fc2ブログ

昭和48年7月 無煙化の報ありて  (その1柘植)



昭和48年7月16日のことだった


少し前に、参宮線が9月末で無煙化になり、SL(C57)が客車列車を牽引する姿も見られなくなるとの報道を得た。

それでは最後の撮影に行かねば・・・となり、この日も愛用のNikonFを携えて天王寺8:27発の急行“かすが”の乗客となる。

このまま亀山まで行ってしまうと時間的にはやや早いので、柘植駅で途中下車して撮影することとした。

230827100532101IF_1_BURST230827100532101_COVER-1.jpg

19730716関西本線・柘植055-1

途中、通過駅の島ケ原では、待避線で停車中のD51831が牽引する龍華発稲沢行貨物1292列車を追い越す

急行かすがキハ58の車窓からのワンショット (非冷房車ならではの迅速なカメラワーク)

この当時の鉄道ダイヤは、旅客優先だったので、とにかく貨物列車は虐げられていた。
この貨物列車も、駅々で追い越されるものだから、早暁4:35に龍華を出発したが、亀山には12:47到着。
そこから先は、DD51が牽引することになるが、終着駅の稲沢到着は何時になるやら・・・


230827152334083-1.jpg

当時のバイブル「SLダイヤ情報」

230827152443615-2.jpg

当時はこの本を携帯して、往く先々で駅スタンプを押して楽しんでいたようだ。

DISCOVER⇒JAPANの文字も懐かしい

青塗りがD51831牽引の1292列車のダイアである

19730716関西本線・柘植052-志摩1号-1

柘植駅到着の18分後には、京都を9:20に発った草津線経由の鳥羽行急行「志摩1号」がやってきた。

柘植到着10:25

このルートだと京都から鳥羽まで急行で3時間を要する。
しかし、当時、近鉄電車を利用すると、京都から鳥羽まで「近鉄直通特急」で2時間30分。

運賃で両者を比較すると・・・

国鉄 運賃630円 急行料金200円 合計830円
近鉄 運賃740円 特急料金400円 合計1,140円

速くて冷房車指定席の近鉄か、遅いし非冷房だが300円安価な国鉄か・・・
当時の駅弁一つくらいの差である。

さて、どっちを採るかな

230923145838510-1.jpg

(参考)同年5月に購入した柘植駅の中村屋幕ノ内弁当 金300円也



19730716関西本線・柘植053-1

この時間帯の柘植駅は何かと気忙しい

急行志摩と入れ替わるように、D51882牽引の百済行荷物41列車が、奈良を目指して出発した

この列車奈良から先は、機関車が交代しDD51が受け持つ

19730202関西本線柘植駅849-3

D51882は、デフレクター(除煙板)に優美な“月と鹿”の飾りつけがあり、関西線では最も人気のあるカマだった。

230827152437611-2.jpg




19730716関西本線・柘植054-1

柘植駐泊所のC58312(亀)


19730716関西本線・柘植049-1

小型の機関車であるC58のボディーに集煙装置と重油タンクを載せるとかなり精悍な容姿となる。

磨き上げられた観光列車の機関車ではなく、煤煙にまみれた働く現役機関車そのものである。

19730716関西本線・柘植051-1

亀山からの貨物783列車の後補機として柘植に9:16到着したのち切り離され、駐泊所にて暫し休息

そののち、信楽線の貨物牽引のため10:26単機回送として草津線を北上していく。

19730716関西本線・柘植046-1

貴生川では転車台がないため、信楽線で正位置に就くには柘植からはバック運転で向かわなくてはならない。

ご苦労様です

230827153515694-2_202309181102140f0.jpg





19730716関西本線・柘植047-1


柘植駅発11:13の普通列車で亀山に向かうが、まだ改札は始まらない・・・(つづく)



  にほんブログ村 鉄道ブログ 鉄道写真へ






スポンサーサイト



80系臨時快速 “近江路”


昭和48年5月3日(祝)ぶらりと京都に出掛ける。

国鉄東海道線で、京都駅に到着すると、見慣れない80系6連が停車していた。
前面には“快速 近江路”のトレインマークを掲げている。

この当時でも京阪神で80系を目にすることはなかったので、慌てて一枚収める。

19730503京都鹿苑寺ほか513-1

DSC_0455-1.jpg

詳細不明な列車なので、帰宅後時刻表で調べた。

DSC_0454-1.jpg

下りは、名古屋発8:02、京都着10:35の9431Mの臨時快速列車である。
5月27日までの休日運転とある。

DSC_0456-1.jpg

上りは、京都発14:43、名古屋着17:06の9434Mである。

1日1往復だけの臨時列車なので、ホリディ快速という区分けになると思われるが、名古屋・京都を直接結ぶ列車は急行“比叡”くらいだったので、普通列車としては貴重な存在である。

車輛は大垣区のものと思われるが、当時80系は、中央線・飯田線へと移籍が進んでいたので、大垣区の最後の80系編成かもしれない。

また、撮影した同年6月には、使用車輛が80系から113系に置き換えられたとの情報もあるので、この日の撮影は終焉間近ななものの可能性がある。


DSC_0457-1.jpg

時刻表を見ていて気付いたが、この当時“SL白鷺号”が京都・姫路間を運行している。
昭和51年9月4日京阪100年号による人身事故が発生するまで、京阪神では、このようなSL運転が度々運転されていた。
この事故以来、京阪神でのSL運転はご法度となり、平成7年8月19日に米原・木ノ本間における“SL北びわこ号”の運転開始まで待たねばならなかった。

19730503京都鹿苑寺ほか512-1

下りホームのEF58牽引の荷物列車
当時は頻繁に登場する珍しくもない荷物列車であったが、何故か写真に収めている。

[More...]

