司法書士センター街の割烹“ゆみや”

大阪の上町台地の北端、谷町筋に面する谷町ニ丁目といえば・・・昔は紳士服の製造メーカーの本社が建ち並ぶ町であったが、一方では大阪府庁や政府機関の合同庁舎が多く、今では官庁街のイメージが強い。

そんな中に法務省の機関である大阪法務局が谷町筋の東側にある。

下の写真の茶色の7階建ての建物がいわゆる「登記所」と呼ばれている大阪法務局である。

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その大阪法務局の建物と右側(南側)に見えるグレーのNSビルとのハザマに「司法書士センター街」なるものがある。

登記手続きの専門家としてのイメージが強い司法書士さんであるが、昨今は地下鉄はじめ電車・駅の広告にその名前をよく見るようになった。

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最近では、若手タレントの「ロザン」を使ったTV-CMを流しているようだ。

庶民感覚を持ったインテリというイメージを上手に使っていると思うね。


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そんな法律専門職の事務所がずらりと並んだ一筋がここにある。

小さな区画で事務所が両脇にぎっしりと並んで、谷町筋のビル化とは全く時限を異にした一種特別な区域であることを示している。

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そしてまた、なんとも昭和の香りを今に止めている数少ない一角である。

正面の木立は、大阪府庁の構内になる。

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昭和50年代の大阪港・大阪臨港線(浪速貨物線)風景

拙ブログのアクセス状況を見ると、“在りし日の大阪臨港線・港のスイッチャー”の記事が常に上位に入っている。

これは、同様の記事が少ないのでアクセス数が多いためか、どこかの人気ページにリンクが貼られているものと思われる。

そこで、大阪臨港線に関する他の写真はないかと探したところ、昭和58年5月に天保山?大阪臨港線(浪速貨物線)をフォト散歩したもの等があった。

そのネガを改めて見ていると、現在との相違に少なからず驚かされるので、少しご紹介しようと思う。




(その1)大阪市営地下鉄・大阪港

19830505天保山寸景・枚方市駅052-1

昭和58年5月 大阪市営高速鉄道(地下鉄中央線)“大阪港”駅 

昭和36年弁天町?大阪港が高架鉄道として誕生したが、その当時のままの佇まいを残していた。
“築港”の表示あるこの交差点も広々というより、なにやら閑散とした風情である。

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高架部分に表示された“地下鉄”の表示もユニークであった。


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平成22年7月 現在の同場所からの光景

平成9年には大阪港から海底トンネルを通じて南港のコスモスクエアまで延伸したことにより終着駅としての役割を終えた。

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大阪港中央突堤の付け根から東側を望む。

大阪港を出ると急勾配で地上に降りてきて、そのまま咲州トンネルに吸い込まれていく。

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白いフェンスで囲まれたところが地下鉄路線で、両側は自動車専用トンネル。



(その2)天保山の渡し

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昭和58年5月天保山渡船場

平成3年9月に開通する阪神高速湾岸線・天保山大橋はもちろんなく、遠方の対岸には、平成13年USJに様変わりすることになる工場群が望める。


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平成22年7月現在の渡船場の風景

昭和58年の頃と比べ場所自体もかなり東側に移っている。現在は明治天皇の観艦式記念塔の北側にある。


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京セラ大阪ドーム野球観戦記

6月20日の気だるい日曜日の昼下がり、チケットがあるので、自宅から近い京セラ大阪ドームにオリックス・日本ハムの公式戦を見に行った。

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座席は、スーパーシート(3塁側)というところ。バックネット裏のエグゼクティブシートと通路を隔てた隣の席なので、選手の姿もよく見えて快適な場所である。

小学生の子供がプロ野球見たい!というので連れてきたが、選手のプレーはそこそこに、手許のお菓子ばかり食べている。



そんなときに、売り子が“ジュースいかがっすか?♪”と近づいてくる。

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もちろん“ジュース買って♪”と泣訴哀願して来る。


“さっきお茶飲んだばかりやないか!”と叱責するも・・・

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おいおい、どこ行くの?

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ほほう、こういうシステムになってるんやね♪

ビアタンク重そうだから、どこかに忘れたということで、ココに置いていってくれてもいいよ。



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野球観戦には、ビールはつき物。これなくして野球観戦はありえない!

