幻となった、700系東海道新幹線 LAST RUN 2020.3.8
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- 07:00
- ∇鐵道ほとがら帖/令和編 - └令和元年~
令和2年3月8日は、平成11年に登場した新幹線700系車輛が、東海道新幹線区間から引退する日だった。
そこでJR東海は、令和2年2月12日(水)より、自社所有の700系車両(2編成)に、ヘッドマーク及びサイドステッカーによる車体装飾を行った。
車体装飾実施箇所として、ヘッドマーク は1、16号車、サイドステッカーは 1、5、9、15、16号車に施された。
ラストランの3/8東京発9:47の「のぞみ315号」の切符は34秒で売り切れたと報道されていたが、機会があれば、その日までに運行する700系に乗れる機会があれがいいのに・・・と考えていた。
さよらなの運転の最終期は、2/24、2/26、2/28の定期運用のほか、2/29、3/1の団体による貸し切り列車運用を経て3/8のラストランとなる計画である。
手帳とダイヤ表を見比べると、その車輛の運転日である2月26日に、たまたま東京に行く用事があったので、その帰りに利用することにした。時間帯もぴったりだ。

東京17:23発新大阪行き「のぞみ397号」である。
しかも今となっては珍しい喫煙車の15号車に、あえて予約を入れる。
EX利用票のタバコのマークがその証拠である。

定刻の10分ほど前に東京駅19番ホームに上がるが、16号車前は、すでにこの人だかり!

老若男女を問わずカメラを向けている

いまでは見慣れた「カモノハシ」と呼ばれたこのロングノーズもこの700系から採用された。
その後、N700系の増備につながり、既存N700系のA化改造とその機能アップが進行し、最近では鼻筋がより目立つN700Sが登場している。

(参考1)令和2年1月16日に岐阜羽島駅で撮影したN700Sの試運転車輛
後ろは、名鉄羽島線の電車

(参考2)N700Sの試運転車輛

700系C編成は、旧形式の「方向幕式行き先表示器」を採用している。
この後の形式からLED表示を採用することになり、新幹線史上、方向幕を搭載する車両は、この編成が最後となる。

運転室ガラスにC54と表記してある。 C54編成 (大阪交番検査車両所)の列車であることがわかる。

16号車のサイドステッカーは、こんな意匠である。
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