昭和48年 年末の向日町運転所

昔のネガをデジタルスキャンしてみた。今から40年前のカラーネガだ。

同一フイルムメーカーのものでもその経年変化の状態は様々で、時にスキャンに骨が折れるものがある。当時の現像薬剤の違いによるものか、適正露出でないものがスキャンしにくいのか・・・不思議に感じつつデジタルスキャンを進めている。

今回はその当時国鉄向日町運転所を訪問したときの様子である。

昭和48年12月13日(木)それも夕刻になってから訪問しているようで、光線状態はあまりよくないようである。

どういう経緯で訪れたのかは思い出せないが、中学校の期末試験の最終日、半ドンで下校するので悪童に誘われパトロールしたのかもしれない。

19731213向日町101-1

北陸線の急行列車はさほど珍しくもないので、これはカメラテストに過ぎない。

しかし、よく見ると急行「立山」の初期の大形ヘッドマークをつけてるようだ。

(しかし今になってみれば、何気ない風景も記録しておく重要性はひしひしと感じている。)


19731213向日町103-1

いつもブルートレインの牽引機がこのように肩を寄せ合って待機している姿は、見慣れた向日町の景色であった。

EF58が20系を牽引する寝台特急「あかつき」と「彗星」はうんざりするほど運行して、写欲がそがれるほどだった。

19731213向日町104-1

その傍らを新型特急の「雷鳥」が軽快に下っていった。

[More...]

昭和48年夏 国鉄和歌山駅にて・・・

前回からのつづき・・・


紀三井寺駅を16時37分に立ち和歌山には16時44分到着

和歌山構内にはお役目を終えたC577の姿があった。まだまだホームには鉄道ファンの姿が多く見受けられる。


19730909紀勢本線918-1


19730909紀勢本線929-1


19730909紀勢本線928-1


[More...]

紀三井寺駅で迎える下り臨時急行【さよならSL南紀号】

・・・前回からの続き


湯浅の駅で下車した後は、しばらく時間があるので海岸まで歩いて散策

何をしていたのかよく憶えていないが、町の角々では醤油の香りが漂ってきたことは憶えている。

R0016533-1.jpg


1時間半ほどの時間をつぶし、13時54分発の下り普通列車和歌山行き331Dに乗車。

そのまま紀三井寺まで乗車し、14時39分に下車する。

19730909紀勢本線902-1

紀三井寺駅は、戦時設計のようなかなり古ぼけた駅舎だった。


R0016536-1.jpg

R0016553-1.jpg

下りの「さよならSL南紀号」がやってくる16時30分頃までまだ2時間ほどあるので、それまで駅を通過する列車と駅員の振る舞いを何枚か連続して撮影している。

[More...]

昭和48年有田鉄道のキハ07

前回からのつづき・・・

海南から紀伊田辺行きの322列車に乗車したが、その車窓から停車する駅ごとにあちこちとカメラを向けた。

19730909紀勢本線846-1

この当時の駅名板は、統一感がなく様々なデザインが見受けられて楽しかった。


19730909紀勢本線850-1

19730909紀勢本線849-1

12時05分 初島で和歌山市行きの普通123列車と対向する。

この列車は新宮を6時28分に立ち、終着の和歌山市には12時57分に到着する各駅停車であるが、計算すると走行距離の約200kmを6時間半かけてゆっくりやって来るので、評定速度が何と30.7kmの立派な鈍行列車である。



19730909紀勢本線851-1

12時08分 箕島で下り急行「しらはま1号・きのくに4号」303Dと対向する。

新宮からやって来たこの急行は、新宮を8時30分に出発し、西回りに紀勢線を進み、和歌山から分割して「きのくに」は阪和線を天王寺に向かうが、一方の「しらはま1号」は極めて不可解な行動を取るのだ。

和歌山から和歌山線を北上し、高田からは桜井線を経由して奈良から関西線を東に向かい、16時21分亀山では紀伊勝浦から東回りでやって来た急行「紀州3号」と併結して名古屋まで突っ走る。
そして名古屋には17時29分到着するというミステリー列車顔負けのルートを毎日運行していたのだった。


19730909紀勢本線852-1

箕島のDF5063

[More...]

昭和48年 野上電鉄連絡口の風景

前回からのつづき・・・


本命のC57をゲットした後は、海南駅まで戻り湯浅まで行く予定。

しかし、海南といえは、野上電鉄を忘れるわけにはいかない。

19730909紀勢本線838-1

国鉄の海南駅ホームから野上電鉄を望む



始発駅は日方駅だが、その次の駅として国鉄の海南駅に接して国鉄「連絡駅」というチープな駅がある。


R0016532-1.jpg

この駅の出札口で「入場券」を求めると駅員が「こんなものしかない!」と、ぶすっとしながら国鉄との連絡切符を出して来た。

2等で55円との文字が見える。 

一体何年前のものであろうか???  まあ何でもいいので1枚求める。



そこから野上電鉄の様子を覗いてみた。

19730909紀勢本線841-1


19730909紀勢本線840-1

向こうに始発駅の日方駅が見える。

この「連絡駅」とは200mしか離れていない。ほとんど日方駅の構内のような風情である。


右の電車は、床下にトラス棒が見えるのでモハ23だろうか。(元 阪急1形26号・大正3年 汽車会社)
  

[More...]

