fc2ブログ

リニア・鉄道館の名車輛“ホジ6014”

R0027751-1.jpg

明治30年代、関西鉄道や河南鉄道では、本邦初のこころみとして、オーストリア・ガンツ社の蒸気動車を導入したが、構造が複雑で故障が多く、また亀山付近の急勾配を上れず、もて余し気味だった。

明治42年に汽車会社の設計掛長である工藤兵次郎が考案した工藤式蒸気動車が登場し、その短所を補い、全国で利用されるようになった。

当社で製造された№19のキハ6801は、名古屋鉄道において保管され、明治村で保存展示されている。(汽車会社製造史より)


R0027750-1.jpg

構造は、車体の一端に小型B型機関車を配置したようなもので、運転室は両端にあって、ターンテーブルで転回せずに折り返し運転が可能なものであった。

また、動力機関については、前方の観音開きにより機関全体を抜き出し点検できる構造となっていた。

2013-0914-163553749-1.jpg

同車の機関部分に用いられた同型のB型タンク(三菱長崎造船所納 №29 “汽車会社製造史”より)


R0027749-1.jpg

明治45年4月から、福知山線・播但線・片町線・和田岬線で運転されるようになった。(100年の国鉄車輌3より)

しかし保守面では、蒸気機関車と同じで手間がかかることと、輸送量の増加には従前の客車が利用されることにより、その姿を消していった。

ガソリン機関を原動力とするいわゆる気動車は、昭和4年に登場するが、その始祖ともいえる車輌である。

しかしながら、輸送量の増加には、通常の機関車と客車の構成で対応するしかなく、戦前には定期運用から外された蒸気動車であったが、皮肉なことに戦時中の燃料不足の際には各地で重宝されたらしく、人知れず最後の花道を飾った。
リニア・鉄道館のホジ6014を2階テラスから屋根の上の様子を撮影する。

R0027811-1.jpg

R0027813-1.jpg

ダブルルーフの上に、2本のワイヤーが端から端まで走っている。

一体コレは何か?と思って車内を覗くと・・・

R0027755-1.jpg

蒸気機関の加減弁の操作器具からワイヤーが上部に伸びている。

R0027822-1.jpg

それが端の運転席の大きな円盤に繋がっていて、その円盤を回転させることで反対側の運転席では、蒸気機関を遠隔操作させていたらしい。

R0027818-1.jpg

しかし本当かなあ・・・アナログの極みのような装置であるが、微妙な手加減が上手くできたのかは、甚だ疑問である。





MX-3100FN_20131104_105415-1.jpg

これは、同車輛の明治村で保存されていた頃の写真(昭和51年10月10日撮影)

MX-3100FN_20131104_105415-2.jpg

青天井での保存だったため、腰板部分に劣化が認められる。

その後、屋根付の場所で保存されるようになったと聞く。


MX-3100FN_20131104_105415-3.jpg

その日の「名鉄小牧線・明治村口駅」

なにやら駅名板が不似合いなので調べてみると、この駅は、もともと「羽黒駅」と称していたが、明治村が開設され、同村行きのバスの始発駅になったことにより昭和41年から名称が「明治村口駅」に変更されたものだった。

しかしバスが犬山駅発となった昭和60年からは、元の名称である「羽黒駅」に戻った。

となれば、これは20年間しか存在しなかった貴重な明治村口駅の写真ということになる。

クラシックな佇まいなので、開設した昭和6年当時の姿のままなのであろう。

MX-3100FN_20131104_105415-4.jpg

同年の大河ドラマ“風と雲と虹と”の加藤剛の姿のうかがえる犬山菊人形の看板もあることから昭和51年秋のものに間違いない。






  にほんブログ村 鉄道ブログ 鉄道写真へ

     1日1回 ぽちっとね♪


関連記事
スポンサーサイト



Comment

2013.11.06 Wed 20:50  |  蒸気動車

小学校の社会(大阪の歴史)の時間に、蒸気動車のことについて、習った記憶があります。それ以来ずっと気になっていました。明治村で初めて対面した時は、感動でした。今、リニア鉄道館にいらっしゃるんですね。
明治村口駅から、バスで訪問した明治村。駅前広場というには些か狭いところからのバスだったと記憶していますが…。明治村口行きの特急もありましたね。確か7700の2連だったかな。
朝ドラ「ごちそうさん」の東京編に、明治村が頻繁に登場していました。懐かしさでいっぱいでした。

