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昭和55年 関東鉄道・常総線・水海道機関区訪問記(後編)

(前回からのつづき)


昭和55年5月現在の常総線は、キハ07の改造車両のほかにも、かなり特異な面々が在籍していた。

19800510茨城交通・日立電鉄205-1

これは、キクハ1形の1号。

本来電車であった小田急のクハ1650形を昭和44年に譲受けた車輌である。(H1廃車)

19800510茨城交通・日立電鉄206-1

反対側の風情を見てもやはり出自が電車であることは隠せないような感じがしてならない。

19800511関東鉄道・常総線603-1

これはキクハ4号車である。元小田急クハ1653で1号車と同時期にやってきた。(S59廃車)

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昭和55年 関東鉄道・常総線・水海道機関区訪問記(前編)

今日は、懐かしい話題をひとつ提供いたしましょう・・・



昭和55年当時非電化の最大私鉄といえば、この関東鉄道であった。

その中でも常総線の車輌基地である水海道車庫は最大勢力であり実に多彩な車輌を見ることが出来た。

関東鉄道の他の路線はすでに当ブログにてご紹介済みである。


昭和55年3月31日 旧関東鉄道・筑波線(筑波鉄道・筑波線)コチラ

昭和55年3月31日 旧関東鉄道・鉾田線(鹿島鉄道・鉾田線)コチラ

昭和55年5月11日 関東鉄道・竜ヶ崎線コチラ


他の路線はこのように随分前に記事にしていたが、常総線だけは何故か掲載するのをためらっていた感がある。

なぜなら車輌紹介に終始しているようで、一部のマニア以外には面白くなかろうと考えていた節があるからだ。

しかし、この路線を紹介しないままでは関東鉄道の全路線を制覇したことにならないし、30年以上経過して改めてネガを見直してみると、現在では見ることができないユニークな顔立ちの車輌が数多く存在する事が確認できた。

思い立ったが吉日・・・遅ればせながら本日記事としてアップすることとした。




昭和55年5月11日快晴の常総線・水海道(みつかいどう)を訪問する。

19800511関東鉄道・常総線608-1

水海道駅にて キハ614+キハ613+キハ501

非電化区間は、架線ポールがないため駅構内もすっきり広く感じられる。

19800511関東鉄道・常総線606-1

上記の列車を後方に入れてのワンショット  右は元電車であったキサハ66ほか


さてさて、車庫内を見学に向かう・・・

19800511関東鉄道・常総線600-1

純木造の機関区事務所にて許可を得て車庫内を撮影して回ることに・・・


19800511関東鉄道・常総線616-1

今になって思うことだが・・・こういうシーンは、知らない間にその姿を消してしまった。


19800511関東鉄道・常総線615-1

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昭和55年 常磐線・偕楽園臨時乗降場

昭和55年の早春のこと。


水戸・偕楽園で梅祭りをやっていると聞いた。

しかも普段は営業していない常磐線の「偕楽園臨時乗降場」が使用されていると知り、それではと・・・3月3日暇な仲間を連れて出かけた。


土浦駅の寸景

19800303水戸偕楽園557-1

上りの寝台特急ゆうづる14号が、前面に雪を付着させたまま上野に向かっていった。
北国は、まだまだ梅の季節というわけではなさそうだ。


関東鉄道から筑波鉄道となった筑波線は、昔から変わらない毎日の風景である。

19800303水戸偕楽園559-1

元国鉄キハ1047・・・国鉄からは昨年(昭和54年)譲り受けたばかりの新車!


