平成7年8月 コトデン紀行(その2)
- Sun
- 07:00
- ∇鐵道ほとがら帖/平成編 - ├平成6年-平成7年
(前回からのつづき)
琴電高松築港駅から瓦町まで琴平線に乗車し、そこから志度線に乗り換え

元京浜急行の“名車”であるデハ230形のコトデン29号車がやってきた
貫通扉に改造されているが、特大のフロントガラスがオリジナルの雰囲気を留めている。
コトデン29←京急デハ275←東急デハ5275←京浜電鉄デ90
1936年汽車製 1979年入線 2000年廃車(Wikipediaより)

駅ビル工事中の瓦町駅に入線した志度線車輌の後部にはコトデン30号車
元京急デハ266←東急デハ5266←京浜電鉄デ81
1932年汽車製 1979年入線 2000年廃車(Wikipediaより)

フロントのアップをスーパーイコンタで撮影
シル・ヘッダーのリベットと裾部のアンチクライマーが戦前の車輌であることを物語っている。
惜しむらくは、前照灯がシールドビームになっているところ

とにかく車窓が大きく、窓枠が細いため、車内が明るい。ガラス張りの車輌のようだ。
妻板にも大窓があることがその効果を増している。(30号車)

立派な鉄道ファンになるんだよ・・・・

志度線を南下し、どこか途中下車する駅を探す・・・春日川駅

下車したのは八栗駅 下車した理由は今となっては思い出せない。
傍らに見える香川名産の庵治石細工を背景にするつもりだったのかも・・・?
やってきたのは、21号車と24号車(元近鉄南大阪線のモ5620形)

見た目は、車体更新により新しい車輌に見えるが、これらは大正15年製の古豪である。

対向列車である志度行きに乗車 この230号車は、さらに曲者
もと宮城電気鉄道(現在のJR仙石線)の木造車サハ301形である。大正15年日本車輌製造東京支店製。
国鉄に買収される直前に制御車化されてクハ301形となり、昭和27年に廃車となった後に琴電が譲り受けた。
もともとは木造の客車だった代物。台枠に忘れ形見のトラス棒がついていたらしいが、このときは気づかなかった。(残念)

230号車の可愛いお客様・・・姉妹だろうか、サンダルは同じでも洋服の色合いは、好みが分かれるようだ。

終点「志度駅」到着

昭和6年に建てられた純木造本屋を出で、徳島に向うため、80mほど離れたJR高徳線志度駅に向った。

徳島行き下り特急「うずしお」9号を見送る。 JR高徳線 讃岐白鳥駅

徳島行き普通列車の車窓から播磨灘を眺める親子連れ・・・
お母さん。女の子3人の子育ては大変だったでしょう・・・今では膝上の赤ちゃんもすでに成人になっているはずだ。

今度は、高松行き上り特急「うずしお」12号と対向 讃岐相生駅

県境の峠を越えれば、徳島県。さらに吉野三郎の大三角州に出れば終点も間近。
キハ1022+キハ1018 板野駅

近代的な駅ビルが完成したが、古風な木造跨線橋と3番4番ホーム上屋が残る徳島駅と駅の北側に広がる車輌基地


この後、徳島線で阿波池田まで行き、土讃線で帰阪した。

乗車したキハ54の車内は、長~いロングシート。こういうのは記録に留めておかねばならない。

途中琴平駅で乗り換えのため一旦下車しているようだが、薄暮時の琴平駅電飾もこれまた印象的なものである。
琴電高松築港駅から瓦町まで琴平線に乗車し、そこから志度線に乗り換え

元京浜急行の“名車”であるデハ230形のコトデン29号車がやってきた
貫通扉に改造されているが、特大のフロントガラスがオリジナルの雰囲気を留めている。
コトデン29←京急デハ275←東急デハ5275←京浜電鉄デ90
1936年汽車製 1979年入線 2000年廃車(Wikipediaより)

駅ビル工事中の瓦町駅に入線した志度線車輌の後部にはコトデン30号車
元京急デハ266←東急デハ5266←京浜電鉄デ81
1932年汽車製 1979年入線 2000年廃車(Wikipediaより)

フロントのアップをスーパーイコンタで撮影
シル・ヘッダーのリベットと裾部のアンチクライマーが戦前の車輌であることを物語っている。
惜しむらくは、前照灯がシールドビームになっているところ

とにかく車窓が大きく、窓枠が細いため、車内が明るい。ガラス張りの車輌のようだ。
妻板にも大窓があることがその効果を増している。(30号車)

立派な鉄道ファンになるんだよ・・・・

志度線を南下し、どこか途中下車する駅を探す・・・春日川駅

下車したのは八栗駅 下車した理由は今となっては思い出せない。
傍らに見える香川名産の庵治石細工を背景にするつもりだったのかも・・・?
やってきたのは、21号車と24号車(元近鉄南大阪線のモ5620形)

見た目は、車体更新により新しい車輌に見えるが、これらは大正15年製の古豪である。

対向列車である志度行きに乗車 この230号車は、さらに曲者
もと宮城電気鉄道(現在のJR仙石線)の木造車サハ301形である。大正15年日本車輌製造東京支店製。
国鉄に買収される直前に制御車化されてクハ301形となり、昭和27年に廃車となった後に琴電が譲り受けた。
もともとは木造の客車だった代物。台枠に忘れ形見のトラス棒がついていたらしいが、このときは気づかなかった。(残念)

230号車の可愛いお客様・・・姉妹だろうか、サンダルは同じでも洋服の色合いは、好みが分かれるようだ。

終点「志度駅」到着

昭和6年に建てられた純木造本屋を出で、徳島に向うため、80mほど離れたJR高徳線志度駅に向った。

徳島行き下り特急「うずしお」9号を見送る。 JR高徳線 讃岐白鳥駅

徳島行き普通列車の車窓から播磨灘を眺める親子連れ・・・
お母さん。女の子3人の子育ては大変だったでしょう・・・今では膝上の赤ちゃんもすでに成人になっているはずだ。

今度は、高松行き上り特急「うずしお」12号と対向 讃岐相生駅

県境の峠を越えれば、徳島県。さらに吉野三郎の大三角州に出れば終点も間近。
キハ1022+キハ1018 板野駅

近代的な駅ビルが完成したが、古風な木造跨線橋と3番4番ホーム上屋が残る徳島駅と駅の北側に広がる車輌基地


この後、徳島線で阿波池田まで行き、土讃線で帰阪した。

乗車したキハ54の車内は、長~いロングシート。こういうのは記録に留めておかねばならない。

途中琴平駅で乗り換えのため一旦下車しているようだが、薄暮時の琴平駅電飾もこれまた印象的なものである。
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Comment
2016.06.27 Mon 18:26 |
旧京急の古典車両、関西では見かけないスタイルで、一目で「それ」とわかり、なかなか素敵ですね。
他の琴電車両もいい味です。
地方私鉄がオリジナル車両を持つことが困難になり、個性的な電車が望めなくなりましたね。
2016.07.01 Fri 18:07 | *のりさん こんにちは
コトデンは、この当時、経営が厳しかったため長らく旧型車両が活躍していたともいえますが、鉄道愛好家にとっては無機質な新型車両より余程愛着があります。このとき訪問しておいて良かったと感じています。
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