JR東海道線ガード下にみる戦争の痕跡

平成5年9月 福島区鷺洲五丁目所在のJR東海道線ガードに立ち寄った。
何故ならば・・ここのコンクリート壁面に、先の大戦において米軍の戦闘機P51・ムスタングによる機銃掃射の痕跡があると耳にしていたからだ。


硬いコンクリート壁を穿つ数多くの不規則な蜂の巣状の“くぼみ”がそれである。
薄暗く人通りのないガード下でその“くぼみ”を一人凝視する。
堅固なコンクリートにこれだけの穴を穿つ銃弾の威力を想像すると、ゾクリと戦慄を感じた。

昭和20年6月7日の空襲の時、ガード下に逃げた民間人を狙ったものか、線路上の列車を攻撃したものと思われる。
(参考) 西鉄電車が筑紫駅付近でP51の機銃掃射を受ける様子
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美肴と名酒に出会った春の宵
- Sun
- 07:00
- ∇あまから手帖 - ├三ツ星名店街・ミナミ

今夜は、小学校から高校まで12年間一緒だった旧友と一献
美味いものを少しつまみながら静かに話がしたいので、お店は、島之内にある懐食・清水
インターネットで検索すると、そこそこ有名なお店のようだ。

素材は逸品揃いで全く問題なし。
味付けは、関西人からみても薄味と感じ、素材本来の味わいを楽しめるものとなっている。
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平成5年 阪神電鉄・福島駅の地下工事レポート(続)
- Sun
- 07:00
- ∇鐵道ほとがら帖/平成編 - ├平成元年-平成5年
(前回からのつづき)
H5.8.22のフォト・ウォッチングでは、阪神電鉄・福島駅の西側にも足を伸ばしているので、そのときの様子とH25.1現在の様子とを比較してみたい。

なにわ筋とあみだ池筋との中間区域・・・高架のJR環状線としばらくの区間並んでいたところである。
環状線の車窓から並走する阪神電車を眺めるのが好きだった・・・・。

H25.1現在では、線路敷であった場所は、青天の駐車場となっている。
また踏切部分は、フェンスにより閉鎖されていた。
(当時のように俯角で撮りたかったが、足場がなくなっていた。)
H5.8.22のフォト・ウォッチングでは、阪神電鉄・福島駅の西側にも足を伸ばしているので、そのときの様子とH25.1現在の様子とを比較してみたい。

なにわ筋とあみだ池筋との中間区域・・・高架のJR環状線としばらくの区間並んでいたところである。
環状線の車窓から並走する阪神電車を眺めるのが好きだった・・・・。

H25.1現在では、線路敷であった場所は、青天の駐車場となっている。
また踏切部分は、フェンスにより閉鎖されていた。
(当時のように俯角で撮りたかったが、足場がなくなっていた。)
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平成5年 阪神電鉄・福島駅の地下工事レポート
- Sun
- 07:00
- ∇鐵道ほとがら帖/平成編 - ├平成元年-平成5年

平成5年8月22日(日) 地下工事の進む阪神電鉄・福島駅周辺をパトロールした。
(註) この当時、阪神電車は、地下の始発駅梅田を出ると今でいうところのハービスOSAKAの東端あたりから地上に出て高架駅の野田阪神までは、地上路線を走っていた。
これは、国道2号線「出入橋」交差点の様子。前に見える踏切もいままでと寸分違わぬ日常風景なのだが・・・。

あとわずか2週間足らずでこの界隈は、地下路線となり、この踏切はその姿を消すこととなる。
そうとなれば、この界隈を記録しておかなければと、思い立ったが吉日、買ったばかりのCONTAX-T2を片手に気楽なフォト・ウォッチングに出かけたのだった。
因みに、このあたりには、阪神電車の「出入橋駅」があったのだが、昭和23年には廃止されてしまった。

(昭和8年 大阪最新地図より)

この地下工事は、開かずの踏み切りと嫌われていた出入橋・浄正橋・福島西通踏切の解消とばかり思っていたが、それだけではなく西梅田一体の区画整理事業にも関与していた。
そもそもその端緒は、昭和54年の国鉄総裁から大阪市長に貨物ヤード跡地利用計画の策定が依頼されたことに始まる。
その対応として大阪市は昭和59年西梅田地区の土地区画整理事業を承認し、「西梅田地区再開発地区計画」がスタートした。
この区域の幹線道路や区画街路、ライフラインの整備を主体とする事業を行ったが、阪神高速道路梅田ランプ移設によって東西幹線が貫通したほか、2号線の地下に阪神本線を移設する工事もその一環として行われたのだった。
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平成5年 市電保存館完成記念の車輌展示会(その3)
- Sun
- 07:00
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(前回からのつづき)
市電保存館には、珍機種なる車輌も保存されている。

散水車21型(25号車)である。 青いテント屋根も夏らしくて洒落てるネ!

昭和初期まで道路が未舗装で電車が通りたびに砂埃が立つため明治43年から散水車が登場した。

この車輌は、大正14年製のもの。
大阪市電では、明治43年から昭和4年にかけて計30台の散水車が製造されたが、戦時中多くの散水車が客車に改造されていき、この車輌もその予定だったが改造資材が戦災のため消失したため、そのまま改造されずに残った。オリジナルな形で現存するのは珍しい。

八月の酷暑の昼下がり、表通りにこんな車輌が水撒きしながら通っていくと、どんなに涼やかであっただろうか。
今でも国県道などの舗装路で、大きなブラシを回転させて清掃するために散水している専用自動車の姿は見ることはあるが、その趣きとは随分違いそうだ。
※ 鹿児島市電では、2010年から線路敷きの芝の養生と桜島の降灰の対策として散水電車が登場したと聞く。
市電保存館には、珍機種なる車輌も保存されている。

散水車21型(25号車)である。 青いテント屋根も夏らしくて洒落てるネ!

昭和初期まで道路が未舗装で電車が通りたびに砂埃が立つため明治43年から散水車が登場した。

この車輌は、大正14年製のもの。
大阪市電では、明治43年から昭和4年にかけて計30台の散水車が製造されたが、戦時中多くの散水車が客車に改造されていき、この車輌もその予定だったが改造資材が戦災のため消失したため、そのまま改造されずに残った。オリジナルな形で現存するのは珍しい。

八月の酷暑の昼下がり、表通りにこんな車輌が水撒きしながら通っていくと、どんなに涼やかであっただろうか。
今でも国県道などの舗装路で、大きなブラシを回転させて清掃するために散水している専用自動車の姿は見ることはあるが、その趣きとは随分違いそうだ。
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