昭和62年国鉄民営化直前の湖北の鉄道風景

昭和62年2月17日 仕事で彦根・長浜に行った際、彦根駅でたむろする近江鉄道車両を撮影したもの

19870207彦根068-1

彦根駅の連絡橋の上からは、近江鉄道の賑やかな車両たちが確認できるため、訪問毎に要チェックポイントになっている。

19870207彦根065-1

右からモユニ11とモユニ10 

モユニ10は、昭和3年川崎造船所製の西武鉄道モハ232が前身

地方私鉄では、郵便荷物車は、貴重な存在だったが、3年前の昭和59年1月末をもって鉄道郵便輸送が廃止されたことからこれらの車両は用途を失ない、構内でひがな一日甲羅干という体をなしていた。
19870207彦根065-2

モハ204(モユニ11)

その後、モユニ10形の老朽化に伴い、両運転台車であった当車が後継車両に選ばれ、昭和55年に荷物・郵便合造仕様に改造の上モユニ11形11と改称・改番された。

この当時でも既に傷みが激しいようだ。


この後3年間はこのままで平成2年に廃車となり、さらに14年後の平成16年7月に解体された。

現役時代より用途を終えた以降の期間のほうが長期になるのではなかろうか??



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青灰色の電気機関車は、ロコ1100形の1101

昭和5年阪和電鉄が天王寺駅構内の車両入替のために導入した機関車である。昭和24年に近江鉄道に貸し出され、2年後に正式に譲渡されている。

近江鉄道でも構内の入替用として使用されている。


19870207彦根067-1

以前「近江鉄道・昆虫電車」をご紹介したことがあったが、これはそれの別バージョンの「あゆ電車」

それがどうした!といわれると何とも弁明の余地がない近江鉄道のラッピング電車なのだ。


この後、次の出張地長浜へ移動する。

19870217米原069-1

長浜駅にて 木ノ本行き625普通列車

その後方には、日本最古の鉄道駅舎として昭和33年に鉄道記念物に指定された「旧長浜駅舎」がうかがえる。


19870217米原070-1

長浜の用事を済ませた後は、米原まで戻り新幹線で帰阪する。(仕事なので新幹線OKなのだ。)

その前に新幹線の乗車時刻まで少し時間があったので、米原駅東口の駅舎を撮る。

なぜなら、何度も乗換えをしているにも拘らず写真が一枚もない駅だったので・・・

19870217米原070-2

国鉄民営化を直前に控え、「国鉄は変わります」という看板が入口上方に掲げられている。


19870217米原071-1

新幹線の車窓から・・・

米原の広いヤードに旧型客車の車輛群が望める。

少し前まで北陸線で運用していた車両だが、今や解体を待つ哀れな身の上のようだ。

19870217米原072-1

赤いJNRマークを左上に掲げたコンテナも民営化を境に見納めとなるのだろうか・・・



旧型客車に・・・そして日本国有鉄道に・・・惜別の想いを込めてシャッターを切った。



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Comment

2012.09.05 Wed 23:44  |  

退職間近の近江鉄道の車両群、なかなか感傷的になってしまいます。
阪和のロコ1100、現在もその姿を見ることが出来ると聞きましたが、いかがでしょうか。阪和の残党がほとんど消えてしまった現在、貴重な存在ですね。

2012.09.06 Thu 06:45  |  *のりさん おはようございます

この当時の近江鉄道の車輌は、歴戦のツワモノ揃いでなかなか見応えがありました。阪和ロコ1100は現在では保存展示されているようですが、綺麗に整備されてからは、わざわざ出向く気にもなれず、未だ見学していない状態です。

2012.09.06 Thu 11:28  |  

国鉄最後の年にこんな光景が見られたとは驚きですね。
昨夏、ここで西武から移籍して来た101系の色褪せた姿を見かけましたが、
その後も就役の報はなく気になっていたところです。

  • #-
  • サットン
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2012.09.06 Thu 16:40  |  *サットンさん こんにちは

国鉄最後の年からもう4半世紀経つんですね。それだけたてば車両も人間も草臥れてくるのは道理です。私は、企業や鉄道そのものにも寿命というものがあると常々思っていますが、延命措置をとるか、美しい散り際にするのか、どちらが良いのか・・・オーナーでない身でもいろいろと考えさせられます。

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長崎の鴉・・長崎阿房列車

段段車窓が薄暗くなり、汽車が次第に濃ひ夕闇へ走り込んで行く時に聞く汽笛の響きは、鼻へ抜けたかさ掻きのやうな電氣機關車の聲よりも、蒸氣機關車の複音汽笛が旅情に相應しい。


          


  いつの間にか窓が眞暗になり、窓硝子に響く汽笛の音が、蒸氣機關車C62の複音に變つてゐる。


          
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