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昭和54年 筑波鉄道・筑波線 常陸小田駅探訪

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茨城県の筑波山の麓のつくば市に、小田というところがある。

そこには、筑波鉄道・筑波線の常陸小田駅というのが・・・あった。


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駅近くには北畠親房が神皇正統記を著した場所として伝えられている小田城址がある。

北畠顕家ゆかりの地として、阪堺線の北畠電停を前々回のブログ記事「熊野街道の起点を歩く(10)」で掲載したが、そのときふと思った・・・確か顕家の父親である北畠親房ゆかりの常陸国小田城址の写真があったはずだと。

探すときちんとネガが保存されていたので、今回はその父親である北畠親房ゆかりの地と筑波鉄道・筑波線を記事にしてみた。

北畠親房は、後醍醐の建武の新政が開始されると、関東地方に南朝勢力を拡大するために、常陸国に入り各地の豪族を頼ったのちこの小田氏の本拠地であるここ小田城に移った。親房はそこを地盤として陸奥国白河の結城親朝はじめ関東各地の反幕勢力の結集を呼びかけるとともに、南朝を正史とする歴史書「神皇正統記」を著したのだった。

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その城跡の小山のようなところから筑波鉄道・筑波線を見下ろすと、つくば山をバックに走るディーゼルカーの姿を美しく望むことが出来た。

昭和54年5月3日の憲法記念日にその旧跡を訪れるとともに、しばらく写真撮影を試みた。

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常陸小田~常陸北条にて

この日は、筑波山もはっきり見え黄金週間らしく天気の頗る良い穏やかな日和だった。


筑波まで つづく青田の ひろさかな  平塚らいてう


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熊野街道の起点を歩く(11) 住吉大社~遠里小野

(前回からのつづき)

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住吉さんの東門から構内に入ると、すぐに楠木をご神体としてお祀りする楠珺社(なんくんしゃ)の前に出る。

この境内には楠木の巨木がとにかく多く、その下を歩むだけで楠木特有の樟脳の香りを感じることができ清清しい。

ここまで来たからには、先人同様ご本社に参詣せねば・・・と思って第一本宮に立ち寄ると、

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なんと修理中につき、神様はお留守とのこと。

仕方ないので、次の第二本宮に向かうと・・・

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ここも修理中で空き家である。

なんてことだ・・・ついに一番西側にある第三本宮までやってきた。

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まあ一度に三社分お参りできるので、便利といえば便利ではあるが・・・


ここで今までの旅の無事なるを感謝し、これからの道中の安寧を祈願するのは、平成人とて平安人と同じである。

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熊野街道の起点を歩く(10) 阿倍野元町~住吉大社

(前回からのづき)


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さらに旧街道の雰囲気をたたえる細い道を南下すると、晴明丘公園で経塚と表示した石碑を見つける。

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このあたりは、「小町塚」「播磨塚」など「塚」に由来する史跡が多い。

近世まで阿倍野は、大坂市中の死者を捨てに行くところと教えられていたので、そういった墳墓の多い土地なのだろう。

経塚といえば、お経を埋めた塚と思われるが、墳墓の一つかもしれない。

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興亞コンクリート工業株式会社とかすれた看板がかかる門柱の前にも熊野街道の石碑あり。
この界隈ではこの手の石碑に出会う回数が多い。

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ふたたび阪堺線とは、ここ「北畠」で合流する。

しかし、このパッチワークの路面なんとかならんかなぁ・・・。

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熊野街道の起点を歩く(9) 阿倍野橋~王子神社

しばらくズル休みをしていた「熊野街道の起点を歩く」シリーズの続編・・・お待っとうさん!

前回(8)は・・・こちら


今回は、阿部野橋から・・・

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JR天王寺駅前の阿部野橋から阪堺電車に沿ってあべの筋を南下する。
(正面中央は阪堺電車天王寺駅前駅)

あべの近鉄が超高層ビルに生まれ変わるための工事が進行中だが、その工事柵には、界隈にまつわる事象が「平成阿倍野絵巻」として描かれている。

この絵巻、大変な長さで建設中の建物をぐるりと取り囲んでいる。

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中にはきちんと、「熊野街道」の石碑もある。

一緒に描かれているのは、天王寺動物園のシマウマと大坂伝統野菜の天王寺かぶらだろう。

天王寺かぶらは、今では知る人は少ないが、江戸時代にその種が信州・野沢温泉に伝えられ、野沢菜の起源になったといわれるホマレの野菜なのだ!


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雨の吉野遠足

昭和52年5月4日 高校3年の春、吉野の遠足があった。

吉野駅で集合だったが、ほとんどの生徒、いや2人を除く全生徒は、近鉄で吉野に集まってきた。

小生と鉄仲間のイバさんとは、天王寺から国鉄を使って王寺経由で和歌山線の吉野口まで行き、そこから近鉄・吉野線に乗り換えようと朝早くから出かけたのだった。


この頃になると、あちこちの駅構内で廃車待ちの旧型国電の姿をよく目にするようになった。

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右からクハ79382・モハ70318


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上の写真の反対側をもう一度・・・三段窓の原型をよく留めているクハ79382


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少し離れた留置線にも一編成が・・・

(以上3枚は、同年4月上旬天王寺駅構内で撮影したもの)




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亀山区のDF5026は「お召し」仕様機

昭和52年5月30日(月)この日は学校の創立記念日5月29日(日)の振替休日

こんなところまで振替休日を導入しなくてもいいのではと思いながらも・・・鉄道研究部の活動を嵌め込んだ。

生憎の天気ではあったが、亀山区のDF50が牽引する客車列車に乗ることが本日の目的!

