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平成5年 自動改札機導入前の南海・汐見橋駅

平成5年9月11日のことだった。

南海電車の車輌の塗装が伝統ある南海カラーから変わりつつあることが気になったので、久しぶりに汐見橋駅を中心としたフォト散歩に出かけた。

19930911南海汐見橋458-1

都会のエアースポットのような南海電鉄・汐見橋駅

駅構内はガランとして人影も少ない。利用者の多くは近くの難波駅を使うため、現在では都心のローカル線の始発駅といった存在だが、じっくり観察するととても面白い路線である。


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歴史を訪ねると、明治37年の鉄道地図に早くも「高野鉄道」の起点として登場している。(明治33年9月3日開業時の駅名は「道頓堀駅」)

因みに、同線の「阿倍野駅」は、大正14年に本線と統合し、「岸ノ里駅」と名称変更された。

R0027194-1_20130302175107.jpg  R0027195-1.jpg

表紙に南海鉄道の「羽車」社章が表された社誌「開通五十年」が手許にあるので、同線の歴史の部分を転記してみた。

※「開通五十年」記念誌の発刊が昭和11年3月3日ということに、同鉄道の歴史の深みが感じられてならない。

 高野線はもと高野鉄道株式会社の創設にかかるものであつて、明治29年2月1日松方幸次郎氏等発起人となり資本金150万円をもつて創立、同31年1月26日始めて堺東・狭山間の運転を開始、引続き3月29日狭山・長野間、33年8月30日堺東・汐見橋間の工事を竣え、当初の計画たる大阪市南区難波桜川三丁目(現在浪速区桜川町三丁目)より大阪府南河内郡長野町に至る延長17哩33鎖の開通を遂げたのである。

 明治40年9月21日別に寺田甚與茂氏取締役社長として高野登山鉄道株式会社を創立し、同年11月15日前記高野鉄道株式会社の業務一切を継承経営する事となつた。
 次で明治43年3月30日資本金を200万円に増資し、明治45年7月20日根津嘉一郎氏が取締役社長に就任すると共に同年10月10日汐見橋・長野間の電車併用運転を実施した。
 大正2年5月長野・橋本間線路延長工事に着手し3年10月21日長野・三日市町間、4年3月11日に三日市町・橋本間の工を竣え茲に汐見橋・橋本間を全通省線と連絡し業蹟漸く好転した。
 同年4月30日社名を大阪高野鉄道株式会社と改称し、7年資本金を倍加400万円となし金剛水力電気株式会社を買収した。

 一方橋本町より高野山麓に至る鉄道敷設を目的とし大正9年9月根津嘉一郎氏等発起人となり、資本金150万円を以て高野大師鉄道株式会社を設立したが、工事半ばにして大阪高野鉄道株式会社と共に大正11年9月6日当社に合併した。
 進んで大正14年3月岸の里駅に於て南海本線と連絡し難波駅に直通することとなり同年7月高野下までの全通を見た。
 昭和4年高野山電鉄は極楽橋まで開通、同駅より山上に至るケーブルも竣工し、古来嶮難を唄われた高野詣でも難波から鉄路揺々夢寐のうちに霊域に達するやうになり、牛の牽引や名物の山駕籠・後押女なども漸次その影を潜めるに至つた。
 斯くして高野沿線の開発に伴ひ、交通量も次第に多きを加へるとともに汐見橋・長野間の複線計画を立て、昭和5年4月汐見橋・狭山間複線工事成り同7年4月には当社高野電気鉄道との相互乗入運転を開始して高野下駅乗換の不便を除き益々利便を加ふるに至つた。    

以上「開通五十年」からの抜粋


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昭和11年当時の汐見橋駅(開通五十年より)

R0027196-1.jpg
昭和32年当時の汐見橋駅

昭和20年3月17日に天下茶屋工場とともに空襲の被害を受けたものの、戦後の昭和31年11月16日に汐見橋駅の改築がなったのだった。  

しかし、現在の駅を見ても、かなり戦前の雰囲気を色濃く残しているように感じられてならない。

R0027197-1.jpg

この当時の汐見橋駅構内には貨物取り扱いヤードが広がっていた。


(以上は“南海70年のあゆみ”S32.10.15刊より)







さてさて、歴史講釈はこれくらいにして、写真撮影をしたその当時に戻ると・・・

19930911南海汐見橋459-1

平成5年9月現在、写真のとおり自動改札になっていないのは当然だが、切符の自動販売機が駅構内に一台もなかったのではないか?という思いが強いのだが・・・このあたりは、明確に憶えていない。

