鉄道遺産・阪急千里線神崎川橋梁訪問

平成27年5月3日鉄道遺産というべき阪急千里線の神崎川橋梁を訪問した。

理由は次のとおり・・・

明治9年に官営鉄道が大阪・向日町間を開業させたが、そのときの大阪・吹田間は今のルートとは異なっていた。

大阪を出れば、淀川を渡る直前から北東にずれ、今の水道記念館の中を突ききり、現在の阪急・崇禅寺あたりから阪急の路線となり淡路・下新庄を経てJRと立体交差している場所から現在のJRの路線となっていた。

つまり阪急の崇禅寺から吹田の手前までは鉄道黎明期の官営鉄道の路線だったというわけだ。

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(吹田市史より)

大正2年に鉄道院が、吹田操車場新設工事により大阪・吹田の路線を現在のものに変更したため、上記の区間は廃止された。

しかし大正10年に北大阪電鉄が、十三~豊津間を開業するに際してそれの払い下げを受けて利用することとなった。

その区間内にある神崎川橋梁の基礎に、今でも鉄道黎明期の遺産が残っていることは知っていたが、高架工事のためにその姿を消そうとしていたため、この際きちんと訪問しておこうと思い立った次第である。

まずは、下新庄駅から北に向かう。
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駅を出てから程なく神崎川に到着するが、その手前のレンガつくりの橋脚・・・味わいがあるものではあるが、北大阪電鉄時代のものと思われる。

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神崎川橋梁に出た。

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平成5年 市電保存館完成記念の車輌展示会(その2)

(前回からのつづき)

1993大阪市電一般公開403-1

続いての車輌は、古典車輌の11型客車(30号)である。

すぐ横には地下鉄四つ橋線の新鋭車輌の姿も見受けられ、その時々の主役の否応なしの移り代わりが歴然と感じられる。

1993大阪市電一般公開396-1

この車輌は、明治45年製の285号車で大正11年に一度廃車されたものを昭和30年に復元したものだ。


1993大阪市電一般公開410-1

N電のように腰を絞ったサイドパネルが、黎明期の路面電車のスタイルを軽快なものにしている。


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昭和44年3月24日の市電廃止のパレードの時には、ダブルポールゆえの自走不能状態だったので貨物電車に牽引されてのパレード参加となっている。前方には自走する2階建電車が見える。(鉄道ファン69年6月号より)


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大阪偕行社の明治紀念標(2)

(前回からのつづき)

明治35年に、中之島から大阪偕行社の敷地内に移設された明治紀念標だが、その後どのように扱われていたかは詳らかではない。

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大手前高等女学校(現府立大手前高校)の新築された校舎の上からみた風景。

三角地の明治紀念標がはっきりと見える。

紀念標のあたりから大阪城を見れば、現存する最古級の乾櫓のほか、京橋口の楼門と伏見櫓が見えた。


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大手前高女の新校舎完成から少し後の大阪府庁完成の航空写真を見ても分かる。

昭和12年、大阪市が観光誘致のために作成した映画「大大阪観光」にも僅かながらその姿が映し出されている。

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仮株券って何だ?

本日は、不案内で甚だ苦手な分野である法律学から、少し堅苦しい話題をひとつ


ファジーコレクションの中には、訳のわからないものが多いが、これもそのひとつ。

写真(仮株券)-1

假株券(仮株券)というものである。


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(裏面)


名前からして、株券の親戚みたいなものだろうと推測できるが、会社法や商法にこんな規定はないし、一体なんだろうと思ってしまう。


 仮株券そのものを検証する前に、発行会社の商号から、会社の事業内容とその時代背景が窺い知れるので、少し述べてみたい。

 それは、「改良酒造」なる文字を冠するこの会社は明治20年代に全国的な規模で展開していった酒造改良運動によって設立したものであるということだ。

 そもそも、江戸期における日本酒の醸造業者の大部分は、その組織が脆弱であり、醸造水準も満足なものではなかったが、明治以降に一気にその勢力を拡大した洋酒ことに麦酒(ビール)にその販路を奪われ、衰退の一途をたどっていた。
 そこで日本酒の醸造業者は、麦酒醸造を手本として、近代的西洋的な醸造法に基礎をおいた品質の高い清酒を生み出しその挽回を図ろうとしたが、その活動がこの酒造改良運動といわれるものであった。
 その一例として、酒造先進地の伊丹では、学理応用による酒造改良を目指さんと明治21年に酒造家28名を株主として資本金1万円の「有限責任伊丹酒造改良会社」を設立して、この醸造場で集中的に技術改良を企図している。これは醸造の大工業化を推進し、清酒の海外輸出を目標としたものであった。

 他方、酒造先進地以外の零細醸造地では、酒造改良の目的は伊丹の近代化の例のようなものではなく、およそ学理応用とはほど遠い伝統的な灘酒造法を真似るものであった。丹波杜氏を招き、灘の酒造業者が培ってきたその技術を導入し応用することによって、酒質の均一化・向上化を図り上質な清酒を生み出すことを目指した。
 そして鉄道・汽船の発展に伴い大量に流入してきた上方酒(灘・伊丹などで製造された良質な清酒)に伍するようなものを提供できる醸造業者となってその地方における地位を磐石にすることが目的であった。
 しかしそれには気候・風土が異なるそれぞれの醸造地においては、醸造用水・醸造米の根本的改良から手をつける必要があったため、その手間と時間そして莫大な経費を要するものとなり、果たしてその試みの多くが失敗に終わったが、品質向上に成功した場合や軟水を用いた醸造方法の確立をみた場合などは、その地方における勢力地図を書換えるような成功例もあった。