2013.11.07 Thu 06:34  |  *のりさん おはようございます。

(大阪の歴史)の時間に蒸気動車が登場したとは、驚きです。小生は記憶にないですねぇ。基本的に鉄道ファンは、時代の隙間に登場した奇妙な車両にひきつけられるものですから、私も昭和51年に明治村に行ったのもこの蒸気動車に会うためでありました。

  • #UXr/yv2Y
  • fuzzy
  • URL
  • Edit

2013.12.29 Sun 23:44  |  私は明治村の近くに住んでいます。

明治村口の写真は本当に懐かしい。
長くこの駅を通勤・通学の足として利用していました(今はこの駅のもう1つ小牧よりの楽田を利用しています)。
(灯台下暗し)という慣用句のとおり、この駅の写真は撮っていません。
本当に貴重な写真を載せていただきありがとうございます。

2013.12.30 Mon 21:42  |  *ばせちゃん ありがとうございます

コメントありがとうございます。
私もこの記事にするまで、この駅舎の写真は、さほど気にしていませんでした。
しかし、調べてみると「明治村口」と称していた期間が短いこと、駅舎も建て替えられていることなどが判明して、これはひょっとして貴重なのかと思いました・・・そのあたり提供者の意図に気づいていただきありがとうございます。

  • #UXr/yv2Y
  • fuzzy
  • URL
  • Edit

2014.01.04 Sat 22:29  |  昭和51年の「明治村口駅」の写真について再度失礼します

この年は私が大学1年で、今でも駅舎内のレイアウトが記憶に焼きついています。
本当にありがとうございます。
この頃は名鉄小牧線も名古屋~犬山~明治村口まで「特急」が走っていました。
使用されていて車両は勿論「パノラマカー」でヨタヨタ走っていました。

なお、明治村におけるキハ6401展示の最終日の状況は次のURLにて公開しております。
http://blog.livedoor.jp/modelbahn/archives/1344136.html
貴台のブログを楽しみにしていますのでご多用のこととは存じますがドンドン投稿してください。

(編集・削除用)
管理者にだけ表示を許可

Trackback

URL
http://fuzzyphoto.blog120.fc2.com/tb.php/1631-120175c8
この記事にトラックバック(FC2Blog User)

汽笛一聲・阿房列車

ファジー

Author : Fuzzy




にほんブログ村 鉄道ブログ 鉄道写真へ

何カノキツカケガアレバ汽車ノ事ヲ一所懸命ニ記述シテヰル。子供ノ時ノ汽車に對スル憧憬ガ大人ニナツテモ年を取ツテモ抜ナイノデアラウ。


DSC01281切符


 阿房(あほう)と云ふのは、人の思わくに調子を合はせてさう云ふだけの話で、自分で勿論阿房だなどと考へてはゐない。
 
 用事が なければどこへも行つてはいけないと云ふわけはない。
 なんにも用事がないけれど、汽車に乘つて大阪へ行つて來やうと思ふ。   
    ・・・内田百閒「特別阿房列車」


        

What's New!

探し物はコチラ ノラや~

ファジー全輯

記事アクセス番付

木蓮や塀の外吹く俄風

本ブログアクセス總數

只今ノ閲覧者數

現在の閲覧者数:

♪鐵道ほとがら帖/昭和編

ファジー日記帖

02 | 2023/03 | 04
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31 -

直近ノ貴重ナル御意見

openclose

日没閉門 南山壽断章

蜀山人:世の中に人の来るこそうるさけ とはいふもののお前ではなし        

百鬼園:世の中に人の来るこそうれしけれ とはいふもののお前ではなし       にほんブログ村 鉄道ブログ 鉄道写真へ

ファジー我儘帖


古いLeicaやRolleiなどの寫眞機と・・・ IMG_0399.jpg

DSC06017.jpg

汽車ポッポや・・・ 1973-11-3叡電149

昔の電車と・・・
鴨東線061

由緒ある建物と・・・ DSC08821-1.jpg

古本・奇書や・・・
DSC03810.jpg

いにしへの文書・・・ DSC06596.jpg

79767587_49-1.jpg
などなど つまり往時を偲ぶ古色蒼然としたものが大好き。

・・・それとお酒
VIMG0013.jpg

洋酒と泡盛は、古酒ほどよろし・・・   

 

