阪急1000系車輌 夜半の陸送
- Sun
- 07:00
- ∇鐵道ほとがら帖/平成編 - └平成30年~平成31年
以前、新幹線のN700系が陸送される様子をアップしたが、今夜は、阪急電車が搬送されるとの報を受けた。
よって、雨上がりの寒冷の下、平成平成31年2月20日午前0時過ぎに出掛けた。

新幹線の時は、ギャラリーはすごく多かったが、阪急電車だとそんなに興味がないのか、極めて少ない。
しかし、私一人だけではなかったことを付言しておく。
待つこと半時間、0:40になってそれは現れた。

青い回転灯を点滅させながら、特殊車輛運搬車が国道に現れた。
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阪急1000系車輛は、平成25年から神宝線で活躍中ではあるが、このようにさらに新車を導入しているのだ。
山口県下松市の日立製作所 笠戸事業所で製造されているため、海路で大阪まで輸送され、大阪港から陸送されている。

2台目は、中間車輛


N700系新幹線の先頭車輛は27.3メートルあるが、阪急1000系は19.0メートルなので、大きな交差点では、難なく回転させることができる。

交差点のど真ん中で、何か異音が響いたと思ったら、係員が停車中の台車を点検し始めた。

これから正雀工場まで夜更けの大移動となるのだろうが、非日常的な光景には違いなく、幸運にも遭遇した市民はきっと刮目することであろう!


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Super Ikonta 531で港町散歩
- Sun
- 07:00
- ∇愛しき冩眞機 - ├中判・大判・etc
平成8年9月23日のことだった。
ファジー・コレクションにはジャバラのカメラも多く存在するが、この日は1938年ドイツ製ツアイスのスーパーイコンタIII(Super Ikonta 531)にモノクロフイルムを詰めて、桜島・天保山の港町散歩に出掛けた。

このカメラは、分類ではスプリングカメラに属するが、ドレーカイル式のピントあわせ装置を備え、同種の中では最高品である。
レンズの横に飛び出た腕木単目のドレーカイル方式の説明は、本機を手にすればその精緻な光学装置に驚嘆するばかりであるが、その光学装置の説明を文書にすると絶対に理解できない代物である。
アマチュアには、この半分の大きさのセミ・イコンタが好まれたが、イコンタがもつ6×9cmのビックサイズはプロに好まれ、この傾向は1970代まで続いた。

左側の35mmフイルムではなく、右にある細長いサイズの裏紙のついたプローニ判のフイルムを使う。

ネガを比べてみると、35mmに比べて圧倒的なサイズの大きさを誇る。これは、今で言うところのデジタルカメラの受像子の大きさの違いと同様の効果がある。
昔はレンズの性能をカバーするため大きなサイズが求められたが、名レンズのテッサーを搭載したスーパーイコンタともなれば、大きく引き伸ばす必要のあるプロ写真にとっては、35mm判より重用された。
そして、スプリングカメラの特徴として、折りたたむとコンパクトになることから山岳写真家には特に愛好された。
今回は、これだけ大きなサイズだと、写真屋さんに頼まなくても、自分でフイルム現像とベタ焼き(ネガフイルムと印画紙を接してプリントする方法)ができるのではと思いトライした次第である。(サンプルは、上記のとおり)

大阪の臨港貨物線「浪速駅」に隣接するダイゾー(旧:大阪造船)の巨大クレーン
この造形には、人を魅了する要素がある。しばらく見ていても飽きが来ない。
鉄骨の素材が華奢なのにこんなに大きな造作になっていることが、なんとも美しい。しかも縦横無尽に駆動する。

6cm×9cmなので、中央の操縦室部分の拡大にも破綻を来たさない。

こちらは、余りに見事な“草ワイパー”があったので、撮ってみた。
こういう被写体はやはりモノクロがいいね!
(注)草ワイパー:草と風が壁面に織りなす造形美であり、振り幅が大きい方が美しいとされている。小さいながら壁面の穴から成長した草木の場合360°にも及ぶものがあるので侮れない。
ファジー・コレクションにはジャバラのカメラも多く存在するが、この日は1938年ドイツ製ツアイスのスーパーイコンタIII(Super Ikonta 531)にモノクロフイルムを詰めて、桜島・天保山の港町散歩に出掛けた。

このカメラは、分類ではスプリングカメラに属するが、ドレーカイル式のピントあわせ装置を備え、同種の中では最高品である。
レンズの横に飛び出た腕木単目のドレーカイル方式の説明は、本機を手にすればその精緻な光学装置に驚嘆するばかりであるが、その光学装置の説明を文書にすると絶対に理解できない代物である。
アマチュアには、この半分の大きさのセミ・イコンタが好まれたが、イコンタがもつ6×9cmのビックサイズはプロに好まれ、この傾向は1970代まで続いた。

左側の35mmフイルムではなく、右にある細長いサイズの裏紙のついたプローニ判のフイルムを使う。

ネガを比べてみると、35mmに比べて圧倒的なサイズの大きさを誇る。これは、今で言うところのデジタルカメラの受像子の大きさの違いと同様の効果がある。
昔はレンズの性能をカバーするため大きなサイズが求められたが、名レンズのテッサーを搭載したスーパーイコンタともなれば、大きく引き伸ばす必要のあるプロ写真にとっては、35mm判より重用された。
そして、スプリングカメラの特徴として、折りたたむとコンパクトになることから山岳写真家には特に愛好された。
今回は、これだけ大きなサイズだと、写真屋さんに頼まなくても、自分でフイルム現像とベタ焼き(ネガフイルムと印画紙を接してプリントする方法)ができるのではと思いトライした次第である。(サンプルは、上記のとおり)

大阪の臨港貨物線「浪速駅」に隣接するダイゾー(旧:大阪造船)の巨大クレーン
この造形には、人を魅了する要素がある。しばらく見ていても飽きが来ない。
鉄骨の素材が華奢なのにこんなに大きな造作になっていることが、なんとも美しい。しかも縦横無尽に駆動する。

6cm×9cmなので、中央の操縦室部分の拡大にも破綻を来たさない。

こちらは、余りに見事な“草ワイパー”があったので、撮ってみた。
こういう被写体はやはりモノクロがいいね!
(注)草ワイパー:草と風が壁面に織りなす造形美であり、振り幅が大きい方が美しいとされている。小さいながら壁面の穴から成長した草木の場合360°にも及ぶものがあるので侮れない。
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