昭和54年 筑波鉄道・筑波線 常陸小田駅探訪
- Sat
- 00:00
- ∇鐵道ほとがら帖/昭和編 - ├昭和53年-昭和54年

茨城県の筑波山の麓のつくば市に、小田というところがある。
そこには、筑波鉄道・筑波線の常陸小田駅というのが・・・あった。

駅近くには北畠親房が神皇正統記を著した場所として伝えられている小田城址がある。
北畠顕家ゆかりの地として、阪堺線の北畠電停を前々回のブログ記事「熊野街道の起点を歩く(10)」で掲載したが、そのときふと思った・・・確か顕家の父親である北畠親房ゆかりの常陸国小田城址の写真があったはずだと。
探すときちんとネガが保存されていたので、今回はその父親である北畠親房ゆかりの地と筑波鉄道・筑波線を記事にしてみた。
北畠親房は、後醍醐の建武の新政が開始されると、関東地方に南朝勢力を拡大するために、常陸国に入り各地の豪族を頼ったのちこの小田氏の本拠地であるここ小田城に移った。親房はそこを地盤として陸奥国白河の結城親朝はじめ関東各地の反幕勢力の結集を呼びかけるとともに、南朝を正史とする歴史書「神皇正統記」を著したのだった。

その城跡の小山のようなところから筑波鉄道・筑波線を見下ろすと、つくば山をバックに走るディーゼルカーの姿を美しく望むことが出来た。
昭和54年5月3日の憲法記念日にその旧跡を訪れるとともに、しばらく写真撮影を試みた。

常陸小田~常陸北条にて
この日は、筑波山もはっきり見え黄金週間らしく天気の頗る良い穏やかな日和だった。
筑波まで つづく青田の ひろさかな 平塚らいてう
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奥久慈サイクリングと“たから号”仕様のヨ5000
- Thu
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- ∇鐵道ほとがら帖/昭和編 - ├昭和53年-昭和54年
昭和53年6月21日大学のサイクリング部の活動として、奥久慈を走る。
水郡線の河合駅までは国鉄で移動する。
途中水戸駅では、なんとコンテナ特急「たから号」仕様の淡緑色のヨ5000に遭遇し、大いに驚く!

「たから号」は、昭和34年に東京(汐留)?大阪(梅田)に誕生したコンテナ特急だが、この列車の車掌車ヨ5000も、当時の一般的な貨物列車の最高速度65 km/hを大きく上回る85 km/hの高速運転に耐えるよう特別の車軸を装備していた。
・・・・・・・
あわてて輪行バックからカメラを取り出す。
取り出したカメラは、サイクリング中壊れても惜しくないものということで、いつものミノルタ・ハイマチック・・・(セレン露出計の具合が好くないので写りが悪いがご容赦の程を・・・)

水郡線の河合駅までは国鉄で移動する。
途中水戸駅では、なんとコンテナ特急「たから号」仕様の淡緑色のヨ5000に遭遇し、大いに驚く!

「たから号」は、昭和34年に東京(汐留)?大阪(梅田)に誕生したコンテナ特急だが、この列車の車掌車ヨ5000も、当時の一般的な貨物列車の最高速度65 km/hを大きく上回る85 km/hの高速運転に耐えるよう特別の車軸を装備していた。
・・・・・・・
あわてて輪行バックからカメラを取り出す。
取り出したカメラは、サイクリング中壊れても惜しくないものということで、いつものミノルタ・ハイマチック・・・(セレン露出計の具合が好くないので写りが悪いがご容赦の程を・・・)

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昭和54年 江ノ電初乗車
- Sun
- 00:00
- ∇鐵道ほとがら帖/昭和編 - ├昭和53年-昭和54年
(前回からのつづき)・・・昭和54年11月30日のことである。
鶴見線の旧型国電を堪能した後、まだ時間があるので東海道線で藤沢まで下る。
まだ利用したことのない江ノ島電鉄の初乗車が目的だ。
この鉄道も明治35年開業の老舗である。

国鉄の藤沢駅も近々建て直されるようだ。
完成予想図が妻板に掲げられている。

鶴見線の旧型国電を堪能した後、まだ時間があるので東海道線で藤沢まで下る。
まだ利用したことのない江ノ島電鉄の初乗車が目的だ。
この鉄道も明治35年開業の老舗である。

