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いざ、春日大社中元万燈籠に参らむ

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8月15日の宵もとっぷりと暮れた。

春日大社の一の鳥居から参詣する。


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しかし大変な人出だ。そしてかなり暗い。小さな子どもの手を放すと生涯生き別れになりそうな漆黒の闇だ。

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カメラの部品など落とそうものなら・・・たとえ足元であっても見つけることは出来ないであろう。



途中では小さな蝋燭を立てた提灯(一灯500円)を売っている。

これが単なるお遊びでないことは、誰もが直ちに理解することとなる春日の杜である。


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僅かな灯りにケモノの気配・・・ストロボ一閃!


なにやら霊体(オーブ)のような光体が多く捕らえられたようだが、蜘蛛の巣越しか空中の塵埃を撮影したものと思いたい。
春日大社の本殿に近づいてくると却って明るくなる。

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ひとつひとつの石灯籠に蝋燭が灯されていて、電燈のなかったイニシヱの参道もかくありきや・・・と感じ入るばかりなり。

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このひとつひとつの石灯籠に灯りが入っている。


稲穂料500円を支払うと、南門脇から普段は入れない東回廊から中門を通り西回廊を巡ることが出来るので、迷わず参拝する。

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燈籠の灯りだけを頼りに回廊を進む。


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いろいろな意匠の透かし彫りが施された燈籠がずらりと並ぶが、ご本殿前の中門脇にあるこの燈籠は特に素晴らしい。

躍動する神鹿が細かな雲形透かし彫りに堂々と浮き上がっている。

薄い鉄板をヤスリでカリカリと削って作ったであろうその浮かし彫りの出来に、はっと息を呑むほどの感動を憶える。





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ここに浮き彫りにされた文字が、慶長十七年であれば、1612年である。

江戸初期の奉納灯篭が手に触れるところにある事にしみじみと歴史を肌身に感じる。


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諸願成就、皆満足しむ・・・願い事が成就したお礼参りの時に奉納されたもののようだ。


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細かい細工は、江戸期の職人技の何とも言い難い魅力を放っている。


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浄瑠璃の床本のような風情のある書体のものも見受けられれば・・・


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寛文五年(1665年)の一月に奉納された武運長久を祈る伊賀侍の燈籠もある。


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燈籠の高さもマチマチなのが日本的な「崩れの美学」を体現していて何ともファジーで美しい。

ライツのレンズ summilux-M 35mmf1.4の持ち味もよく出ている。


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名残惜しいが、次から次へと後から人が押し寄せるので、このあたりで春日大社を後にする。


西に向って東大寺の参道にさしかかると大変な人が大仏殿へ向っている。

よくよく尋ねると、東大寺も万灯供養会を開催していて、普段は開くことのない中門から無料で参拝できるらしい。

しかし、かなりの行列が続き、これであれば入場まで1時間はかかるであろうと判断し、衆議一決にして転進すなわち戦列を離脱する。

「来年もまたありますから・・・」




滅多に開かない、大仏殿の上部の扉“観想窓”が開き、廬遮那仏のお顔がそこから見えているはずだ。

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ここからでは、大仏の右肩と光背仏が見えている。

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南大門の金剛力士も昼間見るより穏やかな様相に感じるのも、お盆中日のなせる業か・・・。





 1日1回 ぽちっとね♪  


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Comment

2010.08.28 Sat 10:10  |  

春日大社の万燈籠、その幻想的な雰囲気を一度味わいたいと約35年間思い続けながら、いまだ果たせずにおります。いにしえの人たちは、この風景をどのようにご覧になられたのでしょうね。

2010.08.28 Sat 22:17  |  *のりさん こんばんは

私も万燈籠を訪れるのは、生涯2回目でした。大阪からは近いのですが、平日のことが多くなかなか行けないモンなんですね。節分の時もあるようなので是非お運びください。

2010.08.30 Mon 12:05  |  私も一度きりですが

25年前の冬、図書館で受験勉強をしてその帰りに行きました。
もっと暗かったですし、冬の夜だけあってものすごく幽幻でした。
まあ、昼間に雷鳥の食堂車を体験するために敦賀に往復してますが。
それと慶長十七年は1612年です。関ヶ原の合戦が慶長五年ですから。

それはさておき、交通量の多い国道169号線から車を消すとこうも美しくなりますか。
ここからだと砂茶屋まで一直線だから、自宅までチャリンコで70分ぐらいですか。

2010.08.30 Mon 12:21  |  

石灯籠のぼんやりした灯りが何とも言えませんね。
写真からはとても落ち着いた雰囲気を感じますが、実際の現場は人がいっぱい&暑さで大変だったことでしょう。お疲れ様でした!

  • #-
  • うたに
  • URL

2010.08.30 Mon 20:56  |  *なにわさん 感謝です。

慶長十七年は西暦1612年でしたね。
小生が生まれる少し前のことなのにミステイクしてしまいました。

2010.08.30 Mon 20:59  |  *うたにさん こんばんは

この日は風がなくて人が密集していると息苦しいばかりでした。燈籠の炎の熱もこれだけ数があるとバカになりませんでした。

2010.09.02 Thu 21:02  |  

夜の東大寺幻想的ですね~
ワタクシも今年は1300年ということで海外のお客さんを東大寺へ案内しました。
一番驚かされたのは光背の分厚さでした。夜に再訪してみたいものです。

ところで扇町駅の記事にコメントいただきまして有難うございました。
弊ブログの旧アドレスにコメント頂きまして・・お見苦しかったかと思います。。

久しぶりに8月末に扇町駅へ再訪しましたが、ネコの姿がありませんでした・・
この猛暑で外にいたら大変でしょうから、どこか室内にいるのかも?

  • #-
  • OCEANBREEZE
  • URL

2010.09.03 Fri 07:11  |  *OCEANBREEZEさん こんにちは

海外のお客様を東大寺に案内・・・お疲れ様でした。この夜“万灯供養会”はやはり特別な日であったと思います。物凄い数の参詣者がいましたが、一度参拝する値打ちはあるようです。
扇町の件については、旧アドレスにコメントをしたようで、ご迷惑を掛けしました。

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何カノキツカケガアレバ汽車ノ事ヲ一所懸命ニ記述シテヰル。子供ノ時ノ汽車に對スル憧憬ガ大人ニナツテモ年を取ツテモ抜ナイノデアラウ。


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 阿房(あほう)と云ふのは、人の思わくに調子を合はせてさう云ふだけの話で、自分で勿論阿房だなどと考へてはゐない。
 
 用事が なければどこへも行つてはいけないと云ふわけはない。
 なんにも用事がないけれど、汽車に乘つて大阪へ行つて來やうと思ふ。   
    ・・・内田百閒「特別阿房列車」


        

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長崎の鴉・・長崎阿房列車

段段車窓が薄暗くなり、汽車が次第に濃ひ夕闇へ走り込んで行く時に聞く汽笛の響きは、鼻へ抜けたかさ掻きのやうな電氣機關車の聲よりも、蒸氣機關車の複音汽笛が旅情に相應しい。


          


  いつの間にか窓が眞暗になり、窓硝子に響く汽笛の音が、蒸氣機關車C62の複音に變つてゐる。


          
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