昭和58年3月湖西・堅田に江若鉄道の遺構を発見!
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- ∇鐵道ほとがら帖/昭和編 - ├昭和58年-昭和59年

昭和58年3月 国鉄・湖西線の堅田駅に立つ
ここ堅田は、琵琶湖畔には浮御堂があり、近江八景のひとつ“堅田落雁 ”として古来よりの名所である。

また東海道線から遠く離れた堅田の風景は、国文学者の大和田建樹により、鉄道唱歌東海道編の43番にも読み込まれている。
堅田におつる雁がねの たえまに響く三井の鐘
夕くれさむき唐崎の 松には雨のかかるらん
また、堅田は、“かたた”と濁らずに発音する。
そして訪れた年から遡ること14年前の昭和44年までは、ここに「江若鉄道」が走っていたところでもある。

日本鉄道旅行地図帳(第9号・関西2)より
国鉄堅田駅から国道に沿って南下したところには、その遺構の一つが残っていた。

「本堅田」とバスの停留所として利用されているようだが、もとの江若鉄道・堅田駅(大正12年開業・昭和44年廃止)である。

反対側に回ってみると、線路は剥がされているといえ、低いホームがそのまま残っている。
その近くの江若バスの整備場を覗くと、懐かしいボンネットバスが残っていた。

ナンバープレートは取り外され哀れな姿だが、湖西の山岳地区を走り回っていた車輌のようだ。
※この車輛は、昭和55年2月に登録抹消されて、平成4年に福山自動車時計博物館がを引き取り、修復して平成5年9月に再生したものかもしれない。
そうだとすると、平成6年7月より北塩原村から依頼を受けられた磐梯東都バスが毎年春季?秋季に運用している桧原湖周遊レトロバスとして活躍しているものかもね♪

堅田というところは面白いものが残っているなあ♪と感心しながらフォト散策を続けた。
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