かに三昧の湯村温泉へ

国鉄が民営化される直前だった昭和62年2月7日

年に2回あった職場の慰安旅行で、今回は但馬の湯村温泉に行くことに・・・目的は、云わずと知れたる“温泉とカニ”なり。

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朝の大阪駅のお馴染みさん・・・長野からの夜間急行「ちくま」


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新しく登場した特急北近畿3号城崎行きに乗車 

大阪駅9:05発である。

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クロハ481-301

この当時、普通車とグリーン車との合造車(クロハ)は珍しいものだった。

(バブリーな頃なので・・・)今回の旅行は、そのグリーン車に陣取る。

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1号車のデッキから客室を覗く。中央部にさらに扉がありその先がグリーン車である。


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グリーン車の内部の様子 座席の色調は、グリーン車だけに緑色を基調としたものだった。(ホントかな?)

出発の後ほどなくして“おしぼり”のサービスがあった。

グリーン席数は16席しかないので、6名分の予約を取るのに旅行会社に無理強いしたようだ。


福知山線は新線開通以降初めての乗車である。車窓から眼下に望める福知山線旧線が哀れであった。


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途中の和田山駅に到着すると、車窓から大量の旧型客車の姿が見えた。

その全てがブルーのスハ43系のようだ。

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すでに運行を終えた客車群だが、長い間留置されたままなのか、外装の劣化が著しい。

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TR23台車のスポーク車輪が雅なオハフ4618


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豊岡駅の木造跨線橋は、貴重な存在。上の方まで伸びた木製手摺が特徴的である。

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城崎からの非電化区間は「はまかぜ1号」に乗り換えて浜坂へ

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浜坂駅では、出雲市行き普通527列車に追いつく。しかし鉄道の旅はここまで。

NHK-TVドラマ「夢千代日記」で脚光を浴びた本日の宿泊地 湯村温泉へと向かう。

例年になく暖冬で積雪は全くない。風情に多少不満があるが、行動はしやすかった。

お宿は、老舗旅館「三好屋グランドホテル

“打たせ湯のある野趣に富む巨大な露天風呂を堪能したあとは、カニ尽くしの食事が待っている。立派な松葉ガニ一匹と焼きカニ半身、たんまりのカニミソ、カニ刺しにカニチリ、カニの味噌汁、その他諸々と、食べていてその分量の余りに多すぎ満足度を越えてしまい、残念なことに無感動になる・・・”と当時の日記にある。


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さて翌日は、大きな給水塔が残る浜坂駅からはただ帰路に着くのみ。


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鳥取行き621列車を撮影した後は・・・


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はまかぜ4号で播但線経由でゆっくりと帰阪する。

しかし、車中では昨日の食べすぎの所為か、昼食の駅弁に箸が全く進まなかった思い出がある。



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Comment

2012.08.31 Fri 15:38  |  濡れ手に粟の・・・・

城崎まで電化されたとはいえ、そこここに山陰本線らしい風景が残っていましたね。
城崎で乗り換えるなら最初から「はまかぜ」でと思ってしまいますが・・・・。
この頃の社員旅行は旅行代理店にとってはずいぶんおいしい商売だったようです。
添乗経費なんて使い放題って聞いたもんです。

  • #-
  • サットン
  • URL

2012.09.01 Sat 06:06  |  *サットンさん ありがとうございます

青い旧客なんて、余り注目されないまま廃車になってしまいましたね。
当時の旅行会社は、まだまだウマミがあったんですね。現在は経費削減で汲々としているようですが。どの業界も似たようなモンです(泣)

2012.09.01 Sat 12:01  |  かにカニ

鉄道とかに三昧、いいなぁ!
そして現在は、『かにカニはまかぜ』に受け継がれているわけですね~。

  • #-
  • うたに
  • URL

2012.09.02 Sun 08:39  |  旧国

「移動手段が鉄道」の時代の風景がまだあちこちに残っていた頃ですね。
勤めを終えた旧客車群が何とも言えません。学生時代、神戸方面からの帰宅時に、尼崎から並走する福知山線の客車に、何とも言えぬ郷愁を覚えたものです。

2012.09.03 Mon 06:22  |  *のりさん ありがとうございます。

遠距離の移動手段が「鉄道」という認識が確かにありましたね。高速道路は限られたところだけでしたし、バス路線は近距離のみでしたね。長大編成の旧客列車が毎日当然のように福知山線を走っていたのは今思えば幻だったような気がしてなりません。それに走行時デッキの扉の開閉が自己責任でできてしまう客車は、現在では走行不可でしょうね。

2012.09.04 Tue 08:59  |  *うたにさん おはようございます

関西からカニの本場の日本海側までは比較的短時間で行けるため、冬になればたくさんの臨時列車がでています。「かにカニはまかぜ」もそのひとつですが、JR西日本の安価なパックツアーは日帰り旅行なので、温泉には入れますが、時間的に慌ただしいところが残念なところです。

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 阿房(あほう)と云ふのは、人の思わくに調子を合はせてさう云ふだけの話で、自分で勿論阿房だなどと考へてはゐない。
 
 用事が なければどこへも行つてはいけないと云ふわけはない。
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長崎の鴉・・長崎阿房列車

段段車窓が薄暗くなり、汽車が次第に濃ひ夕闇へ走り込んで行く時に聞く汽笛の響きは、鼻へ抜けたかさ掻きのやうな電氣機關車の聲よりも、蒸氣機關車の複音汽笛が旅情に相應しい。


          


  いつの間にか窓が眞暗になり、窓硝子に響く汽笛の音が、蒸氣機關車C62の複音に變つてゐる。


          
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