平成6年 JR桜島線の可動橋レポート
- Thu
- 07:00
- ∇鐵道ほとがら帖/平成編 - ├平成6年-平成7年
現在では、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)で日夜賑わっている彼の地であるが、まだUSJがオープンする7年前の平成6年6月11日のことだった。
此花区の北港運河にかかるJR桜島線の可動橋の存在が気になって訪れた。

昭和36年の地図から
現在USJの東に位置する南北の道路は、昔は北港運河と呼ばれる水路であった。
(陰の声)因みに安治川口駅前の汽車製造株式会社もこれまた懐かしい!

その北港運河には正安橋という一般道路の橋梁が架かっていたが、その下の運河に船舶が通航する時には天秤方式で跳ね上げる可動橋であった。

道路には、橋梁の可動時に鳴動したであろう信号機は、すっかりツタに覆われ、もう長い年月稼動していないことを示していた。

可動時のバランスをとるためのオモリ部分にはこのような名板があった。
可動橋設計製作 大正15年10月架橋
山本工務所 山本卯太郎
調べてみると日本最古の跳上橋(鋼製跳開式可動橋)で、とても貴重なものらしく、その後平成11年には復元できるように解体保存された。
しかし、これだけ大きなもの、保存するだけでも大変だが、果たして再び陽の目を見ることはあるのだろうか?
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