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海上自衛隊の輸送艦“おおすみLST-4001”見学(後編)

前回からのつづき・・・



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輸送艦「おおすみ」の甲板に上がると只々広い空間が広がっている。

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帝国海軍の軍艦旗(十六条旭日旗)が戦後の自衛隊にも引き継がれ、「自衛艦旗」として使われている。

こういうのを旗色鮮明というのだろう。

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海上自衛隊の輸送艦“おおすみLST-4001”見学(前編)

近畿地方の梅雨明け宣言が出された7月17日

海上自衛隊の輸送艦「おおすみLST-4001」が大阪港の中央突堤で一般公開しているとの情報を得て、見学に出向く。

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子ども「お父さん・・あの船いがんでるで?、運転するところ左に寄ってる。ひっくり返れへんのかな?」

お父さん「ひっくり返れへんように、ちゃんと工夫してあるんや、心配せんでええ」と言ったものの、その工夫具合はよくわからない。


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入口では、ボディチェックを受けたものの、艦内では写真撮影もOKでいろんなところを見せてもらった。

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輸送艦“おおすみLST-4001”は、平成8年11月に進水した輸送艦おおすみ型の一隻である。

艦種を示す略号はLSTは、Landing ship,Tankの意味で、つまり「戦車揚陸艦」として製造され現在全3隻が呉に配備されている。

また、艦内には数区画に分けられた陸上自衛隊員用の居住区を持ち、完全武装した陸上自衛隊員330名と90式戦車10輌または74式戦車12輌の輸送が可能である。

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大きな開口部から中に入る。

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昭和57年8月 野上電鉄日方駅構内

前回からのつづき・・・


日方駅構内のその他の車輌を見学する。


19820822野上電鉄006-1

車窓の上にある明かり窓がなんとも優美な・・・モハ101とモハ31 阪神時代の特徴をよく残している。



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モハ32は、旧阪神1141形モハ1151  

ルーツをたどれば大正時代の311形木造車になるが、昭和12年3月田中車輌で鋼体更新されたもの。

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これがモハ32の原型である阪神311形木造車・・・阪急1型に比べるとその面影はすっかりなくなっている。


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阪急・阪神の名車を求めて・・・野上電鉄

昭和57年当時、野上電鉄を代表する車輌といえば・・・

モハ23(旧阪急1)モハ24(旧阪神604)の2輌だろう。



日方駅に戻り、構内の車輌を見学していると、一両の定期列車が、吊り掛けモーター音を轟かせて構内に進行してきた。

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この車輌下回りに、台枠の歪みを修正するトラス棒を有することから、元車はかなり古く、木造車であったことが判る。

なんと出自は、小林一三説くところの「最も有望なる電車」である箕面有馬電鉄(現阪急電鉄)の1型車輌であって、木造からの鋼体化は昭和25年になされているが、製造年は明治43年まで遡る。



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(友情出演) 阪急正雀工場で保存されている箕面有馬電鉄1型(平成7年撮影)

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同車車内の様子(阪急・正雀工場にて) 二重屋根とすずらん型室内灯が優雅の極みだ!



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野上電鉄の写真に戻ると・・・

旧阪急モハ23が入線する日方駅

留置されたモハ31の車内の明かり窓の様子が、窓越しにわかる。

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昭和57年8月 野上電鉄を訪れて・・・

前回からのつづき・・・


和歌山市から新宮行き各駅停車128列車に乗車し、海南駅に到着した時刻が13:46

駅に隣接する野上電鉄に乗車するために下車する。駅から少し離れたところに、野上電鉄の始発駅である日方駅がある。


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その近くには、同鉄道の本社建物があった・・・しかし何とクラシックな建物だろうか。
大正5年の開通当時からのものであろう。

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本社前のスバルもえ?感じ♪


まずは、一度終着駅の登山口まで乗ってみよう。

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昭和57年8月台風10号により水没した関西本線・王寺駅

昭和57年8月1日に上陸した台風10号は、日本各地に傷跡を残したが、奈良では1日から3日にかけての記録的な豪雨により大和川水系の葛下川が氾濫した。

このことにより国鉄・関西本線王寺駅も駅構内が水没し、電留線に留置していた車輌が床上浸水した。その泥水は、電気系統に著しいダメージを与え一度に101系車輌が60輌が被災し、内54輌が廃車となった。

19820822 野上電鉄0001-1
そのため急遽、淀川電車区からは101系6両が応援に参加。

また遠路、東京からは、応援車輌が運ばれて、関西本線では見ることがなかったカナリア色の101系車輌が稼動していた。

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これは、そんな昭和57年8月22日に訪れたときの様子。

道床には、20日前の泥水による冠水の痕跡がはっきりと残っている。

19820822 野上電鉄0003-1

扉の上の「関西線」の文字は、誤乗を避けるためたというが、カナリア色に慣れていない関西人にはどう映っただろうか?