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電化した関西線で天王寺発8時17分発の快速で奈良まで行き、そこから9時04分発の202D「急行かすが」で亀山に向かう



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コキの間から奈良機関庫が見える。

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SLの姿が全く見えなくなったものの・・・なんと廃車となったEF521が入っていた。


この後どうなるのだろうか?と当時は心配であったが・・・

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昭和52年大阪市営高速鉄道谷町線・守口開通


昭和52年4月6日大阪市営地下鉄の谷町線が守口へ延伸開業したので、どんなものかと足を運ぶ。

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(地下鉄中央線弁天町改札口)

この頃あちこちの地下鉄駅で自動改札機の設置を進めていた。

この写真は、中央線・弁天町駅もいよいよ工事が始まったので、有人改札の風景もあと僅か・・・と思い撮影したもの。

上部に設置されたばかりの電光進入表示板も、今となっては懐かしい。

この当時切符は既に磁気のものに変わっていたので、入鋏はせずに改札駅員に提示するだけで入場していた。

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これは、現在の弁天町駅改札風景


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大阪地下鉄の切符もあれこれコレクションしているが、磁気切符を導入した当時のものは、とにかく印刷インクの劣化がひどい!!

いまでは印字されたインクが薄くなってどこの駅のものか判らなくなったものもある。


(思ひ出)
磁気切符が初登場した頃のことだった。切符の茶色い磁気面をテープレコーダーの読み取りヘッドに一定の速度で通すと「○○駅から××円区間です!」と声が聞こえるぞ・・・と、まことしやかに語る級友に「そんなアホな!」と言いながら自宅で密かに実験したことがあった(笑)→磁気フォーマット


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それに比べ一世代前の入鋏式の紙100%の切符の方が保存状態がいい。

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ペラペラの紙切符がいつ頃姿を消したのか、手許のコレクションで探してみたが、このあたりが最終のようだ。



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昭和52年厳冬の叡電と名残の京都市電

10月14日は鉄道記念日である。

こういう日は鉄道ネタを掲げなくてはならない・・・ということで、昔の写真をアップしてみる。




昭和52年2月13日 

鉄仲間のイバさんと「雪の叡電でもいってみよか。」ということになって寒い中、岩倉まで足を伸ばした。


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背後に聳える比叡山はすっかり雪景色だ。

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昭和50年12月で嵐山線はホイール式トロリーポールの集電装置を廃止し、この叡山線も来年の昭和53年10月にはスライダー式トロリーポールの集電装置を廃止すると耳にしていたので、廃止直前より少し前に訪れておこうと思ったからだ。

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ポイント部分を通過するときには、かならず車掌さんが後ろの窓を開けてポールが架線から外れないようにワイヤーを手綱の如く取扱う。

運転手とはベルで合図しあって徐行運転しながら通過しなければならない・・・この写真は無事通過して窓を閉めた直後の様子。

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この叡山線のトロリーポール廃止をもって日本における営業路線から同形式の集電装置は、その姿を消すこととなる。


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DIY-障子紙の張替え

自宅の和室には障子が3本あるが、破れが目立つようになった。

(※障子の助数詞は何だろうと考えた。
「張り」ではと思っていたが、【ちょっと便利帳】で調べてみると「本」「組」とあった。)

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よく開き閉めするところだし、ちびっこギャングがいるので仕方ないのだが・・・

入居以来張り替えてなく2年になるので、ここらで張り替えるか・・・と重い腰を上げた。

こういうことは、年末の大掃除のときにするのが常であろうが、戸外での作業が楽な今時分にしたほうがベストだろうし、糊の乾くのも早いだろうと決断した次第。

(※ホントは、乾きの早い夏場にやるより、ゆっくり乾く冬場にするほうが上手に貼れるし、障子の桟へのダメージも少なくて済むのだ。)



まずは張替え前の「儀式」・・・ちびっこギャングが、まだかまだかと虎視眈々と待ち構えていた。

OKの合図をすると、嬉々としてブスリ・ブスリとやりだした。

(※破らずに剥がすほうが望ましいのだが・・・桟を折ったり傷つけないように気をつけてね。)


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京都・神宮道を南下すると・・・平野屋いもぼう

京都・粟田口のパビリオンコートでの結婚式と披露宴がお開きとなったが、そのまま帰ってはつまらない。


せっかくの京都だし・・・お天気も良いし・・・お神酒も入っているので気分も上々!