また、改札口の上に「昭和30年代のもの」との但し書きがついた織物製の「南海沿線観光案内図」が掲げてあるが、この頃でもかなり傷んでいて見辛いものとなっていた。

さらに平成24年現在では、中央部分がめくれ、かなり“ざんない”ものとなっている。

昭和32年に発行された南海70年誌にカラーの路線図が掲載されてあり、きっとこれと同じものがここに展開されているものと思われる。

昭和32年当時の南海路線図-1

淡路島に鉄道があるし、国鉄線は東和歌山駅と表記されていて、紀勢線も途中で途切れている。

拡大版は、コチラ


19930911南海汐見橋460-1

19930911南海汐見橋460-2

上記の写真をアップしてみたが、この時でも便数は、1時間あたり3本という有様である。
(平成25年現在では1時間あたり2本に減便されている。)

また高野線の起点といいながら、路線図では高野線の緑色とは異なる黄色に区分され、ローカル線扱いとされていることが分かる。


19930911南海汐見橋461-1

カメラの絞りを小さくして露出をホームの電車に合わせてみた。

その写真は、果たしてよりローカル色の溢れるものになった・・・小生のお気に入りの一枚なり。


19930911南海汐見橋464-1

改札内の右側にある木造建具の駅長室だが、腰板のスクラッチタイルは、かなりの年季ものと拝察する。



19930911南海汐見橋463-1

この当時、終点の岸里玉出駅が高架工事中のため、汐見橋からの路線が分断されて、同線の車輌が車庫へ移動できなくなっていた。

そのため、元天王寺支線の天王寺駅構内の検修用の設備が移設され、こうして2番線をつぶしてその用途に利用されて、この検修用の設備は、こうして短期間ながら平成5年4月18日から平成7年8月24日まで設置されていた。

・・・ということは、2年余限りの貴重な風景ともいえよう!

19930911南海汐見橋462-1

まったく・・・2番線ホーム側は、トタン塀で区切られてホーム全体が暗く鬱陶しい。

19930911南海汐見橋466-1


では、電車に乗って岸里玉出へ・・・つづく



(参考)平成18年に汐見橋駅を再訪したときの記事はコチラ





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Comment

2013.04.07 Sun 08:48  |  あぁ、しほみば志

南海の汐見橋駅、完全に時代から取り残されてしまった感じですね。
あみだ池付近に親戚の家がありましたので、その帰りに時折汐見橋から南海に乗って帰りました。まだ貨物のヤードが残っておりましたが、寂しい感じがしたのを子ども心によく覚えています。
あの古地図、真偽はわかりませんが、革製だと耳にしたことがあります。
駅舎本屋では、宿直もできたのでしょう。そこそこの規模の駅だったようですね。

2013.04.09 Tue 07:01  |  *のりさん こんにちは

昔からよく利用されていたのですね。私の場合は、小さいときから全て難波駅を利用していました。始発駅界隈の賑やかさが、ほとんどない不思議な駅でもあります。現在の1時間に2本の運行というのは全くやる気のなさの現われですね。いろいろと計画路線はあるものの小生が生きているうちには大化けすることはなさそうな気がしてなりません。次回は、昔の玉出駅が登場します!

2013.04.13 Sat 13:34  |  都会のオアシス

長い間時間が止っているのですね。ちょっとディープなエリアなのでしょうが和みます。本線と繋がっていなかった期間は3編成でローテーションを組んでいたのでしょうか。この駅は一度だけ利用したことがありました。

  • #-
  • 京葉帝都
  • URL

2013.04.13 Sat 16:10  |  *京葉帝都さん こんにちは

次回の記事でご紹介する予定ですが、ご卓見のとおり、本線と繋がっていない当時は、3編成でやりくりしていたようです。本線との接続工事が完成する平成7年までの間、車両故障などトラブルがあったのかなかったのかは存じませんが、車両も車両だけに今から見てもヒヤヒヤします(笑)

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長崎の鴉・・長崎阿房列車

段段車窓が薄暗くなり、汽車が次第に濃ひ夕闇へ走り込んで行く時に聞く汽笛の響きは、鼻へ抜けたかさ掻きのやうな電氣機關車の聲よりも、蒸氣機關車の複音汽笛が旅情に相應しい。


          


  いつの間にか窓が眞暗になり、窓硝子に響く汽笛の音が、蒸氣機關車C62の複音に變つてゐる。


          
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