おとなびパスひとり旅(博多→温泉津)

平成27年7月10日祇園山笠で賑わう博多での仕事をさらりと終えた。
通常であればこのまま帰阪するはずだが、今日はウイークエンドで明日は土曜日ときては、道草の宿痾が騒ぎ出す。
実は今回の博多行きが決定してからその模索は始まっていた。
それは、JR西日本が発売していた期間限定切符「おとなびパス」を見つけたからである。
6/10~7/17の期間限定の上、おとなび会員になる50歳以上という利用制限があるが、2万円のチケットだがJR西日本線の全線が3日間連続乗り放題で、しかも特急グリーン車が4回まで利用できるというしろものである。

通常、大阪~博多の新幹線往復だけでも3万円は越えるご時世、この信じられないような大盤振る舞いに、自ずと鉄道ファンの血が騒ぐというものだ。
あれこれルートを考えたが、1日目は九州新幹線さくらのグリーン車を使って博多入り、2日目はまじめに仕事をした後、新山口までさくらのグリーンを使い、新山口から特急スーパーおきを利用して山口線を経て山陰・温泉津の温泉で骨休め。3日目は山陰線を進み、倉吉からスーパーはくとのグリーン車で大阪へ戻るという、大名旅行を企画した。
首尾よく事が運べばいいが、どこかで時間が狂えば、前途多難となる。そのときの第2、第3のルート選びも事前に設定するのも旅行計画の楽しみの一つ・・・1粒で3度美味しいというわけだ。
さてさて・・・

サイドにUSJのハリーポッターの広告を掲げた特急さくらで予定通り新山口入り。
このさくらに乗れないと大幅な予定変更を余儀なくされるところだった。(新山口からの特急スーパーおきの本数が極めて少ないのだ。)

新山口の新幹線ホームから在来線構内を望む・・・小郡と言ったほうがまだまだ馴染みがある。


12時53分発の特急スーパーおき4号に乗車。 車輌は無愛想なキハ187の2輌編成である。
自由席1輌・指定席1輌の編成で残念ながらグリーン車はない。

構内の扇形庫は中央の転車台はあるものの肝心の車庫がない。SL山口号のための方向転換に使われるのであろうが、その周辺に屯する車輌に華やかさがないのが残念なところだ。

車内は、金曜日の昼下がりということで、自由席・指定席ともガラガラの状態。
リクライニングを目一杯倒して車窓から風景が楽しめる。


県庁所在地の山口・・・

小京都で有名な、津和野・・・

山口線を走破して、山陰本線の益田に到着。
じつは、山口県内の路線については、今まで山陽・山陰・小野田・宇部・美祢とほとんど訪れているが、何故か一番の観光路線である山口線は全くの未踏区間だったので、今回の乗車で完乗できたのは、ひそかな喜びだったのだ!

日本海を車窓から眺めつつ、浜田・江津と進み、15時33分に本日の目的地である温泉津(ゆのつ)に予定通り到着する。

温泉津の駅舎は、無人駅の割には、驚くほど立派なものであったが、なんと農協が同居していた。
いやいや、JAしまねの温泉津支所にJRの駅舎が同居しているといったほうが、的確か!

ついに・・・ついにやってきました!!温泉津温泉
関西からはなんともアクセスが悪く、何度も計画するも頓挫をしていたという、私にとっては憧れにして幻の温泉である。

レトロな町並みと、源泉掛け流しの濃厚な温泉が楽しみなり・・・
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