昭和遺産の阪堺電車と明治遺産の大和川橋梁

シリーズ化している「熊野街道の起点を歩く」の大和川以南の取材のために、平成21年12月29日阪堺電軌鉄道の天王寺駅前の歩道橋に立つ。

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旭町の更地は、すでに多くの鉄骨が立ち、大規模開発の様相を呈し始めた。

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一方東側の近鉄百貨店はもうすっかり取壊されたようで、敷地内にクレーンの首の部分だけが覗いている。

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この開発工事に伴い、この歩道橋の南西大階段も閉鎖されるようだ。


この時期の阪堺電車は、正月の住吉詣での多客をこなすために大増発される電車の慣らし運転が行われている。

いつもはひがな一日我孫子道の車庫で昼寝をしている、日本最古の営業車輌モ161形(昭和3年製)の元気な姿が見られるかも・・・と出かけたのだった。

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いきなり姫松電停では、旧南海大阪軌道線色のモ163に出会う。


[高画質で再生]

古豪モ163の走行シーン

豪快な吊掛けモーター音も轟轟と・・・矍鑠たるものである。

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帝塚山の地蔵踏切と阪堺電車古豪モ161形

南海高野線の帝塚山駅南方に小さな歩行者専用の踏切がある。

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この小径の先に見えてきた・・・

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ところが・・・どういふ訳か、踏切の通路のド真中にひとつの祠がある。

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「見守り地蔵尊」と云うらしいが、普通だったら道の傍らに移動していただいてお祀りするような気がするのだが、こちらはそのまま・・・。

踏切が先に存在したのか・・・地蔵が先か・・・その縁起は・・・詳細は分からないがずっと昔からこの侭である。




この祠の存在に気付いたのは、15年ほど前のことだった。

鉄友達のイバさんに「帝塚山駅の南に不思議な物件がある」と聞き、高野線の車窓から覗き込んで確認したものである。

走る車輌からだと見ることができるのはほんに一瞬であるが・・・あっ!!何あれは・・・?というような他に類を見ない圧倒的な存在感の祠だけに、数日後カメラを持って再訪したのはいうまでもない。

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(これは初回の訪問時の写真)

今回は熊野街道に沿って歩いている際に、ふと思い出したので日を改めて、デジカメ片手に15年ぶりかに訪れた。

何気ない(?)風景だが昔の写真と見比べると、ビミョウにあちこちに変化があり、やはり15年という月日を感じさせるなあ?

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姫路から津山への経路についての一考察

8月初旬、仕事で兵庫県の姫路と岡山県の津山に行くことがあったが、図らずも大いに考えさせられる行程となった。


姫路までは大阪から新快速で向かう。そこであっさりと仕事をこなした後は、姫新線で津山に向かった。


時間が少しあったので、元あった姫路駅の地上部分を取壊中の様子を見学する。

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今では駅ビルと意味不明な跨線橋が残るのみだが・・・

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奥には高架駅として完全に完成しているので、その手前のプラットホームがあった広大な土地が更地となれば、駅前広場としての大いなる利用が期待できる。


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この駅ビルもいつまであるものか。

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高架駅となった姫路駅の中央改札は従来の部分から随分南側になっている。

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まあ、ここまでは本日の想定内の行動である。

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時刻表 通巻第1000号

平成21年4月20日に発売された5月号のJTBの時刻表がめでたく通巻第1000号を迎えた。


時刻表1000号


本号の表紙は、各地の列車デザインを手がけた水戸岡鋭治氏が担当した。

創刊当時の大正14年に活躍していた8620形から、平成23年に九州新幹線で運転開始する新型車両「さくら」までの五つの代表的な鉄道車輛を、吉祥雲たなびく金地に描いた。

マニア心をくすぐる意匠となっている。


思えば、大正14年4月の第1号以来84年の長きに渡り国民の鉄道利用の推進役を果たしてきた役割は大いなるものがある。

ご同慶の至りなり。


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手許の現物は、こんなビニ本風にビニールがかかったままである。

巻中付録は、昭和21年2号の全国路線図の復刻版となっている。


内容は本屋の立読みで見ているのでわざわざ開封するまでもない。

ビニールを破ることなく隙間から取り出してみるとこんなものだ。

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私見であるが、明治・大正期の全国鉄道地図を日々眺めている小生にとっては、何とも締まらない付録である。

鉄道寮・鉄道庁時代の鉄道地図なら大喜びするんだが・・・。


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阪神なんば線・西九条?九条界隈の変容

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(2007.10.05阪神・尼崎駅)

阪神なんば線が3月20日にめでたく開通したが、それからちょうど1カ月が経過した。

その喧騒も一段落した頃だろう。


西九条?九条界隈の工事過程を2年にわたって撮影していたので、まとめてみる。


意識的に定点撮影を試みたのではないが、結果としてその変わっていく様がわかるようなものとなった。



まず、阪神西九条駅からJR環状線をまたぐ路線の建設から。

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(2008.1.13)