19800303水戸偕楽園558-1

次位の車輛は元雄別鉄道キハ105で昭和45年に譲受けたキハ812

19800303水戸偕楽園560-1

2番線は、8時11分発平行き・・・これに乗車して水戸へ

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昭和56年の国鉄・小海線訪問記

前回からのつづき・・・

昭和56年11月30日 4泊5日の日程で行われた軽井沢におけるスケートの集中授業も無事終了し、お昼には現地での解散となった。

せっかく軽井沢まで来たのだから、そのまま帰るのは何とも惜しい・・・いつもの放浪癖がむずむずと騒ぎ出した。

次回浅間山を眺めるのはいつの日になるか判らないし、思い切って小海線を探訪することとした。

もちろん「高原のポニー」と称されたC56の現役の姿は望むべきもないが、日本最高地点を通過する路線であるので、訪れても損はないだろう。

19811126軽井沢スケート004-1

中軽井沢駅では、みんなとは反対側のホームに佇み、13:25急行「信州1号」長野行きに乗車する。

右手に浅間山をながめつつ、信濃追分・御代田を経て13:43小諸に到着。ここからは小海線である。

19811126軽井沢スケート006-1

乗車すべき列車は、13:56発の普通列車小海行 142D


車輌は、キハ52とキハ57の二輌編成だが、もちろん味わい深いキハ52135に乗車する。


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軽井沢スケートセンターでのスケート授業

熱戦が続くバンクーバー冬季五輪であるが、TVに映し出されるスケートリンクを見ていて思い出した。


それは・・・




昭和56年11月26日 大学のスポーツ集中講義(スケート)を受講すべく軽井沢に向った時のことである。

4泊5日の課程となるので、それなりの荷物を抱えて列車に飛び乗り、上野から高崎までは普通列車で行った。


高崎駅では、昭和48年の中学修学旅行以来の再会となる上信電鉄を確認するために、当該ホームまで足を運ぶ。

19811126軽井沢スケート005-1

新旧取り混ぜての車輛がうかがえた。

19811126軽井沢スケート996-1

この先にも新車がいるようだが・・・。



また高崎駅は、翌年の昭和57年11月の上越新幹線の開通に向けホーム改装の真っ最中であった。

後方に巨大な新幹線ホームが建設中である。

19811126軽井沢スケート999-1

ここからは数少ないEF6229が牽引する客車列車に揺られて難所碓氷峠を越える。

(このEF6229は、来る昭和59年2月の改正により、下関に配置転換となり、山陽・東海道線で荷物列車を牽引する姿を見せるようになるのだが、この時はそんなことは知らない。)

19811126軽井沢スケート998-1

横川では、後尾にEF63を二輌連結し、本機と後補機とのホイッスルの掛け合いも心地よく、66.7パーミルを登りゆく。

昨夜の雨はこの地では雪だったようで所々に積雪が見られ初冬を感じる。

煉瓦造りのメガネ橋を左方に眺めつつ隧道をいくつも抜けて軽井沢に到着する。

駅前のEC40も多少色あせた感じはあったが昔のままに鎮座しているのを確認したが、これより先は未踏の地となる。

心がけて車窓を眺む。

しかしながら、程なくして下車駅「中軽井沢」に到着。

同じ学生らしき数名と降り立ち、ともにバスにて合宿地である「塩壺温泉ホテル」に向う。

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豊穣の筑波路・・・筑波鉄道めぐり

昭和56年9月27日当時の日記より・・・

素晴らしい秋晴れの一日・・・「筑波の秋」を撮らんと自動車を飛ばして筑波鉄道を追う。

19810927筑波鉄道・田土部760

まづは、土浦駅に近いところにある、レンコン畑が広がる「虫掛」に向かう。

19810927筑波鉄道・田土部762

このレンコン畑の大きさは、並ではない・・・日本随一の生産地である。

19810927筑波鉄道・田土部830

しかし、この駅名板は何だ? 隣の駅はどこ?  新土浦? 坂田?

よ?く見れば、反対ホームにあったものを持ってきたもののようだ。

それで右・左の駅が逆転したので上書きしたもののようだが、それにしてももう少し上手にできなかったのだろうか?

