不要不急の旅・・・炎暑の恵那峡に遊ぶ
9月4日(土)名古屋でみそカツの昼食をとった後、JR名古屋駅に入場。
プラットホームに上がると、何と言う暑さであろうか・・・日陰となるホームの屋根の下に居ても、線路道床からの照り返しで息苦しいまでの熱気を感じる。
そんな中、貨物列車が進入してきた。

EF64-1004がブルーのワム80000を牽引する姿には、懐かしい国鉄時代の貨物列車の面影を感じる・・・一服の清涼剤なり。
新聞紙の基となるロールペーパーを運搬しているものなのか?

快速みえ(名古屋止)
中央線の恵那まで行くので、13時15分のセントラルライナー9号に乗るまで約20分ほど待たねばならない。
ホームにはクーラーの効いた待合室などないので、暫く止まったままになっている多治見行きの普通列車に避暑する。
猛暑日が続く毎日に体が慣れいてるというものの、この暑さは大変なものである事を、体が教示していた。
因みに、当日の名古屋の気温については、「太平洋高気圧に覆われた東海地方は4日、気温がぐんぐん上がり、名古屋市では午前11時37分に37.1度を観測し9月としての最高気温記録を更新、午後0時53分には38.0度にまで上昇した。JR東海道線の名古屋?大府(愛知県大府市)間ではレール温度が上がり、レールにゆがみが生じる恐れがあるため、正午過ぎから徐行運転になった。」と報じられた。(毎日新聞)
この日の全国最高気温は、郡上八幡の39.1℃ 名古屋近郊の多治見市は38.5℃・・・すべてこの近所ぢゃないの!

セントラルライナー9号中津川行き・・・クモハ313-8506

多治見以遠に行く場合は、一人310円の“乗車整理券”が必要となる。
“座席指定券”とどう違うのかよく分からない。
しかし、13時15分のセントラルライナー9号の車内は快適そのもの

クーラーのよく効いたガラガラの車内で、持ち歩いていた焼酎“蘭”を冷たいハーフロックでいただく。
本日の二次会の開催であ?る。

一寸“いいちこ”風に・・・

1時間ほどの二次会の後、14時8分恵那駅到着・・・外気温の高さに、体が一気に膨張するような錯覚を覚える。

JR中央線恵那駅 駅前に降立つと、日差しが猛烈な勢いで襲ってくる。

無人の街と化した駅前

駅前の温度計は、38℃を示している。全くもって有難いことである。9月でこの気温はちょっと体験できない数値である。
恵那峡行きのバスまで20分ほどあるし、身の危険を感じたため、冷房の効いたJRの待合室に避難する。

制服姿の女子高生も、涼しいここで宿題をこなしているようだ。
このテーブル席は、飲食、飲酒禁止なので、少し離れたところで缶ビールをゴクゴクしながらのワンショット♪

恵那峡行きのバスは、東濃鉄道バス。後乗り、前降りの典型的なワンマンカーである。

この炎暑に恵那峡に向う数寄者は余りいないようで、ガラガラのまま定刻出発する。
15分程の乗車の後、恵那峡口で下車。

恵那峡は、木曽川が大井ダムによって堰き止められたため誕生したダム湖である。
大井ダムは、福澤桃介により大正13年に完成されたビックプロジェクトだった。

これが樹齢400年以上といわれる名物の恵那峡の大フジ。
この木陰があるので、厳しい日差しから逃れられた。

この大フジに連なる店舗の中には不思議なことに、岐5ナンバーの自動車が置いてある。いすゞの“ベレット”と思われる。
壁面には民俗用具が展示してあるので、その一つかもしれないが、ちょっとアンバランスな風情である・・・・しかも奥の方にもう一台あり、そのフロントガラスが少し見えている! 何だこれは?


氷に帽子に、五平餅・・・ああ、暑苦しい!