ご注意

記事のタイトルに「 」がついているものは、so-netブログから移設した2006.11.1~2008.3.31の過去記事です。

また、記事のタイトルに☆がついているものは、mixiから移設した2005.12.15~2006.12.16の過去記事です。

記事・画像の無断転載、無断ダウンロードはご遠慮ください。

月別回想録

お便り投函箱

名前:
メール:
件名:
本文:

タグクラウドとサーチ

> tags
ズミクロン 大手前 ライカ JOBK 駅舎 各駅停車 山陰本線 雲海 こうのとり 竹田城 東京スカイツリー 定点撮影 銀座ライオン 名建築で昼食を 鉄道開業150周年 近代建築 土浦 フイルムカメラ 井笠鉄道 コッペル 笠岡 倉敷 新粋 美観地区 やくも 汐見橋 南海 高野線 木津川 西天下茶屋 蔵元豊祝 二月堂 転害門 お水取り 奈良監獄 聖林寺十二面観音 般若寺 奈良 きたまち コニカ ヘキサノン 阪堺電車 南海電車 浜寺公園 Pearl 神戸 コンチェルト ハーバーランド 小西六 セミ判 粟生線 神戸電鉄 橋本 高野山 天空 JR 高松 瀬戸 京都市電 近江路 80系 金閣 285系 寝台列車 サンライズ 枝垂桜 氷室神社 奈良公園 奈良町 JR奈良 梅田 環状線 ミノルタ CLE 灘駅 アールデコ クラシック Retina クラシックカメラ 35mm レチナ 平成9年 鉄道 デナ きらら 叡電サブレ 叡電 ナロー ひのとり 特急 近鉄 五條市 新町通り 源兵衛 五新鉄道 鶴見緑地線 大阪地下鉄 偕行社 校舎 追手門学院 惜別会 島原鉄道 ハウステンボス 大村線 新幹線 喫煙車 700系 高知 土佐大正 カツオ 塩タタキ JR四国 乗り放題切符 トロッコ 宇和島 四国新幹線 武生 福井鉄道 福井 福田和子 箱根登山鉄道 小田原 強羅温泉 阪急 正雀 電車寝台 青函連絡船 釧網本線 国鉄 北海道 仮乗降場 琴電 阿波川島 こごみ 長野 岡山 Summilux Leica Signet35 Kodak 大阪城 智頭急行 宮本武蔵駅 あわくら温泉 車輌 陸送 モノクロ 天保山渡船 桜島線 ブローニ スーパーイコンタ 新山口 SLやまぐち号 スハテ 津和野 オロテ D51-200 湯田温泉 松田屋ホテル キハ181 倉吉 三朝温泉 はくと 松島 仙台 みのり 空港 山形新幹線 陸羽西線 陸羽東線 奥羽本線 新庄 クモヤ 西九条 安治川口 温泉 つるや 高湯 蔵王 山形 東北新幹線 カツサンド E6系 E5系 E3系 那須塩原 寝台車 スーパーレールカーゴ サンライズ瀬戸 氷見線 加越能鉄道 城端線 高岡 ネコ電車 志度線 高徳線 長尾線 今橋車庫 京浜急行230 コトデン 117系 高松築港 高松駅 大社駅 ムーンライト八重垣 一畑電鉄 ステンドグラス 出雲大社前 デハニ 近江八幡 ヴォーリズ プレミアムカー 京阪電車 木次線 スイッチバック しまかぜ さくら 下関 門司港 はやぶさ ムーンライト九州 越美本線 419系 JRバス 美濃 ムーンライトながら 白鳥 岐阜 JR貨物 浪速駅 八幡屋 C56 北びわこ号 C57 鳥取砂丘 日本秘湯を守る会 鳥取 岩井温泉 瑞風 餘部 岩美 はまかぜ 青春18切符 城崎温泉 山陰線 福知山線 エクター Kodak Tesser シネレンズ Ziess 安曇野 わさび ますすし 北陸新幹線 立山黒部アルペンルート 