神宮道を南下すれば円山公園に出る。

新郎新婦はこの後、長楽館を貸し切って二次会をするらしいが・・・

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我々は、知恩院の南門前にある元祖いもぼうの平野屋本店の暖簾をくぐることに。

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立派な午餐をいただいた直後ではあるが、いもぼうをアテに飲み直そうということになった。

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京都・パビリオンコートでのウェディング(後編)

(前回からのつづき)

京都パビリオンコートの1階で行われた挙式に続き、その2階で披露宴が始まった。


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2階の窓は1階と異なり倉庫のような重厚な観音開き窓または鎧戸が上部に備わっている。

それだけでは薄暗い空間になるが、天井の中央部から自然光が取り入れられるように改造がなされているので、十分な採光がある。

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京都・パビリオンコートでのウェディング(前編)

同職の若いカップルから結婚式に招待された。
場所は京都・粟田口であるので、京阪と地下鉄を利用して向かう。

朝方まで雨降りだったが、若い二人を祝福するかのように京都に着く頃には快晴となった。

平安神宮の南側にのびる神宮道を下ったところにあるパビリオンコートが会場である。

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お向かいには青蓮院門跡があり、秘仏の青不動(国宝)が創建以来のご開帳とのことで朝早くから多くの善男善女が訪れていた。

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GR-DIGITALIIをドレスアップ

最近リコーからGR-DIGITALの最新バージョンDIGITALIIIが発売されたらしいが、売れ行きは如何であろうか。

GR-DIGITALIIのレンズの焦点距離は、28mm(35mmカメラ換算)の開放絞りF2.4

一方最新機のDIGITALIIIの方は、28mm(35mmカメラ換算)の開放絞りF1.9

解放値が少し明るくなったようだ。取っ掛かりとしては、この差をどうみるのかで触手が動くか否かという所ではないだろうか。

焦点距離が50mm以上のレンズであれば、この数値の違いは大きな魅力になる。開放値で撮れば被写体以外のバックが綺麗にぼけて主題が引き立つこととなる。

しかし、28mmのような広角レンズであれば、写っているものすべてにピントが合っているパンフォーカスになり易いので、コレくらいの数値の違いでは普段使いの用途においては歴然とした違いとして体感できないのではないだろうか。

勿論それ以外にも新機種ではバージョンアップされた箇所も数多くあるとは思うが、まだまだ高価だし、手許のGR-DIGITALIIの働きぶりに不満がないので、これからも買い換える予定はない。


ただ、オリンパス ペン E?P1のようなレンズ交換式の小型デジカメをRICOHが発売すれば話は別だが。


それはそうとして・・・


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手許のGR-DIGITALIIを費用をかけずにドレスアップしてやることとした。

(かかった費用 金210円也)


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新幹線のあゆみ・・・記念立体絵葉書集

今日は、東海道新幹線開通日(昭和39年10月1日)から数えて、ちょうど45回目の誕生日だ。

新幹線は在来線の特急・急行を駆逐したのみならず沿線住民の生活をも切捨てた張本人ではあるが、恩讐を越えて、ここに手許にある昔の記念品を掲げて、こじんまりと祝福することにした。



       開業15周年記念  新幹線のあゆみ  記念立体絵葉書集

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これは、いつ入手したものかまったく憶えていなかったが、どこかで買ったものだとの記憶があった。


発行年月から予想して当時の日記を見ると、たまたま大阪に帰省していた昭和54年10月3日東京へ向かう新大阪9時34分発のひかりの車内販売で買ったものであることが判った。

(この日記の記事が30年後ブログに役立つとは夢にも思わなかったが・・・)


ほかにも記念のハンカチも買った。とあるがそちらのほうは行方知れずとなっている。



ついでながら・・・この2日前の昭和54年10月1日は、新幹線開業15周年の祝典が催されるはずだった。

しかし前日の30日夜、大阪を襲った台風により京都付近でクレーンが倒れて新幹線の路線をふさいだため不通となった。そのあおりで、祝典も中止になった。と日記にある。



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当時こういうロゴがあった。 「ひかりました。こだましました。」


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汽笛一聲・阿房列車

Fuzzy Studio

Author : Fuzzy Studio




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何カノキツカケガアレバ汽車ノ事ヲ一所懸命ニ記述シテヰル。子供ノ時ノ汽車に對スル憧憬ガ大人ニナツテモ年を取ツテモ抜ナイノデアラウ。


DSC01281切符


 阿房(あほう)と云ふのは、人の思わくに調子を合はせてさう云ふだけの話で、自分で勿論阿房だなどと考へてはゐない。
 
 用事が なければどこへも行つてはいけないと云ふわけはない。
 なんにも用事がないけれど、汽車に乘つて大阪へ行つて來やうと思ふ。   
    ・・・内田百閒「特別阿房列車」


        

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長崎の鴉・・長崎阿房列車

段段車窓が薄暗くなり、汽車が次第に濃ひ夕闇へ走り込んで行く時に聞く汽笛の響きは、鼻へ抜けたかさ掻きのやうな電氣機關車の聲よりも、蒸氣機關車の複音汽笛が旅情に相應しい。


          


  いつの間にか窓が眞暗になり、窓硝子に響く汽笛の音が、蒸氣機關車C62の複音に變つてゐる。


          
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