平成7年 名鉄揖斐線モ510形再訪
- Sun
- 07:00
- ∇鐵道ほとがら帖/平成編 - ├平成6年-平成7年
平成7年8月26日厳しい暑さの下、再び名鉄揖斐線を訪れた。
1週間前にも訪問したが、オールドタイマーのモ510に逢いたくて、また岐阜に向かった。

尻毛駅で下車して、伊自良川鉄橋付近の築堤で走行写真を狙ってみる。

これも古豪のモ750形だ。吊掛けモーター音を轟かせてやってきた。

ここは、足回りにさえぎるものがなく、車輌の全体がよく見えて、走行写真を撮るには良い撮影場所である。

少し流し撮りなども試してみた。

雲が湧く夏らしい風景が撮れたが、とにかく暑い。
帽子はかぶっているが、よくこの真夏の炎天下で粘ったものだ。

モ770形 このラッピングカーは、「ブルーライナー・ミニ」
ボディのデザインは、犬山の明治村・リトルワールド・モンキーセンターをイメージしたものだ。
平成6年の名古屋鉄道創業100周年を記念して運行された本線の「ブルーライナー」に準じたもので、岐阜市内線・揖斐線で平成9年まで限定運転された電車である。

窓を全開にして走る電車の流し撮りは、風が吹き抜けていくようで何とも涼やかに見えてくる。

モ510がやってこないかと、粘りに粘ったが・・・ついにその姿を見せることはなかった。

本日のお昼ご飯である。 ビール缶の1995の文字が、撮影年を示している。
数時間を過ごした尻毛だったが、本日はモ510は運行していないと判断して、黒野に向かう。
案に違わず・・・黒野の車庫でその姿があった。


大正15年製のモ510形は、正面形状を半円筒型の5枚窓とする半流線型車体・・いわゆる卵型電車は大正期に流行った形式である。(鉄道省のキハ42000も前面6枚窓の同形式の内燃車輌だが、その誕生は昭和10年と出遅れている。)
今まで出会った卵型電車といえば、野上電鉄で昭和57年に撮影したモハ24(旧阪神601)が最後で、その後野上電鉄は、廃止されたため、これは唯一の生き残りといえる。

戸袋の楕円の窓は、上田交通の丸窓電車を彷彿とさせるが、これも大正期の特徴だ。

何とも魅力的な車両であるが、模型化するときには、前面のR部分の作成に泣かされると予想できる。2輌編成だと4面にもなるし・・・繊細な色分けも忠実に再現することはかなりの困難を伴うことだろう。
「閑話休題」
走行写真を撮りたかったが、この状態であれば何時動き出やら分からないし、帰りの時刻も気になるので、ここを後にする。



美濃北方駅に戻るが、改札横のラビット君は一体なあに・・・
※名鉄揖斐線・岐阜市内線は平成17年4月1日に全線廃止された。
なお、特徴あるモ510形は各地で保存されたが、モ770形は福井鉄道に移籍された。モ750形については、完全な形で保存されている車輌は谷汲駅の1両を数えるのみである。
1週間前にも訪問したが、オールドタイマーのモ510に逢いたくて、また岐阜に向かった。

尻毛駅で下車して、伊自良川鉄橋付近の築堤で走行写真を狙ってみる。

これも古豪のモ750形だ。吊掛けモーター音を轟かせてやってきた。

ここは、足回りにさえぎるものがなく、車輌の全体がよく見えて、走行写真を撮るには良い撮影場所である。

少し流し撮りなども試してみた。

雲が湧く夏らしい風景が撮れたが、とにかく暑い。
帽子はかぶっているが、よくこの真夏の炎天下で粘ったものだ。

モ770形 このラッピングカーは、「ブルーライナー・ミニ」
ボディのデザインは、犬山の明治村・リトルワールド・モンキーセンターをイメージしたものだ。
平成6年の名古屋鉄道創業100周年を記念して運行された本線の「ブルーライナー」に準じたもので、岐阜市内線・揖斐線で平成9年まで限定運転された電車である。

窓を全開にして走る電車の流し撮りは、風が吹き抜けていくようで何とも涼やかに見えてくる。

モ510がやってこないかと、粘りに粘ったが・・・ついにその姿を見せることはなかった。

本日のお昼ご飯である。 ビール缶の1995の文字が、撮影年を示している。
数時間を過ごした尻毛だったが、本日はモ510は運行していないと判断して、黒野に向かう。
案に違わず・・・黒野の車庫でその姿があった。


大正15年製のモ510形は、正面形状を半円筒型の5枚窓とする半流線型車体・・いわゆる卵型電車は大正期に流行った形式である。(鉄道省のキハ42000も前面6枚窓の同形式の内燃車輌だが、その誕生は昭和10年と出遅れている。)
今まで出会った卵型電車といえば、野上電鉄で昭和57年に撮影したモハ24(旧阪神601)が最後で、その後野上電鉄は、廃止されたため、これは唯一の生き残りといえる。

戸袋の楕円の窓は、上田交通の丸窓電車を彷彿とさせるが、これも大正期の特徴だ。

何とも魅力的な車両であるが、模型化するときには、前面のR部分の作成に泣かされると予想できる。2輌編成だと4面にもなるし・・・繊細な色分けも忠実に再現することはかなりの困難を伴うことだろう。
「閑話休題」
走行写真を撮りたかったが、この状態であれば何時動き出やら分からないし、帰りの時刻も気になるので、ここを後にする。



美濃北方駅に戻るが、改札横のラビット君は一体なあに・・・
※名鉄揖斐線・岐阜市内線は平成17年4月1日に全線廃止された。
なお、特徴あるモ510形は各地で保存されたが、モ770形は福井鉄道に移籍された。モ750形については、完全な形で保存されている車輌は谷汲駅の1両を数えるのみである。
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Comment
2017.01.16 Mon 00:10 | 嗚呼…
名鉄600V区間の全廃は、返す返すも残念でなりません。
新型電車を投入しながら、それを維持できなかったのは、本当に悔しいですね。
私は、昭和55年夏が一期一会でした。510・520はスカーレット一色でしたが、岐阜市内線直通急行の大役をこなしていました。
紅白のツートーンカラーはとても美しいですね。この姿は一度でいいから見てみたかったです。
2017.01.18 Wed 06:35 | *のりさん こんにちは
先日岐阜市内を訪れましたが、JR岐阜駅前はもちろん名鉄新岐阜駅前もすっかり様子が変わって、当時の面影を偲ぶものは皆無でした。
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