赤字ローカル線 国鉄・真岡線 探訪

昭和56年1月15日と同年5月3日の2度、国鉄真岡線(もおかせん)を訪れたときのレポート

同線は、昭和59年6月には廃止予定の栃木県にある赤字ローカル線である。

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水戸線・新治附近 筑波山を遠景に配し、シルエットで撮ってみた。

真冬の凛とした空気が心地よい



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迷彩色が特異な真岡機関区(水戸機関区真岡支区)


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国鉄気動車色を残すキハ20246

この当時の同線には、キハ20とキハ25ばかりが屯していた。

(因みに、キハ20の片運転台仕様であるキハ25は、使い勝手が悪かったのか、国鉄分割民営化を待たずに全車両廃車の憂き目にあっている。)

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伊勢海老・海鮮料理の名店 ふる里

地元に魚料理で有名なお店がある。

高くて美味い店はキタやミナミに行けばいくらでもあるが、安くて美味い店はなかなか見つけにくい。

ここは、そんな見つけにくい店のひとつだ。


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ターミナルに近いわけでなく、表通りに玄関がある訳でなく、建物も継ぎはぎだらけではあるが、地元民なら誰でも知っている名店「ふる里」である。

いままで何度も足を運んでいるが、あまりに当たり前のように利用していたのでブログに載せるのを失念していた!

昨今は名前が浸透してきたようで、遠来からのお客さんも多いようだ。


今夜は、仲間内の気楽な会同に利用する。

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何を注文してもハズレはないと思われるが、いつも注文する「松コース」一人前\4500-
がお奨め。


我々5人のうちレディが2人いらっしゃるので、人数分注文するとやや多い。

そこで4人前でオーダーし、浮いたお金の一部を使ってウニを1舟追加で注文することとした。



まずイセエビの造りが嬉しい舟盛・・・これで4人前

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昭和55年銚子電気鉄道探訪 黒装束のデキ3

昭和55年10月3日銚子電鉄を訪問する。

もちろん目的は、現役最古参の電気機関車であるデキ3を拝みに行くためだ。


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国鉄・銚子駅

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仲ノ町に行くと、構内片隅に、ご本尊が鎮座されてござった。 

ああ、ありがたい!

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ヤマサの醤油工場脇で、黒色の精悍なボディに身を包み静かに佇むデキ3の姿があった。

また上部の架線支えを兼ねた軒先とその朽ち具合が・・・なんとも魅力的!

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徳國製寫眞機 Ikonta 異聞

本日はクラシック・カメラの一大勢力であるツアイス・イコンの話題をひとつ。


1926年にドイツのカメラメーカーであるツアイス・イコンが誕生した経緯から始めてみよう。

第一次世界大戦後の敗戦国ドイツに於ける、目を蔽うような大インフレは、歴史の教科書にも載るくらいの大きな出来事だった。

1923年6月30日現在は1$=100万マルクだったが・・・

同じ年の8月13日には、1億マルクになり10月9日に10億マルク、11月15日には4兆2000億マルクになった。

このような状況のものとでは、一日も早く通貨を品物に替えておく必要があった。
そこでドイツ国民は、こぞってカメラを買い求めた。

一家に1台あれば贅沢と言われた頃のカメラである。それを何台も何台も買い求めた。このインフレに対応し、後で換金し易く、貯蔵性に優れていて、かさばらないものとしてカメラに人気が集中した。

従って、このインフレにもかかわらずドイツのカメラメーカーは超多忙を極めた。大メーカーはもとより弱小メーカーでも製造するその端から品物が売れたのだった。

しかし、インフレが収束すると、国民はこぞって手許のカメラを手放しだした。一気に数多くのカメラが市場に溢れたため、値崩れを起こした。そして国民の家庭には一生使っても使い切れないほどの台数のカメラがあったものだから、カメラメーカーのカメラが全く売れなくなった。

こうしてドイツのカメラ界に壊滅的な大不況が訪れた。

生産を増大していた頃の生産体制の肥大・借金の増大などのツケが一気にその会社を苦しめることとなった。

そこでドイツのカメラメーカーは大合併して生き残りを賭けることとした。

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そうして1926年にドレスデンで誕生したのが、Zeiss Ikon(ツアイス・イコン)社である。

