平成4年 近江鉄道日野駅探訪
- Thu
- 06:30
- ∇鐵道ほとがら帖/平成編 - ├平成元年-平成5年
平成4年6月1日とある仕事で近江鉄道日野駅に向かった。
普段の仕事だとJR近江八幡駅からバスで日野に向かうのだが、このときは時間に余裕があったのか鉄道を利用した。

ステンレスの模様腰板と乗客用扉を有していたハイカラなモハ506+クハ1506
近江八幡駅にて

その車内を観察すれば・・・ワンマンカーの料金箱は分かるけど、そこの座席は正座専用??

電車と気動車の珍編成がすれ違って行った・・・桜川駅にて

日野駅到着
確かに駅前が斜面になっているのは分かるが・・・

この庇が真っ直ぐでないような気がしてならぬ・・・。

また構内を見渡すと、中間駅としては広大なスペースを持っているのと、反対ホームの重厚な木造待合がなにんとも魅力的である。

それと驚愕すべきことに・・・そのホームの端には、朽ちかけた小型木造車両があった。
いわゆるダルマさんである。

しかしこの朽ち具合は、不動産用語である「朽廃」を具現化するような逸品であり、満足に扉も開かないのではと思われる。
はて、それにしても種車は何であろうか?推測がつかぬ。

日野駅のそれには、窓枠あたりにはクリーム色が見られ、前面三枚窓の上部にはマルーン色が僅かに残っていることなども考えれば、
西武鉄道からやってきたこのモハ132に類似する車輌の切断車体のような気もするが・・・窓の数が一致しないし??
鉄道ホビダスの編集長敬白にも桜川駅の廃車体について述べられているが、これもそういったものの一つであるかもしれない。
とにかく歴史のある近江鉄道は、他社から流入する中古車輌が多いだけでなく、その車輌の変改造を楽しんでいるような節があるし、車庫の火災により車輌の出入りが多く、種車を突き止めるのが甚だ困難である。
※この日野駅のダルマさんについて何らかの情報をご存知の方は、ご教示いただければ幸いです。
追記;faceBookつながりで鳴尾様よりご教示を受けました。 2015.10.25
フホハ26改造のクハ1212ではないかということでした。
写真を見ると扉の間の窓の数も一致します。
車長が短いのは、中央の扉の後で切断されたためです。
縦長の窓が電車らしくないと考えていましたが、客車改造のクハであれば合点がいきました。
ご教示いただきありがとうございました。

その傍らを、モハ103が入線してきた。
単行運転を可能とする車両で、1982年に岳南鉄道からやってきた3両のうちの1両である。


次にやってきたのが、気動車のLE10形
電化区間でありながら、電力供給のコストを削減するため投入された気動車である。
当初は単行運用を旨としたが、輸送力を重視したため2両編成としたため、コスト削減の効果が薄れたという
トホホなレールバスとなった。
そのLE10形の走行写真を2題


爽やかなる麦秋の日野路を往かむ
普段の仕事だとJR近江八幡駅からバスで日野に向かうのだが、このときは時間に余裕があったのか鉄道を利用した。

ステンレスの模様腰板と乗客用扉を有していたハイカラなモハ506+クハ1506
近江八幡駅にて

その車内を観察すれば・・・ワンマンカーの料金箱は分かるけど、そこの座席は正座専用??

電車と気動車の珍編成がすれ違って行った・・・桜川駅にて

日野駅到着
確かに駅前が斜面になっているのは分かるが・・・

この庇が真っ直ぐでないような気がしてならぬ・・・。

また構内を見渡すと、中間駅としては広大なスペースを持っているのと、反対ホームの重厚な木造待合がなにんとも魅力的である。

それと驚愕すべきことに・・・そのホームの端には、朽ちかけた小型木造車両があった。
いわゆるダルマさんである。

しかしこの朽ち具合は、不動産用語である「朽廃」を具現化するような逸品であり、満足に扉も開かないのではと思われる。
はて、それにしても種車は何であろうか?推測がつかぬ。

日野駅のそれには、窓枠あたりにはクリーム色が見られ、前面三枚窓の上部にはマルーン色が僅かに残っていることなども考えれば、
西武鉄道からやってきたこのモハ132に類似する車輌の切断車体のような気もするが・・・窓の数が一致しないし??
鉄道ホビダスの編集長敬白にも桜川駅の廃車体について述べられているが、これもそういったものの一つであるかもしれない。
とにかく歴史のある近江鉄道は、他社から流入する中古車輌が多いだけでなく、その車輌の変改造を楽しんでいるような節があるし、車庫の火災により車輌の出入りが多く、種車を突き止めるのが甚だ困難である。
※この日野駅のダルマさんについて何らかの情報をご存知の方は、ご教示いただければ幸いです。
追記;faceBookつながりで鳴尾様よりご教示を受けました。 2015.10.25
フホハ26改造のクハ1212ではないかということでした。
写真を見ると扉の間の窓の数も一致します。
車長が短いのは、中央の扉の後で切断されたためです。
縦長の窓が電車らしくないと考えていましたが、客車改造のクハであれば合点がいきました。
ご教示いただきありがとうございました。

その傍らを、モハ103が入線してきた。
単行運転を可能とする車両で、1982年に岳南鉄道からやってきた3両のうちの1両である。


次にやってきたのが、気動車のLE10形
電化区間でありながら、電力供給のコストを削減するため投入された気動車である。
当初は単行運用を旨としたが、輸送力を重視したため2両編成としたため、コスト削減の効果が薄れたという
トホホなレールバスとなった。
そのLE10形の走行写真を2題


爽やかなる麦秋の日野路を往かむ
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Comment
2012.12.21 Fri 23:01 | *のりさん ありがとうございます
ご家族でツボに入いられたようですが、楽しんでいただきありがとうございます。ブロガー冥利に尽きます。
しかし、こんなズボラなワンマンカーは、その後今に至るも見たことはありません。
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