昭和48年 さよならSL南紀号

昭和48年9月9日 残暑厳しい折に紀伊田辺のC577が「さよならSL南紀号」を牽引するというので、テツ仲間の何人かと撮影旅行に出かけた。

紀勢線のC57を訪ねるのは、前年の昭和47年11月の「汽車ポッポ南紀号」以来10カ月ぶりである。

19730909紀勢本線826-1

天王寺8時40分発の特急「くろしお1号」白浜行き 全車指定席である。
また、終点の白浜には午前中の11時13分着であるが、食堂車のキシ80を併結している。

この先頭車はキハ82 ヘッドライトの両端を絞ったデザインがなんともお洒落!


もちろん、これには乗らずに8時00分発の新宮行の急行「きのくに2号」で向かったようだ。

19730909紀勢本線827-1

これは、その「きのくに2号」のキハ58の車窓から、阪和鉄道時代の上屋が残る天王寺駅阪和線ホームを望んだもの。

手前に横切る煤けた荷物運搬用通路が懐かしい・・・いつまで残っていたのだろうか?


19730909紀勢本線833-2

上の写真を拡大したもの・・・列車前面の行き先板をひっくり返すのが如何に大変かがよく分かる。


R0016884-1.jpg
H22.1.10現在の阪和線ホーム

全体にホームが手前に延長されていて全体の様子が変わってしまったが、ホームの大屋根は当時のままである。

R0016883-1.jpg

[More...]

昭和48年 福知山・山陰大回りの旅

昭和48年5月29日大阪→福知山→京都→大阪の近畿大回りの一日旅行に出かける。

乗車する列車は、大阪9時50分発の益田行きの急行「だいせん1号」701Dだが、1時間ほど前に大阪駅構内をパトロール

19730529福知山山陰めぐり948-1

大阪駅2番線には福知山線の443列車(8時34分発)を牽引するDD5421

4番線には新快速の看板を倒した横三本線表示の快速電車の姿がみえる。



19730529福知山山陰めぐり951-1

スハフ42の2222 (この記事をアップした平成22年2月2日と2が並ぶ日記念として)



福知山線の篠山口行き普通443列車にはこんなナンバーの車輌をつないでいたので、記念に一枚


(この僅か2ケ月後の同年7月には福井でスハネ16の2222と遭遇することとなる。)


19730529福知山山陰めぐり949-1

1番線にはお馴染みの特急「日本海」が本日は定時の8時23分に到着したようだ。

(手前の荷物用エレベーターやホームに横倒しされた荷車は当時は邪魔な存在だったが、今となっては懐かしい。)


19730529福知山山陰めぐり950-1

3番線の東海道線下り特急「みどり1号」1Mが定刻8時25分に大分に向って出発した。



これは列車は特定できないが、東海道線の快速列車

19730529福知山山陰めぐり952-1

ステンレス製として有名だったサロ110-901・・・この当時は、他の車輛と同じ東海色を纏っていたが、特徴のコルゲート板はそのままだった。
昭和55年のグリーン車廃止まで使われた。


19730529福知山山陰めぐり953-1

この特急「明星」は2号か3号かよく分からない。

ただし、隣のホームに大阪止まりの快速列車(10番線の8時39分着)が見えるので、11番線の8時46分発の新大阪行きの「明星2号」であろう。(同特急の3号はわずか20分後に9番線に到着する。)




[More...]

昭和48年・東北から北関東へ

(前回からのつづき)

R0011159-1.jpg

五色沼や会津若松の観光を終えて、日光に向かう・・・

1973東北旅行330-1

こ○ごえ・・・・東武・鬼怒川線の小佐越(こさごえ)駅だろう


1973東北旅行331-1

1973東北旅行333-1

東武特急を是非写真に残したいと頑張ったが、中学生の拙い技術では、バスの車窓からはどうしても上手く撮れなかった。(もちろんモータードライブはないし、巻き上げも手巻きだし・・・)


爾後・・・この列車と再会するのは、約10年後となる。



[More...]

昭和48年・初めての東北旅行

(前回からのつづき)

新幹線を降りた後、山手線で東京から上野までやってきた。

1973東北旅行305-1

やはり上野は東北への出発地としての雰囲気を漂わせていたが、一方では目の前の「はつかり」「ひばり」という愛称列車は、鉄道雑誌「鉄道ファン」から飛び出してきたような錯覚に陥る。

R0011158-1.jpg

R0011156-1.jpg

上野から青森までは臨時急行十和田52号に乗車 16時16分の出発である。


夜行ということでに座席指定車だったが、座席指定車は6両ともグリーン車というイデタチ。

憧れのグリーン車なのでもちろんテンションは上がるが、車輌はスロ62なので普通の学生にとっては単に古い車輌に過ぎなかったかもしれない。

中にはリクライニングが故障していると苦情をもらす同級生もいたと記憶している。



車内で出発を待っていると、前方から鉄道研究部のメンバーが大声を張り上げている。

EF57が来たぞ!!

1973東北旅行311-1

思わず窓を全開にして慌ててカメラを向けた。

1973東北旅行312-1

なんとパンタグラフが飛び出していないEF57の1号機であったが、あっという間に目の前を過ぎていった。

(ピントも露出もいい加減なままだったので、写っているかどうかプリントが出来上がるまで不安であった。)



大変なものを見てしまったような気持ちで、興奮ただならぬものだったが、もちろん一部の人間にとっては・・・の話である。

[More...]

