大阪市営地下鉄開通50周年記念復刻ポスター(前編)
- Sun
- 07:00
- ∇ファジーコレクション - ├鐵道の小筺

平成25年4月26日(金)大阪駅の北側に広がる“グランフロント大阪”が街開きした。(写真は初日オープン前の風景)

大きなプロジェクトだけに、今までの大深町のコンテナヤードがその様相を変えただけではなく、人の流れが大きく変わり、最新の設備により来訪者の価値観さえも変えてしまうようなものになるのかもしれない。
そのような人の流れや価値観さえも変えてしまうような出来事が、80年前の“大大阪”にも存在した。
今回は、“グランフロント大阪”の街開きを祝して、80年前のビッグプロジェクトを振り返ってみたい。
実家の書棚に大丸百貨店の包み紙につつまれたまま保存してあったブツがある。

開封しなくても、その内容は憶えているので、買ったのはいいが、そのまま「棚の肥やし」となっていた。
しかし、最近ふと気になった・・・「いつ買ったものかなあ?」と

内容は、大阪市営の地下鉄開通50周年を記念して販売された地下鉄開通時のポスターの復刻版6枚ものである。
上代は600円
昭和58年頃に心斎橋大丸で大阪市交通局が記念の展示会をしたが、その折購入したものである。
・・・ということは、30年近く戸棚に眠っていたことになる。
拡げてみると、なかなか良いデザインのものも見受けられた。
せっかくの機会なので、約B3サイズの各ポスターをスキャンしてご披露しようと思う。
まずは超有名なこの一枚!
ポスター(その1)

地下鉄1号線(御堂筋線)の梅田・心斎橋開始時のものだ。
当時のモダニズムを凝縮したようなデザインのポスターである。文字のフォントにも当時の香りが漂ふ。
但し、この昭和8年5月20日当時の梅田駅は仮駅だった。場所は現在の東梅田に近く新阪急ビルの地下あたりで下記の写真で示すところに乗降口があった。

100系車輌が牛に引かれて登場する0分35秒からのシーンは圧巻である。
それに続き0分50秒からは、この梅田仮駅が現れる。
構内の様子を見れば、天井は低くあの壮大な梅田駅とは似ても似つかないものとなっている。(最後のシーンは本町駅なのでお間違いなく。)
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レディー・カガに会いました!

大阪駅の東口(御堂筋口)のロータリーは、駅改装工事が完了したことにより仮設店舗が撤去され、スッキリした風情を取り戻した。

こんな懐かしい「117系の新快速」の広告もその副産物としてその姿を見せた。
そんな中、ちょっと旅行に出かけた。


大阪から北陸方面へはサンダーバードが頻発しているので、時刻に拘らなければ座席の指定にさほどの苦労はなく、快適な移動空間が提供される。これは極めて大切なことであると感じる。

また、車内には、北陸新幹線の開通予定が告げられている。
金沢・敦賀間完成が平成38年春とは、まだまだ先のことのように感じてならないが、時間というものは残酷なもので、屹度あっという間にやってくることだろう。
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平成5年 南海電車の旧塗装車輌を求めて
- Sun
- 07:00
- ∇鐵道ほとがら帖/平成編 - ├平成元年-平成5年
(前回からのつづき)
最近、南海電車の伝統ある南海カラーが変わりつつあるというので、今のうちに記録しておかねばと思い、クラシックな南海・汐見橋駅からフォト散歩に出かけた。
平成5年9月11日

この南海1521系車輌も風前の灯火・・・汐見橋線ではこの2年後の平成7年8月24日に運転終了となり、同年10月の和歌山港線でのさよなら運転をもって南海における営業運転を終了した。

昭和の扇風機がブンブン廻つて生温き空氣を攪拌してゐる・・・そもまた一興なり。
最近、南海電車の伝統ある南海カラーが変わりつつあるというので、今のうちに記録しておかねばと思い、クラシックな南海・汐見橋駅からフォト散歩に出かけた。
平成5年9月11日

この南海1521系車輌も風前の灯火・・・汐見橋線ではこの2年後の平成7年8月24日に運転終了となり、同年10月の和歌山港線でのさよなら運転をもって南海における営業運転を終了した。

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平成5年 自動改札機導入前の南海・汐見橋駅
- Sun
- 07:00
- ∇鐵道ほとがら帖/平成編 - ├平成元年-平成5年
平成5年9月11日のことだった。
南海電車の車輌の塗装が伝統ある南海カラーから変わりつつあることが気になったので、久しぶりに汐見橋駅を中心としたフォト散歩に出かけた。

都会のエアースポットのような南海電鉄・汐見橋駅
駅構内はガランとして人影も少ない。利用者の多くは近くの難波駅を使うため、現在では都心のローカル線の始発駅といった存在だが、じっくり観察するととても面白い路線である。

歴史を訪ねると、明治37年の鉄道地図に早くも「高野鉄道」の起点として登場している。(明治33年9月3日開業時の駅名は「道頓堀駅」)
因みに、同線の「阿倍野駅」は、大正14年に本線と統合し、「岸ノ里駅」と名称変更された。

表紙に南海鉄道の「羽車」社章が表された社誌「開通五十年」が手許にあるので、同線の歴史の部分を転記してみた。
※「開通五十年」記念誌の発刊が昭和11年3月3日ということに、同鉄道の歴史の深みが感じられてならない。
南海電車の車輌の塗装が伝統ある南海カラーから変わりつつあることが気になったので、久しぶりに汐見橋駅を中心としたフォト散歩に出かけた。

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因みに、同線の「阿倍野駅」は、大正14年に本線と統合し、「岸ノ里駅」と名称変更された。


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