノ時ノ汽車に對スル憧憬ガ大人ニナツテモ年を取ツテモ抜ナイノデアラウ。


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 阿房(あほう)と云ふのは、人の思わくに調子を合はせてさう云ふだけの話で、自分で勿論阿房だなどと考へてはゐない。
 
 用事が なければどこへも行つてはいけないと云ふわけはない。
 なんにも用事がないけれど、汽車に乘つて大阪へ行つて來やうと思ふ。   
    ・・・内田百閒「特別阿房列車」


        

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直近ノ貴重ナル御意見

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日没閉門 南山壽断章

蜀山人:世の中に人の来るこそうるさけ とはいふもののお前ではなし        

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ファジー我儘帖


古いLeicaやRolleiなどの寫眞機と・・・ IMG_0399.jpg

DSC06017.jpg

汽車ポッポや・・・ 1973-11-3叡電149

昔の電車と・・・
鴨東線061

由緒ある建物と・・・ DSC08821-1.jpg

古本・奇書や・・・
DSC03810.jpg

いにしへの文書・・・ DSC06596.jpg

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などなど つまり往時を偲ぶ古色蒼然としたものが大好き。

・・・それとお酒
VIMG0013.jpg

洋酒と泡盛は、古酒ほどよろし・・・   

 

ご注意

記事のタイトルに「 」がついているものは、so-netブログから移設した2006.11.1~2008.3.31の過去記事です。

また、記事のタイトルに☆がついているものは、mixiから移設した2005.12.15~2006.12.16の過去記事です。

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長崎の鴉・・長崎阿房列車

段段車窓が薄暗くなり、汽車が次第に濃ひ夕闇へ走り込んで行く時に聞く汽笛の響きは、鼻へ抜けたかさ掻きのやうな電氣機關車の聲よりも、蒸氣機關車の複音汽笛が旅情に相應しい。


          


  いつの間にか窓が眞暗になり、窓硝子に響く汽笛の音が、蒸氣機關車C62の複音に變つてゐる。


          
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