昭和48年・新幹線の車窓から

昭和48年10月12日

中学の修学旅行で一週間かけて東北・関東地方を旅行した。


そのときのネガをみていると、団体行動の限られた枠の中で、はじめてみる関東の車輌をできるだけ多く撮影しようとして昂揚している自分の姿が感じられる。

モータードライブもオートフォーカスもないマニュアル露出の重たいカメラNikonFフォトミックをふりまわしていた。レンズもニッコール58mmf1.4の一本限り。

中学生のはなはだ拙い写真ではあるが、今となってはもう見られない車輌がいくつか写っているのでここにまとめてみた。





東京までは新幹線で向かう


その車窓からは、こまめに撮影を繰り返している。

開通から9年たつが、まだまだ新幹線に乗ること自体がめずらしかった頃だ。

昭和42年頃、名古屋までは祖父と一緒に新幹線に乗った思い出があるが、それ以東はもちろん初乗車。

夢のパラダイスである花の東京には、行くのも見るのも初めて・・・全くのお上りさん状態だった。

1973東北旅行292-2

梅小路機関区には山陰線のDF50とDD54の姿が見える。



1973東北旅行293-1

京都駅に進入直前の風景・・・今では巨大駅ビルができたお陰で、これもすっかり変わってしまった風景の一つだ。

[More...]

片町線のご意見番 クモハ31004

昭和48年9月2日のつづきである。


19730902片町・関西線231復-1

これは、この日の最後に片町線・長尾駅で出会ったクモハ31004

運転席の窓下にあるトルベート型ベンチレータが、チャームポイント。

一癖も二癖もありそうな面持ちがなんとも魅力的で大好きな車両だが、なぜか写真はこの一枚だけだ。

どうも片町線の旧型国電の写真は、手元のアルバムの中には極端に少ない。

毎日のようにこれらの電車で放出(はなてん)にあるツカサ模型店に通っていたので・・・あまりに当たり前すぎでカメラを向ける気にもならなかったようだ。


思えば残念なことをした。

[More...]

さよならD51伊賀号

これも昔、昭和48年9月2日のことである。

休日になれば関西線詣を繰り返していた頃の或る日の写真


この日は、10月からの関西本線・湊町?奈良電化を目前にして、「さよならD51伊賀号」が運転されると聞いていたので、早くから出かけた。



19730902片町・関西線288-1

湊町発8時45分の9336レの下り回送を関西本線・平野駅西側にある跨線橋の上から狙う。

朝の7時半頃ではなかっただろうか。


当時この駅前には大型マンションが出来たものの、駅の佇まいといい、周囲といいまだまだローカル色を漂わせている。


19730902片町・関西線282復-1

D51906+D51940

[More...]

急行かすがの車窓から・・・その2

(前回からのつづき)



関西本線・富田駅を後にすると近鉄名古屋線が併走する区間がある。

そこでたまたま同方向に逐走するオールドタイマーと出会う。

たちまち大歓声のもと、急行かすがの車窓を全開にしてシャッターを切りまくった。

19730807関西線踏破268-1

往年の名車近鉄モ6301系の6319だ。

[More...]

急行かすがの車窓から・・・その1

昭和48年8月7日(火)

夏休みの真っ只中であったが、鉄研こと鉄道研究部の活動として天王寺から関西本線で名古屋まで行き、東海道線で大阪に戻ってくるというイージーな一日旅行に参加する。



予定時刻より早く天王寺に出向くと、「上の阪和線ホームにEF52が入線しているぞ!」という先輩の言葉に慌てて階段を駆け上がる。

19730807関西線踏破260-1

EF524(竜)だ!

8時44分発の白浜行き臨時急行「きのくに53号」9106レの12系客車を牽引し、出発時刻を待っている。

19730807関西線踏破259-1

臨時急行とはいえ、当時でもEF52が急行を牽引するのは珍しいことだった。

[More...]

在りし日の大阪臨港線・・・港のスイッチャー

新潮社が毎月1冊ずつ発売している「日本鉄道旅行地図帳」

毎月楽しみにしているが、2月は第10号「大阪」の発売であった。

大阪は地元だけに目を見張るような情報はないが、地下鉄の縦断面図という切り口の違うアプローチが極めて新鮮である。


また廃線鉄道地図や駅名一覧の詳細に調査されたデータはこれからの鉄道趣味に大いに役立つ。

R0015698-1.jpg

今回そんな貨物線のひとつをご紹介しようと思う。

青線で表示されている今はなき貨物線の中に大阪環状線から分岐していた大阪臨港線がある。

境川信号所からのびるUの字形のブルーの線で描かれた貨物専用線である。



R0015699-1.jpg
(昭和42年大阪市区別地図帳より)


今回は、同線の中でも早い時期に廃止となった大阪東港駅付近の様子を載せてみたい。

1973-5-13臨港貨物線153-1


[More...]

昭和48年7月 北陸本線・福井駅

昭和48年7月17日福井を訪れたときの様子。


この当時は勿論現在のような高架駅にはなっていなく、隣接する京福電鉄(現えちぜん鉄道)も理解の域を超えた痛ましい事故を発生させるずーっと前のことだった。


わずかな時間の中で、何気なく構内を撮影したものだが、今となっては姿を消したものばかり写りこんでいるので、アップしてみた。






19730717福井駅245-1

これは、北側金沢方面の様子。

19730717福井駅244-1

中央の電機はED705 この当時はまだまだ活躍していたようだ。

左の客車は急行「越前」(上野・福井)


ホーム中央に置き去りにされている竹籠・・・これも人知れず姿を消したものの一つだ。




[More...]

