90年前のLeica Iで撮る至福
令和4年5月4日の倉敷へのお供として、GRとともにライカ Iを持ち出した。

専門的なことを述べると、feet表示の近接の旧エルマー付なのだ

露出とシャッタースピードを自分で決めて、さらに距離を合わせて一枚一枚撮る手順は、その脳内での作業がたくさんあるのでリハビリをしているような感じがする。
それが面倒と感じるか、楽しいと感じるか・・・私はもちろん後者である
このライカはフィート表示なので、便宜上、距離計をつけているが、これがないとフィートからメートルへの転換にさらに脳内作業が増える。

このような快晴で無限遠の場合は、比較的楽な撮影である。
ISO100のフイルムの場合、f8 1/500 に合わせればいい

少し暗いと2~3段落とせばいい

新緑のカエデのように少し手前のものにピントを合わそうとするとやや神経質になる
距離計を使ってもいいし、絞り込んで被写界深度を利用してピントを合わすか・・すべて撮影者にゆだねられている

大原美術館の中庭にて
庫の壁面に見えるモザイクのようなデザインが、色彩を排除して端正な佇まいとなって、かえって美しい

こういう明暗差が大きな被写体だと、カメラに内臓された露出計任せにすると読み誤る可能性があるが
露出計を使わないとそもそも惑わされないので気持ちがいい

どうしても酒屋は撮ってしまう・・・一種の性(さが)である


コロナ禍の行動制限が緩和された黄金週間は、来訪客多く、観光地もいつもの輝きが戻ってきたようだ。

不思議なお店があった・・・カラーであれば分かったかもしれないがモノクロだとそれが謎になるのが面白い
神社仏閣の格子窓のように見えるが、何を商っているかというと、色とりどりのマスキングテープである
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