昭和57年晩秋 福知山線寸景
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武田尾駅で特急“まつかぜ”の通過を待って、車中の人となる。

福知山線・三田から3駅北になる藍本駅に降立つ。しかし駅前には、数件の農家が並ぶのみと極めて寂しい。
中心となる集落は、駅から離れたところにあるのだろう。
(この駅も昭和61年の電化工事とともに簡易な駅舎に建替えられた。)

周囲には純然たる農村風景が広がる。 上り快速3422列車・・・場内進行!

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昭和57年 福知山線・武田尾駅界隈をパトロール
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この当時は、福知山線の新線は完成しておらず、武庫川にそってクネクネと上流に至る純然たるローカル線だった。

武田尾駅を出発する大阪発米子行き普通723列車

茶色や青色の客車が混ぜこぜ・・・2輌目にはナハフ11?1の姿も

上部の大きなトンネルは、新たな福知山線の経路となる。
隧道開口部には昭和61年11月1日新しい武田尾駅が開設されることになるが、まだ4年も先のことだ。

これは、新線開通後の地図 旧の武田尾駅は、バス停(●)武田尾のところにあった。

日本鉄道旅行地図帳(9号)新潮社より
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京阪・ファミリーレールフェア2010寸描
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平成22年10月17日 京阪電鉄の寝屋川車庫の一般公開日“ファミリーレールフェア2010”に出向いたのは“びわこ号”に会いたかったためだが、それ以外の様子は・・・





京阪の歴史を内部に展示してあるミュージアム・トレイン。
内部をゆっくり見学したかったが、物凄い行列なので諦めた。
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京阪・寝屋川車庫に“びわこ号”を求めて・・・
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- ∇鐵道ほとがら帖/平成編 - ├平成22年
まだ一度も訪れたことがなかったので、今回初めて訪問することに。
お目当ては、京阪電鉄の社宝ともいうべき伝説の“びわこ号”である。

当日は、天気にも恵まれ、京橋で串カツとビールの昼食を済ませてさっそく寝屋川に向った。
京橋駅では、右端の長?いエスカレータで一気にホームへ昇る。

車中から寝屋川車庫の賑わい振りが見て取れる。すでに多くの見学者が訪れているようだ。

改札口には「ファミリーレールフェア」の案内が貼り付けてある。

道端にあるこのゲージュツ的な色合いの工事用シートに驚きながら会場へと向った。

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旧山陰本線の路線を辿る“嵯峨野トロッコ列車”で京都へ
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10月11日亀岡・湯の花温泉で遊んだ後は、送迎バスでトロッコ亀岡まで送ってもらう。

同駅から山陰本線の旧線を利用した“嵯峨野トロッコ列車”を利用して嵯峨野に戻ることにする。
1時間に1本のダイヤなので、少し時間に余裕があり、駅前の売店で時間調整。

アンジェニューは35mmのほかにスタイルのよい90mmも持ってきたので、ここらで活躍してもらう。

この川に架かる鉄橋は、京都鉄道時代のものだろうか・・・名板はペンキの塗り重ねで詳細は判読できなかったが、煉瓦と石積みの橋脚の上で風格を帯びた佇まいをしている。

ところで、この亀岡牛ステーキドロップスというものは一体何だ?
家人に問うとTV番組で紹介していたとか・・・さて、どんな味がするものか?
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亀岡・湯の花温泉“松園荘・保津川亭”にて
10月11日山陰線・亀岡駅から送迎バスで湯の花温泉へ向う

この旅は、JR西日本企画の“駅プラン・松茸会席”コース
JR西日本が主催者だけに、交通費がかなり安価に設定されていて割安感を感じる内容となっている。
送迎バスで到着した旅館は、松園荘・保津川亭さん。
和風旅館ではあるが、かなり特徴のある外観となっている。艦橋が立ち上がった戦艦のようなイデタチである。
昔の土浦駅を思い出す。

エントランスからロビーはこんな具合。
通路は、緩やかな坂道となっていて、さほど奥行きがない右側を、それがあるようにデザインするとともに、通路を建物の右側に配することにより広く見える工夫をしている。

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JR西日本“亀岡・松茸会席コース”に参加
そこで、近場で安価に楽しめないかと思案していたら、JR西日本が企画している亀岡・湯の花温泉で“松茸会席”を楽しめる日帰りコースを見つけた。
各自勝手に亀岡まで行き、旅館で温泉につかって、松茸会席を楽しんで帰ってくるというお気楽プランである。
京都出発だと、京都~亀岡のJR普通往復料金(金800円)込みで大人@6700円也

ということで、10月11日(祝)温泉と松茸を求めて、家族4人で出かける。
京都駅の長~い0番線を俯瞰する。 今は1番線とは言わないんだ! 知らなんだ。
隣のホームには戦前からのクラシックな上屋が残っている。

本日のお供は、エグダクタマウントに改造してアンジェニュー35mmf2.5を装着したCanonAV1

山陰線の亀岡行きの普通列車に乗車する。
車内にはポスターが、新幹線の九州乗り入れを予告している。あと5カ月か・・・。

おつまみは、カルビーのジャガビー・・・ビールに良く合うんだな♪
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昭和59年秋 京都駅1番線ホーム
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目的地は、五条壬生川なのだが、京阪五条からバスというラインもあるが、山陰本線・丹波口駅から歩くという選択肢もある。
今回は後者を選択する。

