“坊ちゃん列車”が往く
- Sat
- 00:00
- ∇鐵道ほとがら帖/平成編 - ├平成21年
『停車場はすぐ知れた。切符も訳なく買った。乗り込んでみるとマッチ箱の様な汽車だ。ごろごろと五分許り動いたと思ったら、もう降りなければならない。道理で切符が安いと思った。たった三銭である』 (夏目漱石「坊ちゃん」より)
伊予鉄道のクラウスがマッチ箱の客車を牽引し市内の道路の真ん中を走っているのは、なかなか痛快な風景だと前から思っていた。

この坊ちゃん列車は、2001年に製作された擬似SLで動力も蒸気ではなくディーゼル機関である。


客車も当時のマッチ箱風にしているが、上等な台車を構えているし、ポイントの切り替え操作をするために屋根の上にビューゲルを備えている。
おまけに終点での連結作業時には、係員が人力で動かしているように見えるが、実は電動の自走装置までついている。
オリジナルとは随分違うものだが、この際そんなことはどうでもいい。
伊予鉄創業時の列車を再現して日々定期運行しているのが偉い。
途絶えていた路面電車のディーゼル運転をするための「乙種内燃車」の運転資格を復活させたこともその熱意が伝わる。
関係者各位の努力を賞賛したい。
伊予鉄道のクラウスがマッチ箱の客車を牽引し市内の道路の真ん中を走っているのは、なかなか痛快な風景だと前から思っていた。

この坊ちゃん列車は、2001年に製作された擬似SLで動力も蒸気ではなくディーゼル機関である。


客車も当時のマッチ箱風にしているが、上等な台車を構えているし、ポイントの切り替え操作をするために屋根の上にビューゲルを備えている。
おまけに終点での連結作業時には、係員が人力で動かしているように見えるが、実は電動の自走装置までついている。
オリジナルとは随分違うものだが、この際そんなことはどうでもいい。
伊予鉄創業時の列車を再現して日々定期運行しているのが偉い。
途絶えていた路面電車のディーゼル運転をするための「乙種内燃車」の運転資格を復活させたこともその熱意が伝わる。
関係者各位の努力を賞賛したい。
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