35年前の棄景・・・奈良機関区

昭和48年11月23日奈良機関区訪問


11月3日に運転された「SL伊賀路の旅」が今日も運転されるので、その撮影とともに訪れたものだ。

19731123奈良機関区734-1


(C1196とD51906)

[More...]

昭和48年 阪神甲子園線と阪神甲子園球場

昭和48年7月1日甲子園球場に阪神・巨人戦を見に行った時の写真から・・・

自家用車で甲子園に向かったようだ。

自動車のフロントガラス越しに撮影した一枚

19730701阪神国道線059-1

なんか楽しそうなものがいっぱい写り込んでいる。

[More...]

晩秋の京福電鉄/嵐山・北野線

今は昔・・・昭和48年11月11日京福電鉄のモボを撮影に出かけた時の様子。

19731111京福嵐山線735-1

芸能上達祈願の車折(くるまざき)神社境内より京福・車折駅を望む

[More...]

昔日の夏休みの一日

今から35年前の昭和48年8月16日のことだった。

京都では「大文字五山の送り火」が催されるその日、そして夏休みの残り日数を気にしだすようなそんな一日だった。



まず国鉄関西線で王寺まで行き、桜井線で奈良に向かい、そこから京都へ。

19730816奈良・京福710-1

(奈良駅にて)

[More...]

昭和48年 能勢電探訪(2)

能勢電平野車庫・・・やはりここは、ワンダーランドであった。

19730924能勢電602-1


現代風にいうなれば、息をのむ様な棄景の山だった。

[More...]

昭和48年 能勢電探訪(1)

平成20年5月能勢電鉄は100周年を迎える。

年間10万人に上った能勢妙見への参拝客と能勢の産物である米・酒・寒天・栗・牛・炭の運搬を目的として敷設されたものだったが、現在はニュータウン化してその利用用途はすっかり変わってしまった。

そんな能勢電鉄を昭和48年9月24日に訪れた時の様子を載せてみた。




すんなり阪急電車で行かずに国鉄を使って川西池田から乗り入れるというのが、テツらしいところ。
19730923大阪駅579-1


DD54牽引の福知山線普通列車で向う。尼崎の東海道線を跨ぐ大カーヴ。
この先で32年後に未曾有の大事故が起きようとはつゆ知らぬ乗客の一人であった。

[More...]

「昭和48年 SL伊賀路の旅」

今は昔・・・

昭和48年11月3日・・・関西線にD51のファーストナンバー機・・・1号機がやってきた。

初期型のD51は、煙突の後ろからドームまでをひとつの大きなカバーで覆っている。
製作者にとっては、有難くないニックネームだろう・・・「なめくじ」と呼ばれている。



奈良駅構内で朝日をあびるD511の美しいサイドビュー。



[More...]

「昭和48年 三代目大阪駅を歩く(その3)」

駅舎だけだと消化不良になるので、ホームにあがろう。

これは、かつての9・10番線ホームの様子

開業当時からの壁面が残る昇降階段

客車・電車の大型化に伴い、嵩上げしたホームとの段差が年輪のようになって現れている。

この階段もリベットの美しいホーム屋根も、このたびの大改修に伴って姿を消した。




昭和48年当時、三代目大阪駅の見えるホームでは、こんな列車が去来していた。

さあさ、千両役者のオンパレード!



この当時、山陽新幹線は新大阪?岡山は開業済みであったが、大阪から広島へ行くお客の岡山での乗り換えのわずらわしさを回避するためにこの「しおじ」は残ったようだ。

国鉄顧問であった百先生が存命であれば「至極当然なり」といいそうな国鉄的発想である。


[More...]

「昭和48年 三代目大阪駅を歩く(その2)」

前回にひきつづき、今回は大阪駅の構内を見ていこう。

まずは、東口コンコース。今では御堂筋口なんていってるところ。

高い天井がゆったりとした空間をもたらしている。広告が少ないのですっきりした雰囲気である。

さすが国営企業「日本国有鉄道」だ。

(現在の様子) 綺麗な感じには仕上がっているが、天井は低く、なんか閉塞感が漂う。

右側には、店舗がずらりと並び、そこにあった券売機や出札所は、すべて左側にまとめられてしまった。

 


[More...]

「昭和48年 三代目大阪駅を歩く(その1)」

昭和48年真夏の8月に、鉄道研究部の活動として大阪駅の構内の写真を撮り回ったことがあった。


今回ネガを丹念に見ると、普段のテツ活動であれば撮らないだろうな。と思われるシーンも数多くシャッターを切っている。
Nikkor58mmf1.4一本きりで、薄暗い構内を絞り開放に近い値で撮っているので、被写界深度も浅く、拙いものだが、現在の姿と比較してみると面白いかもしれないと思い、ここに掲載してみた。

 





あの当時は、昭和15年6月築の三代目駅舎だった。



まずは、西側からの様子。


8月というのに、窓が全開になっているということは・・・クーラーがなかったんだね。ご苦労様です。


西口広場は、青天の駐車場として使用して、ゆったりとした時代だった。


 



(現在の様子)


西口の駐車場部分は、高速バスの乗り場となっていて、2階部分には旅行会社なんかが入っているプレハブ建物ができているので、ここまでセットバックしないと撮影不可なのだ。

 


[More...]