京都駅の山陰線ホームは、東海道線のホームより一層旅情豊かな空間を提供していた。
というのも、W型のトラスに支えられた上屋は、通行するには高すぎる程であり、通路には売店などの障害物が少ないため、非常にゆったりとした空間を旅行者に与えていたからだ。
※もちろん、駅ビルの改築により現在では見ることは出来ない。
(現在では、大阪・交通科学博物館構内でこの骨組みを使って展示スペースが作られているので、今でも実体験できる。)
写真を少し拡大してみよう・・・

この9時08分発の米子行き普通835列車に乗車。たった一駅であるが、山陰線の客車列車に乗れることは嬉しい。
駅弁の販売台車を改造したような臨時出札所が懐かしい。特別特急券・普通急行券という文字が窺える。

(参考)京都駅1番線の山陰線ホームの西端からの風景(S50.5.2)

京都を出発し、梅小路機関区の手前で大きく右にカーヴするが、そこからは、同機関区の様子が一望できる。
この日はC612は元気に黒煙を上げていた。

また目を遠方に転ずれば、新参者のEF62の姿に交じって、寝台特急“出雲”のトレインマークを付けたEF56を見つけることが出来た。

梅小路と分かれると程なくして「丹波口」に到着・・・時刻は9時13分。僅か4分の列車旅である。
ここでこの列車ともお別れ。
※因みにこの普通列車、終着駅の米子には19時19分に到着する。
要するに全区間を乗車すると普通切符だけで10時間に及ぶ客車列車の旅が楽しめるということだ。
(平成のテツ事情から考えれば“パラダイス”のような列車である。)
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昭和59年 電化直前の国鉄奈良線訪問
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- ∇鐵道ほとがら帖/昭和編 - ├昭和58年-昭和59年
そして今回の内容は、昭和59年9月21日、電化完成の10日前、同線を訪れた時の様子。

クハ104-501+クモハ105-501
奈良駅構内では“試運転”の表示を掲げた電車の姿が見受けられ、いよいよその時を迎えるという雰囲気が満ち溢れていた。

クハ104-508 + クモハ105-508 + クハ105-5 + クモハ105-512

9時48分発京都行き 636D キハ35-122 + キハ36-31

当時の時刻表をアップしてみた。 縦書き表示も懐かしい♪

電化を前に、最後のお勤めのような哀れな姿を見せるキハ36?31
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昭和59年真夏の昼下り・・・国鉄&近江鉄道貴生川駅
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いきなり出会ったのは、この夏の特別仕立ての“昆虫列車”
カバンの中に常に忍ばせているOLYMPUS?XAをおもむろに取り出してパチリ!
前面バリアをスライドさせることでスイッチONになるのがスマート。コンパクトながら二重像合致式のピントあわせができるのか嬉しい。
(このカメラは、大学時代ほとんど毎日持ち歩いていたもので、仕事に就いてもしばらくは常に携帯していたが・・・今は、稼動されることもなくタンスの肥やし状態となっている。)
この“昆虫列車”の車内には多賀神社の写真や“襟巻きトカゲ”のぬいぐるみが飾ってあるという珍妙な電車である。
正面に足のないテントウ虫を配するのは、ちょっと不気味だ!
(平成の時代からするとラッピング車輌は珍しくもないが、当時はこれでも驚きをもって迎えられた奇抜な車輌なのだ。)
モハ131-クハ1214
これが本来の近江鉄道の電車スタイルである。モハ132+クハ1215か?
これらの車輌は、外観は比較的新しく見えるが、出自を辿れば大正時代の車輌となる。
元車は、西武クハ1203・1204である。いずれも木造ダブルルーフだった車輌である。
モハは1925年(大正14年)汽車会社製造。クハは池袋 - 所沢電化開業にあわせて1922年(大正11年)に製造の梅鉢鉄工所製となっている。
近江鉄道線から跨線橋を渡って国鉄線ホームに移って来る。
当時は国鉄の草津線と信楽線の乗換え駅ナリ。
往時C58の貨物列車を狙って訪問したのが懐かしく思い出される。
たくましい現役の気動車である面構えを見せる信楽行き529列車・・・キハ5826+キハ58651・・・もちろん非冷房車
真夏の熱気を増大しそうなディーゼルのアイドリング音が、気だるく響く昼下がり
あの大事故“信楽高原鐵道列車衝突事故”が発生する7年前の穏やかな姿である。
乗換え客の姿もほとんど見受けられない、長閑そのものの国鉄ローカル線乗り換え駅なり。
草津を経由して京都に戻る。
いつものように奈良線のホームではキハ35がカラカラとアイドリング音を響かせていたが、程なくして非冷房の単に日陰でしかない車輌が、轟音を響かせて出発した。
新幹線ホームとローカル線との妙な対比を楽しめる一角だ。
しかし、この2ヵ月後には奈良線電化完成のために見られなくなる光景でもあった。
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