19820822 野上電鉄0003-2 首都圏からは廃車待ちの中原区の101系が54両転属してきた。

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昭和47年11月23日“汽車ポッポ南紀号”・・・補遺2

紀伊田辺での様子・・・線路敷きへの立入りがかなり認められていた。

当時の国鉄敷地というものはこんなものだったのかもしれない。

1972年 南紀号124-1

前方に雑然とした機関区の様子が望まれ、当時の賑わい振りがうかがえる。

1972年 南紀号125-1

木造の跨線橋の上からキハ82特急“くろしお”も撮影するが、屋根上のディテールがよく分かる。


【追記 2010.09.27】

先日、拙ブログの読者から、紀伊田辺駅・田辺機関区の現状写真を送っていただいた。
今の状態との対比も大切なことと思い、了解を得て転載する。

2010紀伊田辺駅・定点撮影

跨線橋が北側に移築された為ホーム上から機関区方面をみた風景

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昭和47年11月23日“汽車ポッポ南紀号”・・・補遺1

昭和47年11月23日“汽車ポッポ南紀号”が運転された。

天王寺?和歌山はED60で、和歌山以南は田辺区のC577が12形客車を牽引するというものだった。

3年前に一度ブログで記事にしたが、現在もう一度ネガをチェックすると、まだ掲載していないカットがあるとともに、働く国鉄マンの姿が随所に現れるので、もう一度アップしてみようと思う。


前回はハーフサイズをそのままでアップしていたが、今回はフルサイズで掲載するので、当時の雰囲気もより感じられるのでは・・・と思っている。




1972年 南紀号107-1

キハ81の写真は数多く撮っているが、不思議とカラー写真が少なく、これは、かなり古い時期でのワンショットではないだろうか。
右に見えるのがオースギ漢方ビルだから、天王寺を出発して間なしのところだろう。

またこの高架部分の架線トラス柱は、中央部分が太くなったエンタシス風の柱となっているのが分かる。

これは、阪和電鉄時代の遺構ではないだろうかと疑問が湧いたので調べてみた。

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昭和9年に撮影された阪和電鉄・美章園附近の写真には同じものが写っていた!


1972年 南紀号108-1

阪和線の高架駅・美章園駅・・・阪和線は、オレンジバーミリオンの旧型国電の最後の活躍地であった。


1972年 南紀号104-1


有人踏切の寸景・・・係員が大きなハンドルを回転させて踏み切りバーを上下させていた、なんとも昭和を凝縮したような風景である。鶴が丘?長居あたりの踏切ではないだろうか?

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汽笛一聲・阿房列車

ファジー

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何カノキツカケガアレバ汽車ノ事ヲ一所懸命ニ記述シテヰル。子供ノ時ノ汽車に對スル憧憬ガ大人ニナツテモ年を取ツテモ抜ナイノデアラウ。


DSC01281切符


 阿房(あほう)と云ふのは、人の思わくに調子を合はせてさう云ふだけの話で、自分で勿論阿房だなどと考へてはゐない。
 
 用事が なければどこへも行つてはいけないと云ふわけはない。
 なんにも用事がないけれど、汽車に乘つて大阪へ行つて來やうと思ふ。   
    ・・・内田百閒「特別阿房列車」


        

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長崎の鴉・・長崎阿房列車

段段車窓が薄暗くなり、汽車が次第に濃ひ夕闇へ走り込んで行く時に聞く汽笛の響きは、鼻へ抜けたかさ掻きのやうな電氣機關車の聲よりも、蒸氣機關車の複音汽笛が旅情に相應しい。


          


  いつの間にか窓が眞暗になり、窓硝子に響く汽笛の音が、蒸氣機關車C62の複音に變つてゐる。


          
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