平成筑豊鉄道(直方→田川伊田)
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- ∇鐵道ほとがら帖/平成編 - ├平成22年
“平成筑豊鉄道”は、平成2年より九州旅客鉄道(JR九州)から継承した旧国鉄特定地方交通線の伊田線・糸田線・田川線の各線を営業しているほか、平成21年4月からは、北九州市からの委託で同市門司区において門司港レトロ観光線(愛称:やまぎんレトロライン)として、トロッコ列車を特定目的鉄道として運行している。
これから乗車する路線は、“平成伊田線”といい、昔の国鉄伊田線である。

JRの直方駅から少し南に行った大跨線橋の下が入口だ。

約30分に1本の割合での運転となるローカル私鉄だが、旧国鉄の田川線も“平成田川線”と称して引き受けている。

しかし7月14日の大雨で“源じいの森”の前後の路線が不通となっていて、行橋行きは運行されず、油須原までの折り返し運転となっている。

復旧までには、随分かかるようで第三セクターにとっては、辛いところだろう。
同じ時刻表を作るのなら、同じサイズのものにしてほしかったなあ?(外様モノのツイート)

本鉄道の改札はないが、ホームの端からJRの筑豊本線を見るとこんな具合だ。

右側に新しい跨線橋が建築中なので左側の古い跨線橋もこれが見納めとなろう。

平成筑豊鉄道は、駅名・車輌について、命名権(ネーミングライツ)を販売していて、直方駅も「藤本興行株式会社」などと表記されている。

409は沿線の行橋市にあるゆめタウン行橋の広告ラッピングを施した「ゆめタウン号」となっている。

車内は、ロングシートの間に左右一箇所ずつクロスシートがある形式となっている。
車内広告を見ていると面白いものを見つけた。

油須原でトロッコ列車の運転をしているようだ。しかし、運転日には注意しなければならない。

車内には、この映画のポスターがあった。相感じるところ少なからず存在するのだろう。

床屋が駅舎を利用している中泉駅は、「大阪サン・ニュース中泉」駅とされている。
なぜ筑豊に大阪なの?と思ってしまったが、大阪サン・ニュースは、福岡支店開設とともに命名権を得たのかもしれない。

田川伊田駅到着・・・なんか侘しい感じのする駅である。

駅舎は立派であるが、ほとんどが空き家となっているバブル駅舎。KIOSKすらシャッターを閉じている。
駅前をパトロールするも完全に活力を失った町並みを見るばかりだった。

昔は賑やかであったろうパチンコやさん・・・今では不動産屋さんが、このままのデザインで1階店舗を使っている。

線路の反対側に出ようとアンダーパスを通ると、往時の繁栄を見るようなレンガ基盤が残っていた。美しい♪
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Comment
2010.09.08 Wed 00:34 |
まだJRだった1989年にこの辺りは全部通り抜けているはずなんですが、記憶が全くないですね。
パチ ンコ屋も郊外の店に敗れたのでしょうか。
2010.09.08 Wed 10:29 | *なにわさん こんにちは
駅本屋が空洞化しているのも淋しい限りですが、駅前の店舗は、ほぼシャッター通りと化してました。写真のものとは別に、幅の広い県道沿いに現代的な、パチ ンコ屋がありましたが、そこも閉店してました。
(コメントにおける使用不可文字設定があり、ご面倒おかけしました。)
2010.09.08 Wed 22:44 |
ゆめタウン号の車内、変わった装備ですね。
汎用(?)の空き缶入れがインパクト大です。
ちなみに、転倒防止策は何か施されていたのでしょうか。
- #-
- サッシの父
- URL
2010.09.09 Thu 06:53 | *サッシの父さん おはようございます
確かに空缶用のゴミ箱は不思議な存在でした。缶を持ち込み車内に放置する学生等が多くいるのでしょうね。
外見からは転倒防止策は施されていませんでしたから、きっと内側の底にブロックのひとつでも重石として入れられているのではないでしょうか?
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