平成9年4月6日 新京阪鉄道P-6 復活
- Sun
- 07:00
- ∇鐵道ほとがら帖/平成編 - ├平成8年-平成10年
平成9年4月4日毎日新聞「雑記帳」に、阪急で静態保存していたP-6が、走行できるように手入れされ、来る4月6日「春休みフェア」で正雀工場内を4半世紀ぶりに復活走行する。との記事が出た。

ということで、雨天にもかかわらず見学に出掛けた。

熱心なファンは私だけではなさそうだ。
女性・子供の姿も多く見受けられる・・・たぶん旦那や父親に付き合わされていると思われるが・・・

実は、私はこの車輌は無骨で洗練されたところがないように感じられて、余り興味を抱かなかった。
戦前の鉄道省の設計による同系の車輌の方がずっとスマートだからだ。
平成7年に訪れた際にもこの車輛に乗ったりはしたが、それは自走できない状態だったようだ。
しかし、こうして走行が可能なまでに復活したことは、とにかくめでたい。
関係者のご尽力を讃えたいと思う。




雨の中を疾走するP6


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阪急1000系車輌 夜半の陸送
- Sun
- 07:00
- ∇鐵道ほとがら帖/平成編 - └平成30年~平成31年
以前、新幹線のN700系が陸送される様子をアップしたが、今夜は、阪急電車が搬送されるとの報を受けた。
よって、雨上がりの寒冷の下、平成平成31年2月20日午前0時過ぎに出掛けた。

新幹線の時は、ギャラリーはすごく多かったが、阪急電車だとそんなに興味がないのか、極めて少ない。
しかし、私一人だけではなかったことを付言しておく。
待つこと半時間、0:40になってそれは現れた。

青い回転灯を点滅させながら、特殊車輛運搬車が国道に現れた。
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阪急1000系車輛は、平成25年から神宝線で活躍中ではあるが、このようにさらに新車を導入しているのだ。
山口県下松市の日立製作所 笠戸事業所で製造されているため、海路で大阪まで輸送され、大阪港から陸送されている。

2台目は、中間車輛


N700系新幹線の先頭車輛は27.3メートルあるが、阪急1000系は19.0メートルなので、大きな交差点では、難なく回転させることができる。

交差点のど真ん中で、何か異音が響いたと思ったら、係員が停車中の台車を点検し始めた。

これから正雀工場まで夜更けの大移動となるのだろうが、非日常的な光景には違いなく、幸運にも遭遇した市民はきっと刮目することであろう!


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平成7年大阪春景色(続)
- Sun
- 07:00
- ∇鐵道ほとがら帖/平成編 - ├平成6年-平成7年
大川端で春景色を楽しんだ後、阪急沿線にも足を伸ばす。



崇禅寺・淡路間の桜並木は、どこも見頃を迎え、花見客で賑わっている。

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平成7年春 正雀工場見学 続編(その1)
- Sat
- 07:00
- ∇鐵道ほとがら帖/平成編 - ├平成6年-平成7年

この圧倒的な存在感は、さすがである。
平成7年4月29日に阪急正雀工場を見学した折に展示してあったP-6ことデイ100である。

昭和2年当時、新京阪鉄道に登場したときの衆人の驚きは、どんな具合だっただろうか・・・。
鋼鉄製電車は、当時の鉄道省はモハ30シリーズを投入していたが、ダブルルーフの17メートル小型車ゆえ鈍重な感じが否めなかった。
そもそもそれらは、東京地区の一部でしか見られないものだったので、この19メートルにしてシングルルーフの鋼鉄車両のP-6は、珍しいもが大好きな大阪人の耳目を集めるには十分すぎる存在だった。

鉄道省が併走する私鉄に対抗してフリーケントサービスを目指して京阪神の電化がスタートしたのが昭和9年のことである。
P-6に似た鉄道省様式モハ42系が登場するものは、6年後の昭和8年となる。
いかに新京阪がいち早く先進的な車両の導入を遂行したかが見て取れる。
この後、関西の阪和電鉄などが同様の車両の導入を計ったが、デザイン的にはP-6を上回るような洗練したものは登場しなかった。

