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東広島酒蔵めぐり(その2)

前回からのつづき・・・

9月6日午後0時32分広島・西条駅に到着

とりあへず昼食することに・・・お店は「レストランくろんぼ」。

ランチがお得だというお店ながら、この名前は少し気になる。

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ひょっとしてこの名称を使っているお店は、全国唯一かもと思って調べてみると、レストランではちらほら見受けられるようだ。

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ガッツリ系で有名な老舗らしいが、早速お勧めのビーフカツランチとSランチ(メンチカツとチキンカツとポークソテー)を2人前づつ注文する。
それぞれ@\1,000- これを4人で取分けするのだ。

多すぎはしないかと心配したが、健啖家の我々には苦もない作業で、ビール2本も食前酒代わりであった。




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腹ごしらえがすむと、酒蔵めぐりが始まる。

まずは、近くの白牡丹酒造さんへ

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入口のいた案内役の広島大生の弁だと、広島の常用酒の90パーセントは白牡丹らしい。

道理で車窓から見る酒屋の看板に白牡丹の文字が多かった訳だ。

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その広大生に、「広島大学といえば、昔の広島高等師範学校やったね・・・そもそも高等師範学校というものは・・・」などと声をかけるとキョトンとされてしまったので、二の句が告げなかった。いわゆるオヤジ発言だったのだろうか・・・?

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ここは300年以上の歴史をもつ酒蔵。夏目漱石や棟方志巧など文化人や芸術家に愛された酒として有名である。


つぎは、西條鶴醸造さん

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創業以来の名水「天保井水」で酒を譲している。
手造りにこだわった酒造りで、モンド・セレクション金賞・大金賞を連続受賞。

仕込み水をいただきました。

つぎは、亀齢酒造さん

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亀齢は、大阪でもちらほら見かけるお酒だ。
名前が変わっているのですぐに覚えられるが、ここは甘口の多い広島県において辛口のお酒を作っていることで有名なので、大阪の割烹なのでも見受けられるのだろう。

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「子亀」という名前がかわいいカップ酒・・・小生には純米や大吟醸よりこういう地産地消の常用酒に興味しんしん!


つぎの福美人酒造に行く道に変わったお家を見つけた。

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木造3階建てだが2階部分には壁がなく全方位ガラス張りだ。どなたかのデザイナーズハウスかもしれないが、他所では見ないデザインである。



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さて、福美人酒造さんを見学させていただく・・・

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こうしてレンガ造りの四角い煙突と入り口には木造の事務所がどこの酒蔵でも大切に使われているところがなんとも素敵である。

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どこの酒蔵にも「國酒」と揮毫した色紙があるなあ・・・と思っていたら政府の国家戦略チームが立ち上げたキャンペーンのひとつらしい。
平成24年5月、日本を代表する酒として日本酒・焼酎を「國酒」とした。これをもとにオールジャパン体制の「國酒プロジェクト」が始動したというわけだ。

確かに宮中晩餐会のフランス料理にワインで乾杯には、國酒愛好家として常々不満を抱いていた。

確か京都では日本酒で乾杯すべしという条例があったような・・・今春の京都の会合ではそうだった。

まあさういふ事だが、毎夜乾杯しているノンベにとっては有難いような、どうでもいいような・・・

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大正時代の設立募集株式払込金催告書なるものがあった。

西條酒造学校と呼ばれた蔵元だけあって、大正6年に清酒醸造業としては本邦初の株式会社として創業したもので、とても貴重な資料なのだ。


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道路でみつけた趣のあるカラー人孔蓋

つづく、賀茂泉さんは、土日は蔵が開いていないので、資料館である酒泉館を訪問する。

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好ましい大きさの木造造りの洋館である。旧広島県醸造試験場清酒醸造支場本館だったらしい。

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事務室前の福助さんも年季が入ってますな・・・

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中庭にある白い煙突だが、その名板に釘付けとなった。

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この煙突の施工である合名会社大阪鉄筋混凝土工務所なる会社は、大阪市港区とあるが、港区には小林という町名はない。  

(注)「混凝土」は、「コンクリート」と読む。

しからば・・・大正14年4月1日に港区が誕生したときは、現港区のほか現在の大正区も含まれていた。その大正区の地域には小林町の地名はあるので、そこにあった会社なのであろう。その後昭和7年10月に大正区は分離独立した。

よってこの煙突は大正14年4月から昭和7年9月までに完成したものといえる。この地域では、新しいものなのだ。



ちょっと疲れたので、この後はまた次回にでも・・・





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Comment

2014.09.20 Sat 06:33  |  西条の酒…

何処かで耳にしたことのある銘柄ばかり。
酒蔵の建ち並ぶ町は、独特の雰囲気なのでしょうね。
続レポ、楽しみにしています。

先日、奈良市写真美術館を訪問した際、ならまちを抜けて東へゆくと、「春鹿」「升平」の蔵の前を通りました。
美味い肴と美味い酒、良い季節になりました。

2014.09.22 Mon 23:14  |  *のりさん こんばんは

彼の地西條は、ほんとうに酒造会社が密集しているので、酒蔵めぐりが楽チンです。少しずつ各蔵の雰囲気が異なるのも楽しいところです。
 さて、奈良の「春鹿」ですが、同職の中に奈良に仕事で出向くときには、必ず「今西清兵衛酒店」で一杯やるという猛者がいます。先日の金曜日もその猛者とともに大淀警察の近くにある酒屋の角打ちで「春鹿 純米吟醸生詰酒 ひやおろし」を互いに評論しながら味わっていました。

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2014.09.23 Tue 17:23  |  ガラス張り

ちびくろサンボすら公の場では憚られる今日この頃、くろんぼはちょっとキツイ名前ですね。
2階がガラス張りの家、凄いですね。だらしがない私などとても住めたもんじゃありません。

  • #-
  • サットン
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2014.09.28 Sun 22:12  |  *サットンさん こんにちは

この時代に「くろんぼ」は信じられないような名前ですが、いろいろ紆余曲折はあったのではないかと推察しています。店名だけでもブログの記事になりそうなので、取り上げてみました。

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 阿房(あほう)と云ふのは、人の思わくに調子を合はせてさう云ふだけの話で、自分で勿論阿房だなどと考へてはゐない。
 
 用事が なければどこへも行つてはいけないと云ふわけはない。
 なんにも用事がないけれど、汽車に乘つて大阪へ行つて來やうと思ふ。   
    ・・・内田百閒「特別阿房列車」


        

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長崎の鴉・・長崎阿房列車

段段車窓が薄暗くなり、汽車が次第に濃ひ夕闇へ走り込んで行く時に聞く汽笛の響きは、鼻へ抜けたかさ掻きのやうな電氣機關車の聲よりも、蒸氣機關車の複音汽笛が旅情に相應しい。


          


  いつの間にか窓が眞暗になり、窓硝子に響く汽笛の音が、蒸氣機關車C62の複音に變つてゐる。


          
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