19810927筑波鉄道・田土部761

彼方に見えるは、建設中の国道6号線の土浦バイパスか・・・。

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国鉄・木原線と久留里線寸描

昭和56年8月21日 千葉・館山にある大学研修所に向かう途中に立ち寄った、千葉県内の国鉄・緒路線を横断した道中記なりなり。





当時の日記から・・・

19810808吹田モハ52742-1

自動車で級友を乗せて出発。まづは国鉄・八街(やちまた)駅近くで総武本線と交叉する。

運転しながらもカメラを手許に置いているのは、我ながらアッパレ。


19810808吹田モハ52743-1

さらに進むと外房線・茂原(もばら)駅に到着 

この辺りの中枢駅となっているようで駅前には路線バスやタクシーの姿も多く見受けられる。

19810808吹田モハ52745-1

しかし、軒先の日変わりカレンダーといい、入り口辺りの雑然さといい、昭和30年代を色濃く残している駅舎だ。

また、近々高架工事の予定もあるようだが、国鉄の厳しい経理状態で円滑に進行するものだろうか?

(注:同駅の高架化は、昭和61年10月に完成している。)



次に廃止される予定があるという国鉄・木原線(現:いすみ鉄道)の見学に向かう。

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昭和56年の総武流山電鉄

これも昭和のお話・・・

1981年交流山電鉄687-1

昭和56年5月2日たまには賑やかなところにも行ってみるか・・・と都会の空気を感じるために原宿を訪れるが・・・

1981年交流山電鉄688-1

駅前の人の多さもさりながら・・・この「原宿ホコ天」の様子には、驚いた。

1981年交流山電鉄689-1

昭和55年にはいわゆる「竹の子族」が全盛だったが、わずか1年後のこの頃になると、リーゼントに革ジャンというファッションでロカビリーに合わせツイストダンスを踊るグループ「フィフティーズ系」が登場し、竹の子族をすっかり駆逐していた。



人の多さにげんなりして、早々と切り上げる。

そして、まだ訪れたことのなかった総武流山電鉄に向かう。

常磐線の馬橋から流山まで通じている鉄道は、大正5年に開通した流山軽便鉄道の路線をそのまま今に引き継いでいる。

1981年交流山電鉄690-1

先ほどの原宿風景との余りの違い・・・なんだこの落差は!!

しかし反面ホッとする自分自身がいたことも否めない。


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赤字ローカル線 国鉄・真岡線 探訪

昭和56年1月15日と同年5月3日の2度、国鉄真岡線(もおかせん)を訪れたときのレポート

同線は、昭和59年6月には廃止予定の栃木県にある赤字ローカル線である。

1981年真岡線707-1

水戸線・新治附近 筑波山を遠景に配し、シルエットで撮ってみた。

真冬の凛とした空気が心地よい



1981年真岡線708-1

迷彩色が特異な真岡機関区(水戸機関区真岡支区)


1981年真岡線709-1

国鉄気動車色を残すキハ20246

この当時の同線には、キハ20とキハ25ばかりが屯していた。

(因みに、キハ20の片運転台仕様であるキハ25は、使い勝手が悪かったのか、国鉄分割民営化を待たずに全車両廃車の憂き目にあっている。)

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昭和55年銚子電気鉄道探訪 黒装束のデキ3

昭和55年10月3日銚子電鉄を訪問する。

もちろん目的は、現役最古参の電気機関車であるデキ3を拝みに行くためだ。


19801003銚子電鉄651-1

国鉄・銚子駅

R0015510-1_20090920210618.jpg

19801003銚子電鉄639-1

仲ノ町に行くと、構内片隅に、ご本尊が鎮座されてござった。 

ああ、ありがたい!

19801003銚子電鉄642-1

ヤマサの醤油工場脇で、黒色の精悍なボディに身を包み静かに佇むデキ3の姿があった。

また上部の架線支えを兼ねた軒先とその朽ち具合が・・・なんとも魅力的!