約10社ほどのメーカーが統合したものと言われるが、大きな流れは、次の4大メーカーになる。

  イカ社(ドレスデン)
  ハインリヒ・エルネマン社(ドレスデン)
  C.P.ゲルツ光学研究所(ベルリン)
  コンテッサ・ネッテル社(シュツットガルト)


日本で言うと4大カメラメーカーが一度に合併したようなものだった。

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こうして、巨大企業となったZIESS・IKONが最初の自社ブランドとして1929年に製造販売したのが、Ikonta(イコンタ)と呼称されるこれらのカメラである。


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イコンが作ったカメラなのでイコンタらしいが、なにやら「いがみのゴンタ」を連想させる和風の名前に聞こえるのが楽しいカメラである。

もちろん今でもブローニ判フイルムを用いると普通に使える現役写真機だ。


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昭和55年 東北地方ぶらり旅(3)

昭和55年10月12日

昨日泊まった田老町は、過去何度も津波の被害を受けているところである。

特に明治29年の三陸大地震では、田老町には14.6mの津波が押し寄せている。

海岸線には水面から10メートルの高さを越える異様なまでに大きな防潮堤が築かれ、崖に記された大津波の高さに驚愕する。


一旦宮古市に戻り国道106号線で盛岡に向かう。この国道沿いの紅葉は、今が盛りと謂わんばかりの美しさ。

この地方は広葉樹が多いためか、紅葉の美しさも一段と素晴らしいものであった。

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トンネルと鉄橋を繰り返すこのあたりの風景は写欲を頗る催す。

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山田線の下り急行「そとやま」1614D  (山田線・松草附近にて)



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昭和55年 東北地方ぶらり旅(2)

昭和55年10月11日 今日はリアス式海岸探訪の旅、宮古に向かう。

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まずは国鉄大船渡線の盛(さかり)駅に立ち寄る。

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入り口あたりの風情に色濃く「昭和」を感じる。

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ホームにはキロ25の格差げ車キハ26の姿があった。旧2等車だけあって座席のすわり心地がよさそうだ。

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これは国鉄・盛線(現三陸鉄道南リアス線)用車輌であるキハ22158 複線用スノウプロウを備えている。

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昭和55年 東北地方ぶらり旅(1)

昭和55年10月の日記より・・・

  10月10日 この三連休を如何に過ごそうかと考え、どこか旅行に行こうかということで仲の好い××を誘って愛車スプリンターで東北に出かけることにする。

本日の目的は、松島である。

定石通り東北自動車道経由で仙台に入る。

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紅葉にはまだ早い青葉城址を見学した後、一路松島へ


松島ではまず徳富蘇峰が絶賛したという双観台に登るが、南方に住宅や煙突が林立し、景観を汚していた。

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つづいて、奥松島の嵯峨渓を見んとて車を走らせる。車を降りて数十分山中をうろつくが嵯峨渓との立看板は見つからず、それがどこであるかが明らかにできぬまま、適当にここだと見極めて戻ってくる。

仁和寺の法師にならねばよいが・・・。


(嵯峨渓は、やはり海上から楽しむところのようである。)



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帝塚山の地蔵踏切と阪堺電車古豪モ161形

南海高野線の帝塚山駅南方に小さな歩行者専用の踏切がある。

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この小径の先に見えてきた・・・

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ところが・・・どういふ訳か、踏切の通路のド真中にひとつの祠がある。

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「見守り地蔵尊」と云うらしいが、普通だったら道の傍らに移動していただいてお祀りするような気がするのだが、こちらはそのまま・・・。

踏切が先に存在したのか・・・地蔵が先か・・・その縁起は・・・詳細は分からないがずっと昔からこの侭である。




この祠の存在に気付いたのは、15年ほど前のことだった。

鉄友達のイバさんに「帝塚山駅の南に不思議な物件がある」と聞き、高野線の車窓から覗き込んで確認したものである。

走る車輌からだと見ることができるのはほんに一瞬であるが・・・あっ!!何あれは・・・?というような他に類を見ない圧倒的な存在感の祠だけに、数日後カメラを持って再訪したのはいうまでもない。

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(これは初回の訪問時の写真)

今回は熊野街道に沿って歩いている際に、ふと思い出したので日を改めて、デジカメ片手に15年ぶりかに訪れた。

何気ない(?)風景だが昔の写真と見比べると、ビミョウにあちこちに変化があり、やはり15年という月日を感じさせるなあ?