破砕帯 扇沢 室堂 黒四ダム 立山駅 京阪3000系 アルペンルート 富山地鉄 コダック シグネット 味めぐりわかさ スロフ12 タンゴ・デイスカバリー マヤ 下市口 跨線橋 東海道線 グリーン 熱海 石亭 つばめ 西鹿児島 ビュッフェ JR九州 TSUBAME 鹿児島中央 金沢 ルサール ソ連 世田谷線 昭和 関西空港 ラピート 名鉄 揖斐線 モ510 モ770 モ750 近江鉄道 米原 彦根 SL ハチロク 8620 赤うし弁当 人吉 阿蘇神社 熊本 真幸 矢岳 肥薩線 大畑 しんぺい号 吉松 C55 はやとの風 霧島温泉 鹿児島 九州新幹線 鹿児島市電 八軒家 天満橋 水陸両用車 ダックツアー 土讃線 徳島線 高松琴平電気鉄道 黒野駅 岐阜市内線 C56 臨港貨物線 Leica 阪堺線 天下茶屋 阪神淡路大震災 阪急電鉄 阪神電鉄 ハスカップ 青森 酸ヶ湯温泉 混浴 はまなす すすきの 小樽 しずか アイアンホース 大勝 札幌 湯原温泉 八景 砂湯 真庭市 遷喬小学校 久世 姫新線 キハ127 えきそば 義経号 梅小路 蒸気機関車 サンライズ出雲 温泉津温泉 スーパーはくと 温泉津 薬師湯 スーパーおき 山口線 おとなびパス 博多 鉄道遺産 明治 官営鉄道 ツツジ 蹴上浄水場 京津線 平成7年 地下鉄サリン事件 特別警戒実施中 造幣局 泉布観 大阪環状線 しまなみ街道 今治 四国鉄道文化館 アセチレン カーバイド EF52 交通科学博物館 P-6 デイ100 大震災 神足 向日町 三条通 京阪 蹴上 京都 竹原 竹鶴 マッサン 尾道 白市 湯坂温泉 かんぽの宿 西条 くろんぼ 酒蔵 18切符 広島 なみはや大橋 臨港線 阪神電気鉄道 阪神電車 なんば駅 貴志川線 タマ駅長 鞍馬 叡山電鉄 デナ21 木津川駅 南海高野線 万年筆 デルタ 宇野 連絡船 豊浜 予讃線 桜島 天保山 櫻島線 USJ 北港運河 曝涼展 モハ52 流電 明治屋 あべの 汽車会社 リニア・鉄道館 蒸気動車 湯田中 長野電鉄 角屋ホテル 屋代線 大阪国際空港 小郡 雀田 宇部 モ301 モ253 大和川橋梁 サントリーミュージアム 大阪 ヤシカ コンタックス テッサー 汐見橋線 レディー・カガ 山代温泉 グランフロント大阪 バー ホワイトラベル 懐石 本線 ズームカー 南海電鉄 機銃掃射 太平洋戦争の痕跡 福島 地下工事 保存 大阪市電 吊り手 投書箱 市電保存館 緑木車庫 花園橋 2階建て電車 キハ58 ロングシート 播但線 日野駅 レールバス だるま キャブオーバーバス ボンネットバス 軽便鉄道 西大寺鉄道 キハ7 金沢駅 和倉温泉駅 福井駅 北陸本線 博物館 関西文化の日 丸窓電車 上田交通 C62 梅小路蒸気機関車館 動画 長崎駅 スキー列車 シュプール号 沼津魚がし鮨 原鉄道模型博物館 橿原 藤原京 今井町 薬師寺 北近畿タンゴ鉄道 舞鶴 アテンダント 肉ジャガ 海上自衛隊 ハクレイ酒造 丹後由良 山椒大夫 由良のと KTR 久美浜 京丹後 玉川 碧翠御苑 昭和レトロ 観音寺 銭形 善通寺 梅干 関東鉄道 気動車 キハ07 地下鉄 大阪市 梅田駅 桃谷 城東線 桃山 忍ヶ丘 関西鉄道 片町線 四條畷 南宮崎 特急冨士 宮崎空港 宮崎駅 鉄橋 ジョイフルトレイン大分 宮崎 日豊本線 大淀川 試作B編成 B編成 試作車 A編成 自衛隊 武器学校 戦車 旧型客車 長浜 湯村温泉 客車 北近畿 