 さて、仮株券の検証に戻ると、前回の満鉄の株券とよく似ているし、名前から株券の類のものだろうと推測できるが、会社法や商法にこんな規定はないし、一体なんだろうと思ってしまう。わずかに商法施行法(明治32年法律第49号)に仮株券についての規定が見受けられる。

 第56条  商法中株券ニ関スル規定ハ商法施行前ニ発行シタル仮株券ニモ亦之ヲ適用ス
 第57条  商法施行前ニ発行シタル株券及ヒ仮株券ハ商法148条 又ハ218条ノ規定ニ違フモ之ヲ改ムルコトヲ要セス但商法施行後ニ株金ノ払込ヲ為シタル場合ニ於テハ前ニ払込ミタル金額及ヒ新ニ払込ミタル金額ヲ仮株券ニ記載スルコトヲ要ス

 現在の会社法は、明治32年にできた商法(明治32年法律第48号)を基にしているが、その商法には規定がなく、同時に公布された旧法からの経過措置を示した商法施行法(明治32年法律第49号)にその名称が見出せるということは、さらに遡った法律を調べる必要がある。

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 また、この仮株券の発行年月は明治30年8月20日と記載されているので、やはりその当時の法律を見てみないと始まらないようだ。

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鳥取・仁風閣でのショック

(平成20年9月鳥取訪問のつづき)




嗚呼っ・・・・!!  工事中じゃないか!

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南海本線・浜寺公園駅の近況

平成20年8月の最後の日曜日、お天気もよさそうなので、ショートトリップと洒落る。

過日、南海本線の浜寺公園駅の高架工事が計画されて、登録文化財の駅本屋は大丈夫か?と心配したものだった。

しかし、高架工事後も移築して使用するとのことで一応は安堵したものの、そのときには随分イメージが異なっているであろうという想いもあって、工事柵や覆板が無粋な姿を見せないうちに今一度、南海・浜寺公園駅に訪れようとおもった次第である。

もちろん子守を兼ての行動である。

難波から南海本線で浜寺公園まで行き、帰りは阪堺電車でのんびり帰ってこようと思う。






往き復りにメリハリをつけるため、難波?堺は、特急ラピートβ(南海50000系)に乗車。

特急料金は500円・・・出札口の駅員さん曰く「堺までなら10分ほどですよ。それでもよければ・・・特急料金は、関空まででも同じ料金なのでこれで出しておきました。」

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「播州赤穂の町をぶらぶらと・・・(2)」

?前回のつづき?

是非訪れたかった赤穂市立民俗資料館・・・お城から徒歩10分ほどのところにある。

この建物が実にいいのだ。

明治41年築・元専売公社の塩務局の建物である。



さすが、塩の町、赤穂である。立派な建物だ。

窓の配置もバラバラだし、シンメトリーになっていないところが、軽快で面白い。また見るべきところも多い。

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「明治37年最新詳密世界全地図(6)」

ひさしぶりにこの古色蒼然とした一枚の地図のことを書いてみる。

最後に南北アメリカ大陸を見ていこう。

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「明治37年最新詳密世界全地図(5)」

欧羅巴ではお馴染みの国名が並んでいるので分かりやすい。


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「明治37年最新詳密世界全地図(1)」

 

先日ネットオークションで手に入れたもの。

その当時、世界の国名・都市名がどのような表記になっていたのか興味があったので、入札した。あちこち擦り切れたところがあるが、大部分は良好である。

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「明治の機関車コレクション」




 私の愛読書。 明治期の蒸気機関車の写真集(機芸出版社刊)。




明治35年ごろに、岩崎財閥の岩崎輝彌氏と、渡邉四郎氏がプロの写真家小川一真とその弟子たちを連れて全国を巡り機関車を撮影させた写真集「岩崎・渡邊コレクション」から抜粋したもの。


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「木造の愛珠(あいしゅ)幼稚園」

大阪最古の幼稚園「愛珠(あいしゅ)幼稚園」・・・今でも現役の幼稚園である。







武家屋敷のような門構えも立派。前の大戦の兵火を浴びなかったのが奇跡といえる。

明治時代の教本とかの資料も随分所有しているようだ。




大阪市立というのもいいね。




とある日、淀屋橋界隈をさすらっていたら・・・







いつもは脇戸ばかり使って出入りして、正門は固く閉ざされたままだったが、その日に限って開いていた!!




むむっこれは貴重かも・・・と思い、写真に撮った。




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汽笛一聲・阿房列車

ファジー

Author:ファジー



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何カノキツカケガアレバ汽車ノ事ヲ一所懸命ニ記述シテヰル。子供ノ時ノ汽車に對スル憧憬ガ大人ニナツテモ年を取ツテモ抜ナイノデアラウ。


DSC01281切符


 阿房(あほう)と云ふのは、人の思わくに調子を合はせてさう云ふだけの話で、自分で勿論阿房だなどと考へてはゐない。
 
 用事が なければどこへも行つてはいけないと云ふわけはない。
 なんにも用事がないけれど、汽車に乘つて大阪へ行つて來やうと思ふ。   
    ・・・内田百閒「特別阿房列車」


        

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長崎の鴉・・長崎阿房列車

段段車窓が薄暗くなり、汽車が次第に濃ひ夕闇へ走り込んで行く時に聞く汽笛の響きは、鼻へ抜けたかさ掻きのやうな電氣機關車の聲よりも、蒸氣機關車の複音汽笛が旅情に相應しい。


          


  いつの間にか窓が眞暗になり、窓硝子に響く汽笛の音が、蒸氣機關車C62の複音に變つてゐる。


          
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