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昭和55年 伊豆箱根鉄道で天城越え

昭和55年3月4~6日大学の某クラブの合宿が、天城山中であった。

現地集合である。

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朝の土浦駅では、筑波鉄道線に古武士のようなキハ462が就役していた。

嬉しくなって早速カメラを向ける・・・

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サイドも一枚・・・


東京からは、新幹線で三島へ行くのが手っ取り早いが、在来線であちこちの風景を楽しみながら目的地に向かうのが小生のライフスタイルに適っている。

東海道線の快速列車で下る。

国府津(こうづ)では、御殿場線が活況を呈していた頃の名残の機関庫が姿を見せた。

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すでに転車台はなく、一台だけ残っていたD5272の姿も見えず、本体の取壊しも時間の問題なのか。

日本最初のコンクリート製扇形庫として貴重な存在だったが・・・

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八丁味處 串の坊・法善寺本店

高級串カツで有名な「串の坊」には、子供の頃から両親に連れられチョイチョイ顔を見せていたが、最近はトントご無沙汰だった。

「ソース二度漬けお断り」の庶民的なお店の躍進が目を見張るばかりで、子供連れであれば、そちらの暖簾をくぐることが多くなっていたためだろうか・・・。


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しかし、ここの串カツの味も忘れ難く、過日何年かぶりに訪れた。

千日前の法善寺界隈も徐々に様変わりしてきたが、ここは昔のママだ。

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店内の様子やシステムには全くの変わりはなく、いつものようにカウンター席に着く。

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冷たいビールでまず喉を潤して、野菜ステックを齧りながら串が揚がるのを待つ。

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まだかなあ?

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交通科学博物館の思い出

平成21年の「文化の日」がやってきた。昔でいう明治節(明治天皇の誕生日)だ。

昨今は明治節なんて言葉・・・由緒ある神社の祭礼予定表くらいにしかお目にかからなくなった。
23日の新嘗祭も・・・。

それはさておいて・・・文化的な話題をひとつ。

  
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(昭和36年3月25日発行のトラベルニュースから)


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開設当時の国鉄・弁天町駅 右上で交差するのは市営地下鉄4号線


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現在の弁天町駅前・・・隔世の感どころか、全く違う場所のようだ。


昭和36年4月25日の大阪環状線開通記念事業として、昭和37年1月開設されたのが、国鉄大阪環状線弁天町駅高架下を利用した交通科学館(現:交通科学博物館)だった。

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東京・万世橋の交通博物館は、歴史も古く、本邦唯一の交通関係の博物館として有名であったが、こちらの科学館は、特に西日本の人々に交通知識を普及するために役立てるために設置されたものだった。

展示物の内容は、「特に交通の現状と将来に力点を置かれた近代的なもの」という謳い文句であったが、開設以降半世紀近くなるとその展示品も歴史的価値が付帯するようになったのか・・・最近では「交通科学博物館」と名称を変更した。

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開設を控えた昭和36年12月の同館の様子

屋外の展示車輌は、C5345のほかは三輌の客車(スハシ38 102・マロネフ59 1・マイテ49 2)のみだった。

展望車は当時マロテ49と称されていた。


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開設当時はかなりの人気であったらしく、遠方からのバスで乗り付ける団体客が多かった。

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汽笛一聲・阿房列車

ファジー

Author:ファジー



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何カノキツカケガアレバ汽車ノ事ヲ一所懸命ニ記述シテヰル。子供ノ時ノ汽車に對スル憧憬ガ大人ニナツテモ年を取ツテモ抜ナイノデアラウ。


DSC01281切符


 阿房(あほう)と云ふのは、人の思わくに調子を合はせてさう云ふだけの話で、自分で勿論阿房だなどと考へてはゐない。
 
 用事が なければどこへも行つてはいけないと云ふわけはない。
 なんにも用事がないけれど、汽車に乘つて大阪へ行つて來やうと思ふ。   
    ・・・内田百閒「特別阿房列車」


        

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長崎の鴉・・長崎阿房列車

段段車窓が薄暗くなり、汽車が次第に濃ひ夕闇へ走り込んで行く時に聞く汽笛の響きは、鼻へ抜けたかさ掻きのやうな電氣機關車の聲よりも、蒸氣機關車の複音汽笛が旅情に相應しい。


          


  いつの間にか窓が眞暗になり、窓硝子に響く汽笛の音が、蒸氣機關車C62の複音に變つてゐる。


          
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