京丹後リベンジ旅行(その3・久美浜にて)
(前回からのつづき)
北近畿タンゴ鉄道で久美浜駅に到着したのが15:06
駅前には事前に連絡してあった旅館のお出迎え自動車が待っていた。
本日のお宿は、穏やかなる久美浜湾に臨む純和風旅館の碧翠御苑である。


ここは、広い敷地に14室の客室しかないので、各部屋ゆったりとした配置になっている。しかも渚がすぐそばにあるので、庭を歩くと足許には、小ガニが遊ぶ姿がそこかしこに見受けられる。
日頃の慌ただしい仕事と育児から開放されて、ゆったりと気宇広大な時間を楽しむ。
風呂上りのお休み処(湯上りサロン)からみた鏡の如き久美浜湾の光景
対岸に見えるゴルフコースも当旅館と同じ系列であるが、急なアップダウンも有りそうだし、海面に向かっての傾斜面が気になるなぁ。

とにかくお風呂に入らねば・・・

脱衣場にある「お知らせ」・・・!

浴場も限りなく海際に近いので、露天風呂ではフナムシやカニの姿をよく目にする。

しかし自殺行為になるので、間違っても湯船に飛び込んでくることはない。

この旅館は、館内にスリッパを用意せず、廊下を歩く時も素足で歩けるのも特徴といえる。じゅうたん敷きの廊下をはじめ、常に掃除が行き届いて清潔を保っているという自信の表れといえよう。
さてさて、お風呂の後は、お待ち兼ねの地元食材の会席料理である。

最近は何処の旅館でも部屋とは別の“御食事処”に案内されるのがほとんどだが、ここは寝起きする部屋に料理を運んできてくれる部屋食である。
居ながらにして、昔ながらの旅館の風情を愉しみつつ、次々に運ばれてくる山海の珍味をゆっくりといただく。

お酒は、地元久美浜の木下酒造の「玉川」である。
お子様用の小さな瓶しかないのが残念であるが、まあゆっくりと味わえばいい。

生きたままアワビを炭火で焼くのは、ちと可哀相だが、その美味さを考えれば「仕方ない」と思ってしまう。

松茸釜飯で〆る・・・ああ、満腹。
この後は、残りの焼酎をチビリチビリとやりながら静かな夜は更けていった。

翌朝は昨日とは違い、眩しいほどの快晴となった。

これは暑くなりそうだわ。

朝風呂タイム:湯船の底には大谷石が敷かれていて、お湯が朝日に映えて翡翠色に輝いている。
これは旅館の名前「碧翠」に因んだ趣向ではないかなと独り考えながら湯船に体を沈めた。「ウップ!」

美味しい朝食をいただいた後もう一度入浴して、旅支度を整える。
駅までは、昨日同様旅館の送迎車で送ってもらう。

駅の近くには、旧役場の建物がそのまま残っていた。
門柱下の説明書きによると、この建物は昭和7年久美谷役場として建てられ、その後昭和30年の市町村合併以降、久美浜町役場の庁舎として利用されてきたが、平成16年4月の峰山・大宮・網野・丹後・弥栄・久美浜町の合併により50年の役場としての歴史に幕を閉じたということである。
しかしながら歴史のアダ花ともいうべき「久美浜県」なるものが存在していたことが、そのあと駅前で知ることとなる。
(つづく)

1日1回 ぽちっとね♪
北近畿タンゴ鉄道で久美浜駅に到着したのが15:06
駅前には事前に連絡してあった旅館のお出迎え自動車が待っていた。
本日のお宿は、穏やかなる久美浜湾に臨む純和風旅館の碧翠御苑である。


ここは、広い敷地に14室の客室しかないので、各部屋ゆったりとした配置になっている。しかも渚がすぐそばにあるので、庭を歩くと足許には、小ガニが遊ぶ姿がそこかしこに見受けられる。
日頃の慌ただしい仕事と育児から開放されて、ゆったりと気宇広大な時間を楽しむ。

風呂上りのお休み処(湯上りサロン)からみた鏡の如き久美浜湾の光景
対岸に見えるゴルフコースも当旅館と同じ系列であるが、急なアップダウンも有りそうだし、海面に向かっての傾斜面が気になるなぁ。

とにかくお風呂に入らねば・・・

脱衣場にある「お知らせ」・・・!

浴場も限りなく海際に近いので、露天風呂ではフナムシやカニの姿をよく目にする。

しかし自殺行為になるので、間違っても湯船に飛び込んでくることはない。

この旅館は、館内にスリッパを用意せず、廊下を歩く時も素足で歩けるのも特徴といえる。じゅうたん敷きの廊下をはじめ、常に掃除が行き届いて清潔を保っているという自信の表れといえよう。
さてさて、お風呂の後は、お待ち兼ねの地元食材の会席料理である。

最近は何処の旅館でも部屋とは別の“御食事処”に案内されるのがほとんどだが、ここは寝起きする部屋に料理を運んできてくれる部屋食である。
居ながらにして、昔ながらの旅館の風情を愉しみつつ、次々に運ばれてくる山海の珍味をゆっくりといただく。

お酒は、地元久美浜の木下酒造の「玉川」である。
お子様用の小さな瓶しかないのが残念であるが、まあゆっくりと味わえばいい。

生きたままアワビを炭火で焼くのは、ちと可哀相だが、その美味さを考えれば「仕方ない」と思ってしまう。

松茸釜飯で〆る・・・ああ、満腹。
この後は、残りの焼酎をチビリチビリとやりながら静かな夜は更けていった。

翌朝は昨日とは違い、眩しいほどの快晴となった。

これは暑くなりそうだわ。

朝風呂タイム:湯船の底には大谷石が敷かれていて、お湯が朝日に映えて翡翠色に輝いている。
これは旅館の名前「碧翠」に因んだ趣向ではないかなと独り考えながら湯船に体を沈めた。「ウップ!」

美味しい朝食をいただいた後もう一度入浴して、旅支度を整える。
駅までは、昨日同様旅館の送迎車で送ってもらう。

駅の近くには、旧役場の建物がそのまま残っていた。
門柱下の説明書きによると、この建物は昭和7年久美谷役場として建てられ、その後昭和30年の市町村合併以降、久美浜町役場の庁舎として利用されてきたが、平成16年4月の峰山・大宮・網野・丹後・弥栄・久美浜町の合併により50年の役場としての歴史に幕を閉じたということである。
しかしながら歴史のアダ花ともいうべき「久美浜県」なるものが存在していたことが、そのあと駅前で知ることとなる。
(つづく)


1日1回 ぽちっとね♪
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Comment
2012.09.18 Tue 18:40 |
趣のある宿ですね。日本旅館の見本のようです。料理も美味しそう!
丹後地方に行ったら大浴場の貼り紙は要チェックですね。しかし、フナムシをゴキブリとは!
久美浜県の話、楽しみです。
- #-
- サットン
- URL
2012.09.20 Thu 08:20 | *サットンさん おはようございます
恒例のこの旅行では、「かんぽの宿」が定宿だったのですが、今回は少し贅沢な設定にしてみました。おかげで皆さん疲れが癒えたと喜んでいました。
次回はふたたびKTRの旅が始まります。ご期待ください。
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