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昭和55年 伊豆箱根鉄道で天城越え

昭和55年3月4~6日大学の某クラブの合宿が、天城山中であった。

現地集合である。

19800303水戸偕楽園574-1

朝の土浦駅では、筑波鉄道線に古武士のようなキハ462が就役していた。

嬉しくなって早速カメラを向ける・・・

19800303水戸偕楽園575-1

サイドも一枚・・・


東京からは、新幹線で三島へ行くのが手っ取り早いが、在来線であちこちの風景を楽しみながら目的地に向かうのが小生のライフスタイルに適っている。

東海道線の快速列車で下る。

国府津(こうづ)では、御殿場線が活況を呈していた頃の名残の機関庫が姿を見せた。

19800303水戸偕楽園576-1

すでに転車台はなく、一台だけ残っていたD5272の姿も見えず、本体の取壊しも時間の問題なのか。

日本最初のコンクリート製扇形庫として貴重な存在だったが・・・

19800304伊豆箱根鉄道577-1


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昭和55年 日立電鉄と院電ホデ6123

過日、昭和53年水戸駅でコンテナ特急「たから」塗装のヨ5000をご紹介した。

そのとき常磐線の大甕駅でちらりと日立電鉄の姿を写真にとどめたが、やはり気になる鉄道なので、再度同鉄道を訪れた。

19800510茨城交通・日立電鉄199-1

これは、昭和55年5月10日茨城交通湊線を訪れたその勢いで日立電鉄・鮎川まで足を伸ばした時のレホートである。

この鉄道名前のとおり日立製作所傘下の鉄道だったが、平成17年3月末日をもって廃止された。

19800510茨城交通・日立電鉄200-1

左横には、国鉄常磐線が走っている。


19800510茨城交通・日立電鉄200-2

しかし、ホームに屋根がないのは、乗客の皆さんへのサービスに欠けるのでは・・・と思ってしまう。

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昭和55年の茨城交通・湊線

昭和55年5月10日茨城交通鉄道の湊線を探訪する。

19800510茨城交通・日立電鉄157-1
常磐線・勝田駅

茨城交通鉄道は、国鉄の勝田駅から阿字ヶ浦までの14.3kmの非電化鉄道

(現在では、ひたちなか海浜鉄道湊線という)


19800510茨城交通・日立電鉄158-1

中央に同鉄道の車両が見える。

ちょうど上り特急のひたちが出発していった。

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オリジナル復元!流電モハ52001

前回は、飯田線の流電をご紹介したが・・・今回はそのオリジナルの話。



時は移ろい、昭和56年8月8日。   テツ仲間の誘いがあり、雨の吹田機関区を訪れる。


復元保管している流電モハ52001が見学できるとの報を得たからである。

モハ52001-4


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「軍艦駅・土浦」

先日、筑波鉄道をご紹介したときに付記したが、国鉄常磐線・土浦駅本屋の取毀時の資料がこれだ。



駅舎の撮影日は、ネガ袋の記載によれば昭和56年12月14日とある。

建て替えのため旧本屋での営業を取りやめた翌日のことだった。




昭和11年築の土浦駅・・・長く伸びた庇をデッキに、そして塔屋を艦橋にみたてて、


その様子から軍艦駅と呼ばれていた。


 


もとより、ここは、霞ヶ浦の予科錬があったところ。



昭和56年12月12日の朝日新聞によれば・・・


・・・現駅舎が昭和11年に建ってから45年。戦争中は、海軍航空隊の将兵や予科練生、その面会人の乗り降りで賑わい、戦後は東京からの米の買出し人でごったがえした。
軍都にふさわしい軍艦駅としても親しまれ、多くの人々の哀歓を見つめてきたが、科学万博を前に姿を消す。ご苦労さん、さようなら・・・。


・・・昭和4年には、世界一周の飛行船「ツェッペリン号」が飛来、上下それぞれ5本の臨時列車が30万人の観客を運び、同6年にはリンドバーグ夫妻を迎えて「ツチウラ」の名も国際的になった・・・


 


 



その土浦駅も今朝からその営業をやめた。




19811225野沢スキー800-1

12月後半のホームからの駅本屋・・・改札口がベニアで閉じられている




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「筑波鉄道 筑波線」

今日は、筑波鉄道。


この鉄道も歴史がある。
大正7年には早くも、常磐線の土浦駅から水戸線の岩瀬駅まで通じていたが、いまでは鹿島鉄道同様、廃止されて存在しない。


昭和55年当時、土浦駅にたまに姿を見せる旧国鉄キハ04の美しさには何度も目が釘付けになったものだ。


霞ヶ浦の予科練の玄関口でもあった木造の土浦駅は、その姿から軍艦駅とよばれていたが、つくば科学博を契機に駅ビルに建て直されてしまった。


今となっては昔の話だ。(写真と当時の新聞記事は保存しているので、後日ご披露しよう)