周囲に建物が林立している関係から大きな重機を持ち込んでの作業はできず、また環状線の運用を一日たりとも止めるわけには行かず、レール敷設面でパーツを組み立てた後すべり出させて連結させる工法を採用している。

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(2008.6.29)
この時点では、既につながっているようだ。


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(2009.3.8)

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慶祝 阪神なんば線開業

平成21年(2009年)3月20日(金・祝)

阪神電鉄の阪神なんば線(西九条?大阪難波)が苦節60余年を経て本日開通する。



今日はあちこちのブログで紹介されることだろう・・・。



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おめでとう


一足早く・・・「カイツウ イハフ」  とDENPOを打つ

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     1日1回 ぽちっとね♪

地下鉄30000系中央線を往く

大阪市交通局が、3月下旬から地下鉄谷町線に新型車両「30000系」(6両×1編成)を導入する。

谷町線の新型車両導入は、平成2年に運行を開始した新20系車両以来19年ぶりとなるらしい。


3月15日(日)その新型車両が一般に公開されるとともに一日だけの一般試乗会(森之宮→コスモスクエア)も催された。

こういうことは滅多にあることではない。 交通局も久々の新車でテンションが上がっているのだろう。

試乗会希望の応募は総数15000人からあったらしいが、その中から当選した250人だけが乗車できたとの事。一般人の関心もひとしおといったところか。


普段は地下の穴倉ばかり走っている車両ではあるが、試乗会で使用する路線が谷町線ではなく、地上を走る中央線というから、見過ごせない。

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12:40 

後追いだが、WTCと谷町線カラーの組み合わせは、この日限り。

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阪堺電車・今昔

阪堺線の恵美須町から南霞町までと、上町線の住吉公園から住吉までの運転席の様子をデジカメで撮っていたので、ここで見比べてみる。

恵美須町から乗った車両は、モ501型。昭和32年の帝國車両製

住吉公園からの車両は、モ601型・・・だったと思う。





やはりブレーキ操作は、職人技ですなあ。

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“坊ちゃん列車”が往く

『停車場はすぐ知れた。切符も訳なく買った。乗り込んでみるとマッチ箱の様な汽車だ。ごろごろと五分許り動いたと思ったら、もう降りなければならない。道理で切符が安いと思った。たった三銭である』 (夏目漱石「坊ちゃん」より)



伊予鉄道のクラウスがマッチ箱の客車を牽引し市内の道路の真ん中を走っているのは、なかなか痛快な風景だと前から思っていた。

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この坊ちゃん列車は、2001年に製作された擬似SLで動力も蒸気ではなくディーゼル機関である。

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客車も当時のマッチ箱風にしているが、上等な台車を構えているし、ポイントの切り替え操作をするために屋根の上にビューゲルを備えている。

おまけに終点での連結作業時には、係員が人力で動かしているように見えるが、実は電動の自走装置までついている。

オリジナルとは随分違うものだが、この際そんなことはどうでもいい。

伊予鉄創業時の列車を再現して日々定期運行しているのが偉い。

途絶えていた路面電車のディーゼル運転をするための「乙種内燃車」の運転資格を復活させたこともその熱意が伝わる。

関係者各位の努力を賞賛したい。

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讃州を後にし、豫州・松山に遊ばむ

1月3日

讃州を後にし豫州・松山に遊ばむとて、豫讃線さらに下る。 日和良し。


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特急「しおかぜ」は、JR四国の看板車輛8000系である。

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内装が新しくなったと聞いていたが・・・「モダン和」をコンセプトにしているとか。

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汽笛一聲・阿房列車

ファジー

Author:ファジー



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何カノキツカケガアレバ汽車ノ事ヲ一所懸命ニ記述シテヰル。子供ノ時ノ汽車に對スル憧憬ガ大人ニナツテモ年を取ツテモ抜ナイノデアラウ。


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 阿房(あほう)と云ふのは、人の思わくに調子を合はせてさう云ふだけの話で、自分で勿論阿房だなどと考へてはゐない。
 
 用事が なければどこへも行つてはいけないと云ふわけはない。
 なんにも用事がないけれど、汽車に乘つて大阪へ行つて來やうと思ふ。   
    ・・・内田百閒「特別阿房列車」


        

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長崎の鴉・・長崎阿房列車

段段車窓が薄暗くなり、汽車が次第に濃ひ夕闇へ走り込んで行く時に聞く汽笛の響きは、鼻へ抜けたかさ掻きのやうな電氣機關車の聲よりも、蒸氣機關車の複音汽笛が旅情に相應しい。


          


  いつの間にか窓が眞暗になり、窓硝子に響く汽笛の音が、蒸氣機關車C62の複音に變つてゐる。


          
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