「竜華機関区訪問」

 

これも、昔のお話・・・

 

関西本線の湊町?奈良の電化完成を直後に控えた昭和48年9月15日関西本線・久宝寺にある竜華機関区を訪れた。

竜華(りゅうげ)とは、その機関区のある場所・・・八尾市に合併される前の中河内郡龍華町に基づくものだが、とても神秘的な名前でおまけに扇形庫があるので、鉄道ファンにとっては聖地みたいなところだった。

(というか、勝手に聖地にしていた・・・。)



大阪環状線には、電化後の直通快速の試運転が始まっていた。


 

しかし、天王寺駅に足を踏み入れると昨日までと同じキハ35が、

    カラン♪カラン♪・・・とアイドリング音をたてていた。

このキハ35は、環状線の101系と同じく人気のない車両だったね。

[More...]

「?なヘンな駅?」

列車の長旅に疲れて、うつらうつらしていると、とある駅に到着。

停車の衝撃で惰眠を阻害され、ねぼけマナコをふと窓外に向けると・・・???

         

えっ! ???

?の駅・・・一体ここはどこだ。夢でも見ているようだ。

[More...]

汽笛一聲・阿房列車

Fuzzy Studio

Author : Fuzzy Studio




にほんブログ村 鉄道ブログ 鉄道写真へ

何カノキツカケガアレバ汽車ノ事ヲ一所懸命ニ記述シテヰル。子供ノ時ノ汽車に對スル憧憬ガ大人ニナツテモ年を取ツテモ抜ナイノデアラウ。


DSC01281切符


 阿房(あほう)と云ふのは、人の思わくに調子を合はせてさう云ふだけの話で、自分で勿論阿房だなどと考へてはゐない。
 
 用事が なければどこへも行つてはいけないと云ふわけはない。
 なんにも用事がないけれど、汽車に乘つて大阪へ行つて來やうと思ふ。   
    ・・・内田百閒「特別阿房列車」


        

What's New!

探し物はコチラ ノラや~

ファジー全輯

記事アクセス番付

木蓮や塀の外吹く俄風

本ブログアクセス總數

只今ノ閲覧者數

現在の閲覧者数:

♪鐵道ほとがら帖/昭和編

ファジー日記帖

09 | 2023/10 | 11
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -

直近ノ貴重ナル御意見

openclose

日没閉門 南山壽断章

蜀山人:世の中に人の来るこそうるさけ とはいふもののお前ではなし        

百鬼園:世の中に人の来るこそうれしけれ とはいふもののお前ではなし       にほんブログ村 鉄道ブログ 鉄道写真へ

ファジー我儘帖


古いLeicaやRolleiなどの寫眞機と・・・ IMG_0399.jpg

DSC06017.jpg

汽車ポッポや・・・ 1973-11-3叡電149

昔の電車と・・・
鴨東線061

由緒ある建物と・・・ DSC08821-1.jpg

古本・奇書や・・・
DSC03810.jpg

いにしへの文書・・・ DSC06596.jpg

79767587_49-1.jpg
などなど つまり往時を偲ぶ古色蒼然としたものが大好き。

・・・それとお酒
VIMG0013.jpg

洋酒と泡盛は、古酒ほどよろし・・・   

 

ご注意

記事のタイトルに「 」がついているものは、so-netブログから移設した2006.11.1~2008.3.31の過去記事です。

また、記事のタイトルに☆がついているものは、mixiから移設した2005.12.15~2006.12.16の過去記事です。

記事・画像の無断転載、無断ダウンロードはご遠慮ください。

月別回想録

お便り投函箱

名前:
メール:
件名:
本文:

タグクラウドとサーチ

> tags
C58 D51 草津線 関西本線 柘植 デナ1 八瀬遊園 叡山電車 修学院車庫 新八日市 八日市 貴生川 近江鉄道 近江八幡 豊郷小学校旧校舎群 ウサギとカメ ヴォーリズ 高宮 多賀大社 金亀 鳥居本 ハブ3 加悦鉄道 キハ08 2号機関車 ハ4995 富山 瑞龍寺 三郎丸蒸留所 雨晴海岸 白山総合車両所 北陸新幹線 ライカ JOBK ズミクロン 大手前 駅舎 各駅停車 山陰本線 こうのとり 雲海 竹田城 東京スカイツリー 定点撮影 鉄道開業150周年 名建築で昼食を 銀座ライオン 近代建築 土浦 フイルムカメラ 井笠鉄道 笠岡 コッペル 倉敷 やくも 美観地区 新粋 西天下茶屋 木津川 高野線 汐見橋 南海 二月堂 転害門 奈良監獄 聖林寺十二面観音 お水取り 蔵元豊祝 ヘキサノン きたまち 奈良 コニカ 般若寺 浜寺公園 南海電車 阪堺電車 セミ判 ハーバーランド Pearl 小西六 神戸 コンチェルト 神戸電鉄 粟生線 高野山 天空 橋本 JR 瀬戸 高松 80系 京都市電 近江路 金閣 サンライズ 寝台列車 285系 奈良公園 枝垂桜 氷室神社 奈良町 JR奈良 環状線 梅田 CLE ミノルタ クラシック アールデコ 灘駅 Retina クラシックカメラ 35mm レチナ 平成9年 鉄道 叡電 きらら デナ 叡電サブレ 特急 ナロー 近鉄 ひのとり 五條市 新町通り 五新鉄道 源兵衛 大阪地下鉄 鶴見緑地線 偕行社 惜別会 校舎 追手門学院 ハウステンボス 大村線 島原鉄道 新幹線 喫煙車 700系 カツオ 高知 土佐大正 塩タタキ 四国新幹線 トロッコ 乗り放題切符 JR四国 宇和島 福井 福田和子 武生 福井鉄道 小田原 箱根登山鉄道 強羅温泉 阪急 正雀 電車寝台 青函連絡船 釧網本線 国鉄 北海道 仮乗降場 阿波川島 琴電 こごみ 長野 Leica 岡山 Summilux Signet35 Kodak 大阪城 智頭急行 あわくら温泉 宮本武蔵駅 車輌 陸送 スーパーイコンタ 桜島線 ブローニ モノクロ 天保山渡船 オロテ D51-200 SLやまぐち号 津和野 スハテ 新山口 湯田温泉 松田屋ホテル 倉吉 はくと キハ181 三朝温泉 みのり 仙台 空港 松島 陸羽西線 陸羽東線 山形新幹線 新庄 奥羽本線 西九条 安治川口 クモヤ つるや 高湯 温泉 蔵王 山形 カツサンド 東北新幹線 E6系 E3系 那須塩原 E5系 寝台車 サンライズ瀬戸 スーパーレールカーゴ 城端線 氷見線 加越能鉄道 高岡 ネコ電車 長尾線 高徳線 志度線 今橋車庫 京浜急行230 コトデン 高松駅 高松築港 117系 大社駅 ムーンライト八重垣 一畑電鉄 デハニ 出雲大社前 ステンドグラス 京阪電車 プレミアムカー スイッチバック 木次線 しまかぜ ムーンライト九州 さくら 下関 門司港 はやぶさ 419系 越美本線 JRバス ムーンライトながら 岐阜 白鳥 美濃 八幡屋 浪速駅 JR貨物 C57 北びわこ号 C56 鳥取砂丘 岩井温泉 日本秘湯を守る会 鳥取 餘部 はまかぜ 岩美 瑞風 城崎温泉 山陰線 青春18切符 福知山線 Kodak エクター Tesser シネレンズ Ziess 安曇野 わさび ますすし 破砕帯 扇沢 室堂 黒四ダム 立山黒部アルペンルート アルペンルート 京阪3000系 富山地鉄 立山駅 コダック シグネット 味めぐりわかさ タンゴ・デイスカバリー マヤ スロフ12 跨線橋 下市口 グリーン 石亭 熱海 東海道線 西鹿児島 TSUBAME つばめ ビュッフェ JR九州 鹿児島中央 金沢 ルサール 昭和 ソ連 世田谷線 ラピート 関西空港 揖斐線 モ750 モ770 名鉄 モ510 彦根 米原 SL 人吉 赤うし弁当 8620 ハチロク 阿蘇神社 熊本 肥薩線 真幸 矢岳 しんぺい号 大畑 はやとの風 C55 吉松 鹿児島 霧島温泉 鹿児島市電 九州新幹線 八軒家 天満橋 ダックツアー 水陸両用車 徳島線 高松琴平電気鉄道 土讃線 岐阜市内線 黒野駅 C56 Leica 臨港貨物線 天下茶屋 阪堺線 阪神電鉄 阪神淡路大震災 阪急電鉄 ハスカップ 混浴 青森 酸ヶ湯温泉 はまなす すすきの アイアンホース しずか 大勝 小樽 札幌 湯原温泉 八景 砂湯 遷喬小学校 真庭市 久世 キハ127 えきそば 姫新線 義経号 蒸気機関車 梅小路 スーパーはくと 温泉津温泉 サンライズ出雲 薬師湯 温泉津 スーパーおき おとなびパス 山口線 博多 官営鉄道 鉄道遺産 明治 ツツジ 蹴上浄水場 京津線 地下鉄サリン事件 平成7年 特別警戒実施中 造幣局 泉布観 大阪環状線 四国鉄道文化館 今治 しまなみ街道 アセチレン カーバイド 交通科学博物館 EF52 P-6 デイ100 大震災 向日町 神足 三条通 京阪 京都 蹴上 竹鶴 マッサン 竹原 尾道 湯坂温泉 白市 かんぽの宿 酒蔵 くろんぼ 西条 広島 18切符 臨港線 なみはや大橋 阪神電気鉄道 阪神電車 なんば駅 貴志川線 タマ駅長 叡山電鉄 鞍馬 