昭和58年はじめての大井川鉄道
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- ∇鐵道ほとがら帖/昭和編 - ├昭和58年-昭和59年
昭和58年10月17日東京の帰り、はじめて大井川鉄道に立ち寄った。
東海道線金谷駅から千頭(せんず)に向かう。

金谷駅・大井川鉄道線

大井川鉄道線の終着駅・千頭駅構内


B6が好きでここで出会えたことに喜びを感じていたが、この車両はこの後ホマレの運命を辿ることとなる。
「昭和51年静態保存に切り替え、千頭駅や金谷駅構内で展示・保存されていたが、平成4年産業考古学会より産業遺産として認められた。そして翌平成5年日本工業大学技術博物館において動態保存されることとなった。」
(同大学ホームページより)
【略歴】
明治24年 イギリス・ダブス社で製造され、日本鉄道が輸入
昭和 3年 西濃鉄道に移籍
昭和45年 廃車。大井川鉄道が譲渡を受け、日本のSLの動態保存の先駆けとして千頭-川根両国駅間を運転
昭和51年 静態保存に切り替え、千頭駅や金谷駅構内で展示・保存
平成 4年 産業考古学会より産業遺産として認められる
平成 5年 学校法人日本工業大学・技術博物館で動態保存

千頭駅は、昭和30年代風の地方ターミナル駅の雰囲気を色濃く残していて好感が持てる。


クハ508と呼ばれているものと思われる。

モハ309もかなりの来歴の持ち主のようだ。

井川線の特徴ある小型車両は背丈が低い分、ホームも大井川本線より階段状に低くなっている。



こちらは、アプト式のSLを運行していることで有名なスイスのブリエンツ・ロートホルン鉄道と姉妹提携をしたことを記念した車両のようだ・・・「姉妹縁組記念車」と表示されている。
(ブリエンツ・ロートホルン鉄道って何のことか当時は全く知らなかったが、この16年後に実際訪れることになろうとは、このときは夢にも思わなかった。)

こんなところで、木造Wルーフ車両に出会えるとは思っておらず、大喜びで写真に撮ったのだが、この車両の出自はよく判らなかった。
現在になってから調べてみると、モハ1035は、鉄道院時代の木造電車デハ33500形のナレの果ての姿であった。

しかしながら運命というのは不思議なことに、この車輌この後大化けし、ホマレの一輌となる。
「2010年現在、モハ1035が東海旅客鉄道(JR東海)の伊那松島運輸区に静態保存(非公開)されている。この車両は、三信鉄道に譲渡後、再国有化、さらに大井川鉄道に譲渡された2両のうちの1両(モハ301)で、1970年(昭和45年)に旧名古屋鉄道のモ3829と車体振替が行われ、以降千頭駅構内で保管されてきたものである。1997年(平成9年)、JR東海発足10周年の記念事業として、大井川鉄道から購入し、復元整備を行ったものである。なお、同車は2011年に名古屋市港区に開館予定のリニア・鉄道館に移設される予定。」(wikipedia)


そろそろ戻る時刻となった。C11の牽引する「川根路号」がスタンバイし始めた。

展望デッキより展望室の様子をのぞいてみた。

それを横目にクハ500系で金谷に一足先に戻る。

金谷駅で待つことしばし・・・C11227のバック運転でSL列車「川根路号」が到着した。
1日1回 ぽちっとね♪
東海道線金谷駅から千頭(せんず)に向かう。

金谷駅・大井川鉄道線

大井川鉄道線の終着駅・千頭駅構内


B6が好きでここで出会えたことに喜びを感じていたが、この車両はこの後ホマレの運命を辿ることとなる。
「昭和51年静態保存に切り替え、千頭駅や金谷駅構内で展示・保存されていたが、平成4年産業考古学会より産業遺産として認められた。そして翌平成5年日本工業大学技術博物館において動態保存されることとなった。」

【略歴】
明治24年 イギリス・ダブス社で製造され、日本鉄道が輸入
昭和 3年 西濃鉄道に移籍
昭和45年 廃車。大井川鉄道が譲渡を受け、日本のSLの動態保存の先駆けとして千頭-川根両国駅間を運転
昭和51年 静態保存に切り替え、千頭駅や金谷駅構内で展示・保存
平成 4年 産業考古学会より産業遺産として認められる
平成 5年 学校法人日本工業大学・技術博物館で動態保存

千頭駅は、昭和30年代風の地方ターミナル駅の雰囲気を色濃く残していて好感が持てる。


クハ508と呼ばれているものと思われる。

モハ309もかなりの来歴の持ち主のようだ。

井川線の特徴ある小型車両は背丈が低い分、ホームも大井川本線より階段状に低くなっている。



こちらは、アプト式のSLを運行していることで有名なスイスのブリエンツ・ロートホルン鉄道と姉妹提携をしたことを記念した車両のようだ・・・「姉妹縁組記念車」と表示されている。
(ブリエンツ・ロートホルン鉄道って何のことか当時は全く知らなかったが、この16年後に実際訪れることになろうとは、このときは夢にも思わなかった。)

こんなところで、木造Wルーフ車両に出会えるとは思っておらず、大喜びで写真に撮ったのだが、この車両の出自はよく判らなかった。
現在になってから調べてみると、モハ1035は、鉄道院時代の木造電車デハ33500形のナレの果ての姿であった。

しかしながら運命というのは不思議なことに、この車輌この後大化けし、ホマレの一輌となる。
「2010年現在、モハ1035が東海旅客鉄道(JR東海)の伊那松島運輸区に静態保存(非公開)されている。この車両は、三信鉄道に譲渡後、再国有化、さらに大井川鉄道に譲渡された2両のうちの1両(モハ301)で、1970年(昭和45年)に旧名古屋鉄道のモ3829と車体振替が行われ、以降千頭駅構内で保管されてきたものである。1997年(平成9年)、JR東海発足10周年の記念事業として、大井川鉄道から購入し、復元整備を行ったものである。なお、同車は2011年に名古屋市港区に開館予定のリニア・鉄道館に移設される予定。」(wikipedia)


そろそろ戻る時刻となった。C11の牽引する「川根路号」がスタンバイし始めた。

展望デッキより展望室の様子をのぞいてみた。

それを横目にクハ500系で金谷に一足先に戻る。

金谷駅で待つことしばし・・・C11227のバック運転でSL列車「川根路号」が到着した。

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Comment
2010.12.11 Sat 08:45 |
大井川鉄道のお写真、ありがとうございます。
イギリス製の蒸気機関車のスタイルがたまりませんね。チラチラと垣間見えるSSEも気になります。ぜひとも訪れてみたい鉄道のひとつです。
2010.12.12 Sun 05:56 | *のりさん こんにちは
明治のSLが今では動態保存されていることには敬意を表したいと思います。それ以外にも当時の大井川鉄道には怪しげな車輌がごろごろいて、旧型車輌好きにとって一種のパラダイスでした♪
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