昭和51年 北海道修学旅行(その2)
- Sat
- 06:00
- ∇鐵道ほとがら帖/昭和編 - ├昭和50年-昭和52年
(前回からのつづき)

昭和51年6月14日 夕食前の休憩時間を利用して、仲間3人で網走湖畔のホテルを抜け出し、近くの石北本線・呼人駅をパトロールする。

網走行普通列車563Dがやってくる時刻に間に合うよう駅に向かったのだ。
タブレット交換をしている一瞬を狙った。


翌朝の網走駅・・・縦書きの駅名板(※)をもつ堂々たる木造駅舎だったが、惜しくも翌年建替えられてしまった。
※縦書きの駅名板には網走刑務所から出所してくる元受刑者が、もう二度と「横道に反れないように」という願いが込められている。

件の網走刑務所はこの橋の向こうにある。残念ながら修学旅行の見学ルートには入っていなかった。

釧網本線・藻琴駅
サビサビの屋根が、いいね!
駅舎の後ろの客車列車は、網走行普通632列車
ここは、開拓民の入植地における交通の便を図るために建設された“東藻琴村営鉄道”の藻琴線が奥地に伸びていたが、昭和40年には全廃された。

こちらは藻琴駅の半分にも満たないサイズの“北浜駅”
鉄道模型のシーナリーとして是非採用したい、実に魅力的な駅舎だ!
白い前栽柵もその魅力を増している。
この駅舎をバスの車窓から見た同級生からは、思わず歓声が上がった。
京阪電車の北浜駅を知るものにとって、その大いなるギャップに驚いたのかもしれない。
「オホーツク海に一番近い駅・海岸まで20メートル」と標語とともに、
愛すべき駅であることは、ここが多くの映画やテレビのロケ地として使われていることからも知れる。
現在もこの駅舎は健在であるが、窓枠等にアルミサッシが用いられ、残念ながら、この写真のような風情はない。
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昭和51年 北海道修学旅行(その1)
- Sun
- 17:00
- ∇鐵道ほとがら帖/昭和編 - ├昭和50年-昭和52年
昭和51年6月9日から6月17日まで、高校の修学旅行で北海道を初めて旅行した。
すでに国鉄のSLは全廃した後であったが、旅行途中に撮影した鉄道写真を改めて見直すと、今とは異なる景色が見受けられるので、そのいくつかをアップしようと思った次第である。
往路は、敦賀から新日本海フェリーで小樽に上陸。

そこからは北海道中央バスの観光バスで道東に向かう。
小樽築港では廃車体のSL群を眺めて、鉄道ファンの友達と、「来るのが少し遅かった!」と嘆いたものだ。

バスの車窓から撮った最初の一枚がこれ。函館本線・大麻駅
現在は札幌近郊の大きな住宅地になっているようだが、この時は寂しい無人駅のように感じた。

711系は、昭和42年に函館本線電化事業と並行して開発された徹底した耐寒耐雪機能を考慮した初の北海道向け国鉄電車である。
これも彼の地でなければお目にかかれない電車となれば、自然とカメラが向けられるというものである。

ED76も本州では見られない電気機関車である。
D型電機というのに中央に補助輪を装備しているため、E型電機のような長い車体をもっている。幌向附近にて

岩見沢の手前にある上幌向(かみほろむい)駅。北海道の駅舎らしい造作だった。
入口のガラスに中央バスの紅白のボディカラーが映り込んでいるのがご愛敬。

旭川に近い神居古潭駅(かむいこたんえき)は昭和44年函館本線の付け替えにより廃止になった駅
「カムイコタン」という北海道らしい響きをもつ駅には強く惹かれるものがあった。
すでに国鉄のSLは全廃した後であったが、旅行途中に撮影した鉄道写真を改めて見直すと、今とは異なる景色が見受けられるので、そのいくつかをアップしようと思った次第である。
往路は、敦賀から新日本海フェリーで小樽に上陸。

そこからは北海道中央バスの観光バスで道東に向かう。
小樽築港では廃車体のSL群を眺めて、鉄道ファンの友達と、「来るのが少し遅かった!」と嘆いたものだ。

バスの車窓から撮った最初の一枚がこれ。函館本線・大麻駅
現在は札幌近郊の大きな住宅地になっているようだが、この時は寂しい無人駅のように感じた。

711系は、昭和42年に函館本線電化事業と並行して開発された徹底した耐寒耐雪機能を考慮した初の北海道向け国鉄電車である。
これも彼の地でなければお目にかかれない電車となれば、自然とカメラが向けられるというものである。

ED76も本州では見られない電気機関車である。
D型電機というのに中央に補助輪を装備しているため、E型電機のような長い車体をもっている。幌向附近にて

岩見沢の手前にある上幌向(かみほろむい)駅。北海道の駅舎らしい造作だった。
入口のガラスに中央バスの紅白のボディカラーが映り込んでいるのがご愛敬。

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