社章は、京阪神急行電鉄からのもの・・・京都市・大阪市・神戸市の市章が上手に組み合わされている。
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平成7年 阪神淡路大震災直後の阪急正雀工場見学会
- Sun
- 07:00
- ∇鐵道ほとがら帖/平成編 - ├平成6年-平成7年
阪急正雀工場で一般見学会があると耳にしたので、その日訪問した。
あの忌まわしき阪神淡路大震災から僅か3ヶ月余の後のことであった。

阪急京都線は、震災の被害は少なかったので、その直後から通常運転をこなしており、この日はさらに嵐山直通臨時急行「嵯峨野エキスプレス」も運転していて、震災の傷跡が感じられないほどだった。
しかし神戸本線の被害は甚大でありその復旧は、この1ヵ月半後である6月12日まで待たねばならなかった。

この列車で淡路乗り換え・・・ここから普通列車で正雀に向かう

阪急電鉄・正雀工場 正面玄関 JRの車窓から毎回見つめていたが、訪問するのはこれが初めてである。

「懐かしの車両展示会」が訪問の目的であったが、「車両部品セール」というのも気にかかる。
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阪急・阪神の名車を求めて・・・野上電鉄
- Wed
- 00:00
- ∇鐵道ほとがら帖/昭和編 - ├昭和57年
モハ23(旧阪急1)とモハ24(旧阪神604)の2輌だろう。
日方駅に戻り、構内の車輌を見学していると、一両の定期列車が、吊り掛けモーター音を轟かせて構内に進行してきた。

この車輌下回りに、台枠の歪みを修正するトラス棒を有することから、元車はかなり古く、木造車であったことが判る。
なんと出自は、小林一三説くところの「最も有望なる電車」である箕面有馬電鉄(現阪急電鉄)の1型車輌であって、木造からの鋼体化は昭和25年になされているが、製造年は明治43年まで遡る。

(友情出演) 阪急正雀工場で保存されている箕面有馬電鉄1型(平成7年撮影)

同車車内の様子(阪急・正雀工場にて) 二重屋根とすずらん型室内灯が優雅の極みだ!

野上電鉄の写真に戻ると・・・
旧阪急モハ23が入線する日方駅
留置されたモハ31の車内の明かり窓の様子が、窓越しにわかる。
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昭和28年の大阪駅前風景(1)
- Thu
- 00:00
- ∇鐵道ほとがら帖/昭和編 - ├昭和元年-昭和47年
今回はこれらの写真である。

最初は、どこの風景を撮ったものか良く分からなかったが・・・

下の写真と見比べてみると、お互いに繋ぎ合わさることがわかった・・・梅田・阪急百貨店の屋上から南側を望んで、御堂筋を俯瞰で撮影したものだった。
現在の大換気塔があるあたりだ。

阪急前御堂筋の風景・・・梅田新道に同和火災海上ビンヂングが見え、遠方に大きく立ちはだかっているのは大江橋北詰の堂島ビルだ。
右手の現在駅前第4ビル・駅前第3ビルのあるあたりは、いまだにバラックの建物多く闇市時代の雰囲気を色濃く残している。
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「昭和57年・京都近郊の鉄道事情」
- Thu
- 00:05
- ∇鐵道ほとがら帖/昭和編 - ├昭和57年
これらの写真は、昭和57年6月仕事で京都近郊の鉄道を利用した際に撮りためたもの。
小さなカメラ(オリンパスXA)をカバンに忍ばせて、印象的なシーンがあればシャッターを切った。
前面バリアをスライドさせることでスイッチONになるのがスマート。コンパクトながら二重像合致式のピントあわせができるのか嬉しい。
(このカメラは、大学時代ほとんど毎日持ち歩いていたもので、仕事に就いてもしばらくは常に携帯していたが、・・・今は、稼動されることもなくタンスの肥やし状態となっている。)
国鉄奈良線の宇治川を渡る堂々のキハ35の5連。
(宇治橋から)
電化されて電車が走るようになるのはまだ2年先の話。おまけに貨物列車まで走っていた。
完全なローカル線の風情を漂わせている。
一方京阪電車の宇治駅は、まだまだ古豪1300系が元気にお勤め。
車内の運転スペースは、わずかバー1本で区切っている。戦前の車両の特徴を色濃く残している。
また内装はニス仕上なので、独特の香りがする。もちろん吊り掛けモーターの豪快な走行音も楽しめた。
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