 


(閑話休題・・・それはさておき)


これは、また土浦軍艦駅が健在であった当時、筑波鉄道の真鍋車庫を訪れた際の記録である。


土浦駅に近い真鍋駅・・・ここに車庫がある。


程よいシーナリーである。


駅ホームからの風景・・・ここから車庫が一望できるのが嬉しいね。



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「鹿島鉄道 鉾田線」

関東鉄道の竜ヶ崎線に引き続いては、今回は鹿島鉄道 鉾田線。


これも昭和55年訪問した内容。


国鉄常磐線の「石岡」から「鉾田」までを結ぶローカル鉄道で歴史は、大正13年に遡る。


 


これは、鹿島鉄道・鉾田駅本屋



木造瓦葺家屋に、強引に戦前のモダニズムを取り入れた意匠がそのまま残っている。


?


 長驛と右書きなのが嬉しいね。昨今のレトロブームにあやかったものではなくず~っと昔からこのまま!


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「関東鉄道 竜ヶ崎線」

  新年会も一段落ついたし、寒さゆえの出不精な休日が続いているので、


  とれとれピチピチの新鮮なブログネタがない


   いっそ雪でも積もれば、それはそれでカメラをお供に戸外へ飛び出す契機


  ともなるのだが・・・。



   まあ、こんな冬の日は、静かに大バッハの器楽曲などを聴きながら・・・


  昔日を思い出してみるのも悪くない


 


   ・・・ということで、ファジーの得意とする昔話のはじまり?はじまり・・・チョン!


 


今は昔・・・28年前の茨城の関東鉄道のお話。


昭和40年に常総筑波鉄道と鹿島参宮鉄道とが合併して発足した関東鉄道は、以来日本最大の非電化私鉄の名誉を担ってきたが、昭和54年4月1日をもって筑波線を筑波鉄道とし、鉾田線を鹿島鉄道として分離分割譲渡された。


この分割から1年ほどたった昭和55年5月、ファジーは有り余る時間を持て余して、関東鉄道竜ヶ崎線および筑波鉄道筑波線ならびに鹿島鉄道鉾田線を訪れた。


そこには、今では考えられない「てっぱく(鉄道博物館)」保存級の貴重なディーゼル車が現役で活躍していた。


まずは、関東鉄道の竜ヶ崎線・・・いってみよう!




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「ベルニナ号」

前回、古い写真を掲載したが、モノはついでと・・・


そのときもう一箇所訪れたところを、ここに併せてご覧いただきましょ。


 


今は昔・・・


箱根登山鉄道に何十年ぶりに新型車両1000系ができたという情報を得たので、


NikonFにKodachromeを詰め込んで出掛けた。


昭和56年3月15日のことであった。



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汽笛一聲・阿房列車

Fuzzy Studio

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何カノキツカケガアレバ汽車ノ事ヲ一所懸命ニ記述シテヰル。子供ノ時ノ汽車に對スル憧憬ガ大人ニナツテモ年を取ツテモ抜ナイノデアラウ。


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 阿房(あほう)と云ふのは、人の思わくに調子を合はせてさう云ふだけの話で、自分で勿論阿房だなどと考へてはゐない。
 
 用事が なければどこへも行つてはいけないと云ふわけはない。
 なんにも用事がないけれど、汽車に乘つて大阪へ行つて來やうと思ふ。   
    ・・・内田百閒「特別阿房列車」


        

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長崎の鴉・・長崎阿房列車

段段車窓が薄暗くなり、汽車が次第に濃ひ夕闇へ走り込んで行く時に聞く汽笛の響きは、鼻へ抜けたかさ掻きのやうな電氣機關車の聲よりも、蒸氣機關車の複音汽笛が旅情に相應しい。


          


  いつの間にか窓が眞暗になり、窓硝子に響く汽笛の音が、蒸氣機關車C62の複音に變つてゐる。


          
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