20系 フォトニュース クロ151 こだま 大阪市営地下鉄 壁面工事 けごん 東武鉄道 きぬ 鬼怒川 大阪駅 '88 オリエント・エクスプレス オリエント急行 プルマン マイテ49 エーデル丹後 謹告 大阪港 城崎 富山 大井川鉄道 世界帆船まつり 亀岡 カメラ 丹波 エレベータ 有馬温泉 X線駅名板 明知鉄道 開運なんでも鑑定団 炎暑 筑豊 平成筑豊鉄道 直方市石炭記念館 直方 筑豊電鉄 春日大社 汐留 大阪ドーム ビール 紀勢本線 阪和線 路面電車まつり 阪堺電鉄 写真展 北新地 四国中央市 野上電鉄 阪神 東大阪 熊野街道 四国 東洋現像所 地震 写真集 白髪橋 明治天皇 ローライ 大阪府 かにカニはまかぜ カニ JR 関西汽船 加古川線 大阪帝国ホテル 信越本線 東京 和歌山 みや乃 さよならSL南紀号 平成22年 上毛電鉄 D51伊賀号 関西本線 正月 大正 茨城 伊勢海老・魚料理 住吉大社 千葉 総武流山電鉄 大阪市交通局 阿倍野 田老町 岩手 障子 常磐線 小学校 レトロ 境港 有馬 ライツ リコー アンプ 土用丑の日 切符 0系新幹線 第二次世界大戦 串かつ 大阪市営高速鉄道 四天王寺 重要文化財 大阪中央郵便局 ベスト判 YouTube 室内ゲーム SONY 九州 仮株券 大阪臨港線 スイッチャー 福山 姫路駅 北九州 産業遺産 ニコン 水郡線 SL白鷺号 香住 伊予鉄 松山 讃岐 阪神甲子園線 最新大阪市街全図 厚木 米寿 西梅田 ローライフレックス 美協子ども展 仙台空港鉄道 仙台市電保存館 東京中央郵便局 雑誌 惜別 原爆 おおさか市営交通フェスティバル 木通 NHK連続テレビ小説 ホテル大阪ベイタワー 東武東上線 天皇 鉄道省 写真機 ドレッシング 鶴橋 上湯温泉 白浜 十津川温泉 奈良交通 南海本線 登檣礼 パーティ 稲田朋美 ブログ 掛布 二眼レフ 大阪市立科学館 しおじ 猪苗代 奈良機関区 鉄道博物館 プラレール デジカメ 報道写真 淡路島 国産フイルム 大阪府庁 長崎 鉄道時計 QE2 黄綬褒章 九州鉄道記念館 門司 京阪特急 播州赤穂 青蔵鉄道 0系新幹線 満鉄 えちぜん鉄道 大神神社 引越し 山陰 ポスター 青梅線 青梅鉄道公園 広島市電 ブラック イカリソース 学校 ディズニーリゾート 鉄道模型 恋道路 陶芸 ゲルツ フスマ 伊勢志摩 珍味 送別会 世界地図 こども 山陰鉄道 居酒屋 JR西日本 生駒 立ち飲み 華麗なる一族 誘導タイル キリン 一眼レフ てっちり 京橋 くじら肉 あじ平 祝勝会 忘年会 心斎橋大丸 子供 幼稚園 ブルートレイン 電車 大阪市営交通局 自転車 ワイン ホクトレンダー 古文書 ネコ B級グルメ 西宮 時計 suica 茗渓会 泉州 寝台急行 荒神橋 高射砲 液晶テレビ セントレア 半田 高山 信州 官報 AERO usj トマソン よいこのびいる 宝くじ そばや 香川

長崎の鴉・・長崎阿房列車

段段車窓が薄暗くなり、汽車が次第に濃ひ夕闇へ走り込んで行く時に聞く汽笛の響きは、鼻へ抜けたかさ掻きのやうな電氣機關車の聲よりも、蒸氣機關車の複音汽笛が旅情に相應しい。


          


  いつの間にか窓が眞暗になり、窓硝子に響く汽笛の音が、蒸氣機關車C62の複音に變つてゐる。


          
にほんブログ村 鉄道ブログ 鉄道写真へ

RSSフィード

Copyright © ファジー