8月15日春日大社中元万燈篭に向けて出発
ライカ先生曰く、「今年の8月15日は日曜日なので、古典写真機同好会を開きますか?」
小生「屋外活動として、春日大社の万燈籠でも行ってみませんか?」
ライカ先生「いいかも知れませんね。そうしましょう。」
・・・ということになり、カメラ仲間に声を掛けた。
そうするとMr.KとMr.Gから参加希望の意思表示有り。
集合場所と時刻は、近鉄奈良駅・行基噴水前に午後4時半。

(注)予定通りのスタートとなるはずだったが、直前にライカ先生が病を得られて緊急入院され、我々3人で実行することとなった。主宰が欠席されるとは甚だ残念なことではあるが、速やかなご快癒をお祈りするばかりである。
さて、持参するカメラのことを考えると、夜の仄かな光源を撮影するには、明るいレンズ(高速鏡玉)を用意しなければならず、今回は、EPSON R-D1sにライツのSUMMILUX35mmf1.4とSUMMARIT5cmf1.5という高速にして癖のあるレンズを選択する。

まだ日暮れには時間があるため、東向商店街のお好み焼き店の「おかる」で少し早い夕食とする。


昔ながらの店舗の佇まいである。(まだ酔っていないのに、少しブレてしまった。)
焼きソバ・お好み焼き・明石焼き(玉子焼き)を三人でつつく。

ビールとハイボールによって暑さを吹き飛ばした後、熱中症対策として、カキ氷をいただく。

Mr.Kは、ここのカキ氷が特にお好みである。氷の食感が滑らかでノド越しがよいとのこと。
確かに滑らかな舌触りであった。
午後5時半に店を出る頃には、入口にはお客の列が出来ている。この地の人気店であることを示している。
さてさて、まだ日没には時間があるため、奈良ホテルまでプラプラ散歩することに・・・

SUMMARIT5cmf1.5を開放で撮影するも、好ましい仕上がりとなった。

Mr.KとMr.Gの撮影スタイル・・・ちょっと怪しいオヤジ達だ♪

商店街の店頭には、地元「宇陀」産の野菜が並んでいる。
朝露がしっかり染み込んでいて新鮮そうな気がする。

奈良の道路元標は、猿沢池畔の橋本町にあった。この高札場というのも風情があっていいね♪

ただ、Mr.Kの胸元(腹元)には、憧憬のLeicaM9のグレーペイント(シルバー鍍金ではなくペイントになっている。)があった!
レンズは、ズミクロン35mmの8枚玉ときた。
なんと贅沢な組み合わせであろう。これを首からぶら下げていれば、皇族御用達の奈良ホテルもフリーパスだろう♪
Mr.Gは一番の年配であるが、NikonD3に中焦点・長焦点のズームレンズを装着するという重戦車のような装備である。このカメラはISOを3200にアップしてもノイズが極めて少ないため、暗い場所やズームレンズであっても手持ち撮影が可能となる優れものである。
二人とも撮影素子がフルサイズのデジタルカメラだ・・・APS?Cサイズの小生としては少し肩身が狭いわい。
仲間の御紹介は、これくらいにして、手許のSUMMILUX35mmf1.4の性能を少し御紹介。

絞りをf5.6位にすれば、極めてシャープで立体感も満足すべきものである。

しかし絞り開放のf1.4では、ハイライト部分がじわりと滲む・・・これを欠点とみるか、味わいと見るかで好き嫌いが分かれる。
もちろん小生は、この鏡玉(レンズ)が大好きである。

さらに進むと菊水楼の貫禄ともいえる門構えが現れる。

やはり登録有形文化財になっていた。
(つづく)
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Comment
2010.08.22 Sun 15:48 | 確かに怪しいです
と面識のない人に言いたいことを言ってしまいましたが、この上の教会の隣は幼稚園です。
私の場合は本務機の50mmf1.4のニッコールが出撃するのでしょう。古すぎてAi改造はできないようですが。
40年以上奈良にいるのに、ここに上げられた店に行ったことがないのは、70年以上奈良にいる我が母の評価がメッタ切りなんでしょう。
もっと美味なかき氷屋があったのですが、5年前に閉店してしまったようなので。
5年前でも炎天下1時間待ちなんて店でしたから経営不振ではなさそうなのですが。
- #JyN/eAqk
- なにわ
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2010.08.22 Sun 17:57 |
教会までは、思ったより距離があるんですね。確かにはたから見るとやや怪しげか(笑)
十字架に木造の建物というのが、とても新鮮に見えました。
かき氷が、すごくおいしそう~!
- #-
- うたに
- URL
2010.08.22 Sun 21:55 | *なにわさん こんばんは
私も奈良でカキ氷をいただくことになるとは、意外な感じでしたよ。奈良の繁華街における東大寺学園の評価なんて、全くのエリア外なんで存じません♪
2010.08.22 Sun 21:58 | *うたにさん こんばんは
木造建築に十字架というのは、隠れ切支丹かヤソ教のようで想像力が活発になります。
南都奈良の商店街をブラブラするものいいですよ。
でも小生は伊豆熱川温泉に行って見たいですぅ♪
2010.08.28 Sat 10:02 |
奈良は、写真を趣味としておりました亡き父が大好きな場所でして、荷物持ちをさせられながら幾度も通いました。猿沢の池からみる興福寺の二つの塔、「これがええねん!」と24㎜のレンズで写していました。東大寺講堂跡から二月堂へ行く道もお好みだったようです。
時は流れ、家内の結婚前の勤め先が奈良市内だったこともあって、あちこちのお店を案内してもらいました。
2010.08.28 Sat 22:25 | *のりさん 思い出があるんですね。
彼の地は、父君との思い出の場所であり、また奥様とのご縁浅からざる場所でもあるんですね。大阪からの近すぎず遠すぎずの距離がいいんでしょう。京都にない空間の広さや時間がゆったり流れる奈良は私にとってもパワースポットとなっています。
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