デナ21 木津川駅 南海高野線 連絡船 宇野 万年筆 デルタ 豊浜 予讃線 天保山 桜島 USJ 櫻島線 北港運河 曝涼展 モハ52 流電 あべの 明治屋 リニア・鉄道館 汽車会社 蒸気動車 湯田中 角屋ホテル 長野電鉄 屋代線 大阪国際空港 小郡 雀田 宇部 モ253 大和川橋梁 モ301 サントリーミュージアム 大阪 テッサー ヤシカ コンタックス 汐見橋線 山代温泉 レディー・カガ グランフロント大阪 懐石 バー ホワイトラベル ズームカー 本線 南海電鉄 機銃掃射 太平洋戦争の痕跡 福島 地下工事 保存 大阪市電 投書箱 吊り手 花園橋 緑木車庫 2階建て電車 市電保存館 キハ58 播但線 ロングシート だるま レールバス 日野駅 キャブオーバーバス ボンネットバス 西大寺鉄道 軽便鉄道 キハ7 北陸本線 金沢駅 和倉温泉駅 福井駅 博物館 関西文化の日 上田交通 丸窓電車 梅小路蒸気機関車館 動画 C62 長崎駅 スキー列車 シュプール号 原鉄道模型博物館 沼津魚がし鮨 橿原 藤原京 今井町 薬師寺 アテンダント 北近畿タンゴ鉄道 舞鶴 肉ジャガ 海上自衛隊 ハクレイ酒造 丹後由良 山椒大夫 由良のと KTR 久美浜 京丹後 玉川 碧翠御苑 昭和レトロ 銭形 観音寺 梅干 善通寺 キハ07 関東鉄道 気動車 梅田駅 大阪市 地下鉄 片町線 忍ヶ丘 城東線 桃山 桃谷 四條畷 関西鉄道 宮崎駅 宮崎空港 特急冨士 南宮崎 大淀川 宮崎 鉄橋 ジョイフルトレイン大分 日豊本線 試作B編成 A編成 試作車 B編成 戦車 武器学校 自衛隊 長浜 旧型客車 北近畿 湯村温泉 客車 20系 フォトニュース クロ151 こだま 大阪市営地下鉄 壁面工事 きぬ けごん 鬼怒川 東武鉄道 オリエント急行 大阪駅 '88 オリエント・エクスプレス プルマン エーデル丹後 マイテ49 謹告 大阪港 城崎 大井川鉄道 世界帆船まつり カメラ 亀岡 丹波 エレベータ 有馬温泉 X線駅名板 明知鉄道 開運なんでも鑑定団 炎暑 筑豊 平成筑豊鉄道 直方市石炭記念館 直方 筑豊電鉄 春日大社 汐留 ビール 大阪ドーム 阪和線 紀勢本線 路面電車まつり 阪堺電鉄 写真展 北新地 四国中央市 阪神 野上電鉄 東大阪 熊野街道 四国 東洋現像所 地震 写真集 白髪橋 明治天皇 ローライ 大阪府 かにカニはまかぜ JR カニ 関西汽船 加古川線 大阪帝国ホテル 信越本線 東京 和歌山 みや乃 さよならSL南紀号 平成22年 上毛電鉄 D51伊賀号 正月 大正 茨城 伊勢海老・魚料理 住吉大社 千葉 総武流山電鉄 大阪市交通局 阿倍野 田老町 岩手 障子 小学校 常磐線 境港 レトロ 有馬 ライツ リコー アンプ 土用丑の日 0系新幹線 切符 第二次世界大戦 串かつ 大阪市営高速鉄道 四天王寺 重要文化財 大阪中央郵便局 ベスト判 YouTube 室内ゲーム SONY 九州 仮株券 大阪臨港線 スイッチャー 福山 姫路駅 北九州 産業遺産 ニコン 水郡線 SL白鷺号 香住 伊予鉄 松山 讃岐 阪神甲子園線 最新大阪市街全図 厚木 米寿 西梅田 ローライフレックス 美協子ども展 仙台空港鉄道 仙台市電保存館 東京中央郵便局 雑誌 惜別 原爆 おおさか市営交通フェスティバル 木通 NHK連続テレビ小説 ホテル大阪ベイタワー 東武東上線 天皇 鉄道省 写真機 ドレッシング 鶴橋 上湯温泉 白浜 十津川温泉 奈良交通 南海本線 登檣礼 パーティ 稲田朋美 ブログ 掛布 二眼レフ 大阪市立科学館 しおじ 猪苗代 奈良機関区 鉄道博物館 プラレール デジカメ 報道写真 淡路島 国産フイルム 大阪府庁 長崎 鉄道時計 QE2 黄綬褒章 九州鉄道記念館 門司 京阪特急 播州赤穂 青蔵鉄道 0系新幹線 満鉄 えちぜん鉄道 大神神社 引越し 山陰 ポスター 青梅線 青梅鉄道公園 広島市電 ブラック イカリソース 学校 ディズニーリゾート 鉄道模型 恋道路 陶芸 ゲルツ フスマ 伊勢志摩 珍味 送別会 世界地図 こども 山陰鉄道 居酒屋 JR西日本 生駒 立ち飲み 華麗なる一族 誘導タイル キリン 一眼レフ てっちり 京橋 くじら肉 あじ平 祝勝会 忘年会 心斎橋大丸 子供 幼稚園 ブルートレイン 電車 大阪市営交通局 自転車 ワイン ホクトレンダー 古文書 ネコ B級グルメ 西宮 時計 suica 茗渓会 泉州 寝台急行 荒神橋 高射砲 液晶テレビ セントレア 半田 高山 信州 官報 AERO usj トマソン よいこのびいる 宝くじ そばや 香川

長崎の鴉・・長崎阿房列車

段段車窓が薄暗くなり、汽車が次第に濃ひ夕闇へ走り込んで行く時に聞く汽笛の響きは、鼻へ抜けたかさ掻きのやうな電氣機關車の聲よりも、蒸氣機關車の複音汽笛が旅情に相應しい。


          


  いつの間にか窓が眞暗になり、窓硝子に響く汽笛の音が、蒸氣機關車C62の複音に變つてゐる。


          
にほんブログ村 鉄道ブログ 鉄道写真へ

RSSフィード

Copyright © Fuzzy Studio