国鉄の藤沢駅も近々建て直されるようだ。
完成予想図が妻板に掲げられている。

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昭和54年 鶴見線の旧型国電訪問記(その3)
- Fri
- 00:00
- ∇鐵道ほとがら帖/昭和編 - ├昭和53年-昭和54年
前回からのつづき・・・昭和54年11月30日のことだった。
・・・さすがにこのあたりは、工業地帯で工場が林立していて引込み線が多く張りめぐらされている。

次の訪問地である扇町駅は武蔵白石から一本で行ける。

原型を頗る良好に保っているクモハ73289が進入してきた。
・・・さすがにこのあたりは、工業地帯で工場が林立していて引込み線が多く張りめぐらされている。

次の訪問地である扇町駅は武蔵白石から一本で行ける。

原型を頗る良好に保っているクモハ73289が進入してきた。
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昭和54年 鶴見線の旧型国電訪問記(その2)
- Wed
- 00:00
- ∇鐵道ほとがら帖/昭和編 - ├昭和53年-昭和54年
昭和54年 鶴見線の旧型国電訪問記(その1)
- Mon
- 00:00
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今は昔・・・昭和54年11月30日のことだった。
以下は、当時の日記からの抜粋
レイルの昭和55年1月号によれば、川崎の鶴見線に12月4日をもって101系が投入され、来年1月には旧型国電が廃車になるとの情報を得たので、急遽カメラを持って神奈川に向かう。
もう12月というのに気温は比較的高く所謂小春日和の一日であった。

旧鶴見臨港鉄道時代の雰囲気が色濃く残るガランとした鶴見駅鶴見線ホームにて。
ここで、ぶどう色の旧型国電に出会うが、この色合いは、東海道・山陽本線でも見慣れていたため、いささか懐かしさを憶える。
スカ色のようなお洒落気はないが、阪和・片町線のようなオレンジバーミリオンより落ち着いていて好感が持てる。
以下は、当時の日記からの抜粋
レイルの昭和55年1月号によれば、川崎の鶴見線に12月4日をもって101系が投入され、来年1月には旧型国電が廃車になるとの情報を得たので、急遽カメラを持って神奈川に向かう。
もう12月というのに気温は比較的高く所謂小春日和の一日であった。

旧鶴見臨港鉄道時代の雰囲気が色濃く残るガランとした鶴見駅鶴見線ホームにて。
ここで、ぶどう色の旧型国電に出会うが、この色合いは、東海道・山陽本線でも見慣れていたため、いささか懐かしさを憶える。
スカ色のようなお洒落気はないが、阪和・片町線のようなオレンジバーミリオンより落ち着いていて好感が持てる。
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ナローゲージ 近鉄・北勢線探訪(その2)
- Mon
- 00:00
- ∇鐵道ほとがら帖/昭和編 - ├昭和53年-昭和54年
ナローゲージ 近鉄・北勢線探訪(その1)
- Fri
- 00:00
- ∇鐵道ほとがら帖/昭和編 - ├昭和53年-昭和54年
昭和53年2月15日近鉄北勢線を探訪したときの様子
上本町から近鉄特急に乗って桑名へ行き、西桑名から日近鉄北勢に乗車。
数少ないナローゲージを味わおうと思う。

上本町にて。
この10100系(ビスタII世)も随分数が減ってきた・・・この後1年後の昭和54年10月には全車が姿を消すことになる。
上本町から近鉄特急に乗って桑名へ行き、西桑名から日近鉄北勢に乗車。
数少ないナローゲージを味わおうと思う。

上本町にて。
この10100系(ビスタII世)も随分数が減ってきた・・・この後1年後の昭和54年10月には全車が姿を消すことになる。
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「国鉄・桜井線?香久山駅」
- Sun
- 21:57
- ∇鐵道ほとがら帖/昭和編 - ├昭和53年-昭和54年
「ED16を求めて・・・青梅線探訪(2)」
- Thu
- 07:40
- ∇鐵道ほとがら帖/昭和編 - ├昭和53年-昭和54年
「霊柩車と呼ばないで・・・青梅線探訪(1)」
- Mon
- 08:49
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