このお店の店頭にある桟敷は一体なんだ?
子どもがくつろいでいるので・・・シースルーの茶の間かいな(驚)

名物からす・・・って何だ?と思ったが、「からすみ」の「み」が脱走しかかっているの図だった。
もうこの暑さの下では、何でもアリだわ。 暑さにやられて、無感動になってしまった。多少のことなら笑わなくなった。
ただ、なぜか気になったようで、写真には記録していたようだ。
(しかし、改めて見てみると、メチャおもろいがな♪)

遊覧船の船着場


子どものおもちゃのような舵輪を操りながら、船内に流れる音声案内にあわせてパントマイムのように右、左と手を差し伸べる船長さん。


地震で大井ダムが決壊したら大変だからね。
でもこの文章は国語的にはおかしい。前段の述語「・・・が発生した時」が抜けている?


しばし穏やかな恵那峡を見聞した後は、本日のお宿“かんぽの宿恵那”に向う。
(つづく)
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Comment
2010.09.24 Fri 21:08 |
銭取られるライナーで移動ですか、本線筋の新快速とドコが違うんだという気がします。
追加料金を取るなら静岡に回してあっちのロングシートを何とかしろと思いますけれどね。
2010.09.24 Fri 21:40 |
おぉっ!!「38℃」。この辺りは、特別暑いようですね。多治見も、妙なことで全国区になったものです。
鉄道の徐行運転、名鉄でも今夏にはレールの歪が出たとか・・・。しかし・しかし・・・ようやく炎暑も一区切り付いたようですね。誠に涼しい昨日今日です。
2010.09.25 Sat 06:55 | *なにわさん ほんと何なんでしょうか?
セントラルライナーは、多治見以遠が指定席になるようです。ほとんどのお客が事前に切符を買わずに車内検札の際に料金を支払ってました。
まあ、堅いこと云わずに一度乗ってみるのもえ~もんです。
2010.09.25 Sat 06:58 | *のりさん 涼しくなりましたね
この日は、“炎暑”にふさわしい一日でしたが、お彼岸を境に急に涼しくなった昨今から思えば、何か遠い夏の思い出のように感じられてなりません。猛烈な暑さを記憶しているうちに記事にしました(笑)
2010.09.29 Wed 09:25 | パラダイス
恵那峡、なかなかのパラダイスですね。苦笑しながら拝見しました。今年の幹事さんもこれほどの酷暑は想定外だったのでは。
セントラルライナー、不思議な存在ですが廃止ならないのはそれなりの需要があるのでしょうか。絶好の宴会場であることは確かなようですが。
- #-
- サットン
- URL
2010.09.29 Wed 20:56 | *サットンさん パラダイスでした。
よりによって、亜熱帯の大阪から赤道直下にやってきたような暑さでした。暑さには慣れた大阪人でもこの気温にはちょっとバテ気味でしたね。電車の中はクーラーの効いたパラダイスでしたが・・・。
2013.03.09 Sat 18:46 |
ホームページを拝見させていただきました。
三年遅れですが、ようこそ恵那へ(笑)
家が恵那峡の近くなので、こんなところに観光でわざわざ来ていただけるなんて申し訳ない〜!って思ってしまいました。
ところで、セントラルライナーなんですが、中津川〜多治見区間はライナー券(指定席のようなもの)は不要ですが、多治見〜名古屋区間はライナー券が必要です。
ですので、名古屋からセントラルライナーに乗車した場合、一駅で降りてもライナー券が必要なのです。
地元民はセントラルライナーなんていう高級なものには乗らず、普通快速を利用してます(笑)
名古屋〜恵那間の所要時間は十分くらいしか変わらないので(笑)
もしまたこちらに来られる機会がおありでしたら、秋の紅葉の季節をオススメします。
紅葉綺麗ですし、なにより松茸をはじめとする山の幸が豊富ですので。
長々と失礼しました。
またホームページ拝見させていただきます。
- #jJ5VHX5I
- 通りすがりの恵那市民
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2013.03.10 Sun 12:01 | *通りすがりの恵那市民さん こんにちは
古い記事にも拘らずご覧の上、コメントまでいただきありがとうこざいます。
仲間で年1回1泊旅行を続けていますが、この年は恵那と明智鉄道・大正村を選びました。思い出すのは、とにかく猛烈な暑さで辛かったことですね。仰るとおり錦秋の紅葉シーズンは、とても美しいだろうなあと思います。機会を見つけて再訪させていただきます。
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