平成6年 長野電鉄訪問・長野線(続)

前回からのつづき・・・

長野電鉄の屋代駅から乗車して須坂駅で本線に乗り換え

今日の宿泊地は、渋温泉・・・湯田中行きの特急が来るまで暫し構内パトロール

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長野行きの特急は、阪神電車の3011系によく似た、タマゴ形ののっぺりとしたマスクの2000系

昭和32年から39年にかけて12輌が、長野電鉄のオーダーで日本車輌で製作されたものだ。


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通勤車輌として導入された新OSカー・・・まだまだ利用可能と思われるが、この後2年ほどで全車廃車となっている。



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須坂車庫の様子

ご存知、元東急の“青ガエル”5000系が、ここでは長野電鉄2600系として現役で活躍中である。




須坂から特急に乗って、終着駅の湯田中(ゆだなか)到着

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この駅は昭和2年に開設されている。

駅舎は当時のものかと思っていたが、調べてみると昭和30年にできた2代目だとか・・・しかし数多くの温泉地を擁する基点駅らしく貫禄ある大型木造駅舎である。


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また珍しいことに、この駅は終着駅ではあるが、ホームの奥に、スイッチバック設備をもっている。

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なぜかといえぱ、40‰の急勾配を上りきった間なしの場所に駅があり、その奥は昔からの街道の踏切があるため、ホームの充分な有効長が稼げない。おかげてホームの途中に渡りポイントがあるため、進入してきた3輌以上の長編製の列車はホームに納まりきれない。その弊害を解消するための苦肉の策ともいえるアイデアである。

よって、それらの列車は、ホームに入ってきても一旦そのまま通過して、ポイントを切り替えた後に、バックしてホームに入線となる。

出発時でも同じ光景がみられたのだが、平成18年には路線改修によりスイッチバックは廃止され、現在では見ることは出来ない。


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そのいわくつきの県道の踏切(村下中道南踏切)からの光景



本日のお宿は、渋温泉の角屋ホテルさん

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温泉寺や、木造旅館の立ち並ぶ風情満点の温泉街をぶらぶら散策して・・・

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夕食後には、丹前姿で再び街中をそぞろう・・・温泉街における一つの正しき過ごし方なり。


翌日は、松代で真田一族の遺構を見学した後、長野市内にある長野ホテル犀北館で友人の豪勢な結婚式に参加したものの、乾杯までに来賓の挨拶が6人も続いたことには甚だ閉口した・・・などと当時の日記に書いてゐる。




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Comment

2013.08.06 Tue 12:52  |  

ひえーっ!来賓挨拶が6名ですか。大阪のホテルでは披露宴の時間を長くて3時間で想定していますので時間オーバーしそうですね。
犀北館は長野市の名門と聞いていますので格式を重んじた式だったんでしょうね。

  • #-
  • サットン
  • URL

2013.08.07 Wed 07:20  |  

長野電鉄の貴重な写真、ありがとうございます。
ロマンスカーの色合いが鮮やかですね。OSカーは、東京や大阪の大手私鉄で長編成を見てみたかった電車だと思います。特に初代の4扉車は、ローカル私鉄とはとても思えない素敵な電車でした。ながでんでは、じゅうぶんに威力を発揮できませんでしたね。

2013.08.08 Thu 16:15  |  *サットンさん こんにちは

ホテルマンらしく、意外なところでのコメントありがとうございました。
仰るとおり4時間ほどかかり長~い披露宴でした。また仲人(なこうど)のことを「ちゅうにんさん」と呼んでいたことが関西とは違うところでしたね。ふと思い出しました。

  • #UXr/yv2Y
  • Fuzzy
  • URL
  • Edit

2013.08.08 Thu 16:20  |  *のりさん こんにちは

長野電鉄のオリジナル車輛は、なかなかお洒落で興味深いものでした。特急車輛にも乗車しましたが、東武のロマンスカーに乗った時に感じたような落胆感は全くありませんでした。現在でも多少のオリジナル車輛が見てみたかったと思いますネェ。

  • #UXr/yv2Y
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何カノキツカケガアレバ汽車ノ事ヲ一所懸命ニ記述シテヰル。子供ノ時ノ汽車に對スル憧憬ガ大人ニナツテモ年を取ツテモ抜ナイノデアラウ。


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 阿房(あほう)と云ふのは、人の思わくに調子を合はせてさう云ふだけの話で、自分で勿論阿房だなどと考へてはゐない。
 
 用事が なければどこへも行つてはいけないと云ふわけはない。
 なんにも用事がないけれど、汽車に乘つて大阪へ行つて來やうと思ふ。   
    ・・・内田百閒「特別阿房列車」


        

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長崎の鴉・・長崎阿房列車

段段車窓が薄暗くなり、汽車が次第に濃ひ夕闇へ走り込んで行く時に聞く汽笛の響きは、鼻へ抜けたかさ掻きのやうな電氣機關車の聲よりも、蒸氣機關車の複音汽笛が旅情に相應しい。


          


  いつの間にか窓が眞暗になり、窓硝子に響く汽笛の音が、蒸氣機關車C62の複音に變つてゐる。


          
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