平成9年2月阿波川島訪問
- Sun
- 07:00
- ∇鐵道ほとがら帖/平成編 - ├平成8年-平成10年
平成9年2月高松経由で阿波川島を訪問する。
これはその往復の鉄道風景である。

山陽新幹線の下りでは、A席が定石である。
宮原操車場を俯瞰してチェックするが、このときは、トワイライトのEF81しか見当たらずハズレの日だった。

この381系は、平成6年12月3日に登場した「スーパーやくも」編成である。
塗装は薄紫色地に青紫・白・赤紫の帯を配し、車内もグレードアップされたものだった。
平成18年に“スーパーやくも”が“やくも”に統一されたことにより、この塗装も消滅した。

旧高松駅本屋 国鉄時代の鉄道管区局の中心駅らしい佇まい。派手な広告が目立つが、もちろんJR以降のものだろう。
面白みのない駅ビルだが、今となっては懐かしい。

派手な配色でレトロな雰囲気を醸し出す大川バスを見つけたので、一枚撮る。
こんな写真撮ったことすら忘れていたが、今回ネガをスキャンして発見した。
何でも撮っておくものである。

高松城・艮櫓の横を、吊り掛けモーター音を轟かせて通過する長尾線の古豪編成
先頭の3000形300号車は、大正15年の高松琴平電気鉄道開業時から走り続けている車輌である。
平成31年現在でも現存しており、イベント列車として活躍することもあるらしい。

1080形1085号は、平成1年12月に京浜急行電鉄1000形(昭和35年6月製)を改造して導入したもの。
Rの強い前面のデザインが今でも愛されている。

元京浜急行230形はもっとも洗練されたデザインを有する車輌だった。
特に非貫通型は、私鉄王国である関西の鉄道ファンからも羨望をもって受け入れられていた。
この30系36号の来歴は下記のとおり
36←京急デハ272←東急デハ5272←京浜電鉄デ87
昭和11年汽車製 昭和53年入線 平成11年廃車

この35号は常に36号と編成を組んでいたので来歴は同じである。

高松築港駅構内を外から撮影

1013形1013号は、三岐鉄道からやってきたが、撮影後まもなく廃車となったらしい。

60形62号は、大正2年天野工場製というつわもの。元京浜電気鉄道デ37である。
現在は保存車輌として安置されていると聞く。

琴電はこれくらいにして、次はJRに移ろう
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高松琴平電気鉄道を訪ねて(その3)
- Sun
- 07:00
- ∇鐵道ほとがら帖/平成編 - ├平成8年-平成10年
H8.8.25 「 高松琴平電気鉄道を訪ねて」の3回目(最終回)

志度線の今橋車庫から一旦瓦町に戻り、長尾線の木太東口駅に足を向けている。

“おかめ顔”の860形870は、昭和16年の西武鉄道製だ。その後山形交通に譲渡され、さらに琴電にやってきた流浪の民である。
その間に何度となく改造され現在の姿になった。

長尾線を訪れた理由は、この昭和11年製である元京急230形の走行写真が撮りたい為だった。
けだし名車である。
愛想がいいのか・・・カメラを向けると運転手が片手をあげて挨拶してくれた。

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高松琴平電気鉄道を訪ねて(その2)
- Sun
- 07:00
- ∇鐵道ほとがら帖/平成編 - ├平成8年-平成10年
H8.8.25 「 高松琴平電気鉄道を訪ねて」の2回目
琴電の高松築港から瓦町までやってきた。
瓦町駅は、その上の「コトデン瓦町ビル」が4ヵ月後の完成を目指してその工事が真っ盛り

訪問の目的は、京浜急行の名車デハ230形の姿を見るためである。
もともと湘南電鉄デ1形を嚆矢とする車輛群であるが、種類が多くて門外漢にはわかりにくい。

湘南電鉄デ1形(昭和11年 「ライカ鉄道写真全集」より)

しかし、フラットな屋根に採光と風通しのよさそうな大型の窓が並ぶ洒脱な姿は、今でも鉄道ファンの憧憬の的となっている。

志度線のホームには、貫通扉付に改造された同形式が見受けられた。
貫通扉の有無によってその見た目がずいぶん異なるものだと感じた次第。

志度線の瓦町駅から一駅隣の「今橋」で下車

志度線の車輌のメンテナンスをする今橋工場(今橋車庫)を見学するためである。
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高松琴平電気鉄道を訪ねて(その1)
- Sun
- 07:15
- ∇鐵道ほとがら帖/平成編 - ├平成8年-平成10年
平成8年の夏は、とにかく「青春18きっぷ」を使って精力的に出かけた。

7/28 越美南線・北線縦断紀行⇒記事はコチラ
7/31 門司・美祢周回紀行⇒記事はコチラ
8/5 千葉周遊
8/17 出雲一畑紀行⇒記事はコチラ
これがラストの5回目の使用となる。きっぷの消化使用のような感じも否めないが、目いっぱいの利用を心がける
平成8年8月25日のことだった。
目的地は、高松の高松琴平電気鉄道、通称“琴電”である。
18きっぷなので、在来線をひたすら進むことになる。
午前8時前には新大阪のホームに立っていた。

このあたりの写真は、カメラ作動チェックみたいなもの。
どうやら、ライカM6の調子も良さそうだ。

何気なく撮った福知山色の117系電車であるが・・・・拡大してみると

前面列車表記には、「新快速」の文字がある。
この当時は外観は福知山線仕様であっても、新快速として使用していたようだ。
このあたりの事情はすっかり忘却の彼方に・・・
次の新快速を利用して姫路着9:01
姫路発9:04の普通列車で10;26岡山着
岡山発10:38のマリンライナーで11:37高松到着

ホームの屋根の下にいても、真夏の輻射熱がとにかく凄い。そしてディーゼルカーのアイドリング音がそれを助長する。
今日は、汗をかきかきの撮影になりそうだ。

特急しまんと ↑ライカM6+ズマリット50mm ↓コニカ・セミパール2+ヘキサー75mm

今回の撮影旅行には、ライカのほかに小西六のセミパール2を同行させた↓
ブローニの半切なので、6×4.5cmのネガサイズである。
ライカ判の3.5cm×2.5cmとくらべて面積が3倍になるので、引伸ばしには圧倒的に有利である。
しかし上記のようにデジタルスキャンして、Blog用の小さなサイズにしてしまえばその違いは判らなくなる。
本記事では、区別するため(撮影機:コニカ・セミパール2)と付記することにする。

パール2型のヘキサー75mmは、開放値がf4.5と少し暗いが、それだけ描写力は素晴らしいものとなっている。
構内の立喰うどんで、シコシコの讃岐うどんでチャージを終え・・・いざ出発!
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