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金沢偕行社の遺構

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平成29年2月16日大阪発13:12の特急サンダーバードで金沢を訪れる。

兼六園の近くにある訪問先に出向いたのが午後4時という夕刻であったが、5時過ぎには用件が終わったので、近くにある行きたかった場所を訪問することにした。

旧帝国陸軍の第九師団に属する金沢偕行社の遺構である。

大阪偕行社の跡地を母校にする由縁により、機会があれば全国の存在する偕行社の遺構を行脚している。

過去に、岡山偕行社善通寺偕行社を訪問したが、ようやく今回は、金沢偕行社を訪問することができた。

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夕方も17時を過ぎていたので撮影が厳しいかと思っていたが、周囲の空間が奏功してコントラストを抑えたいい雰囲気で撮影することができた。

護国神社の境内に接する金沢能楽堂の敷地内にそれはあった。

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明治31年築 登録有形文化財

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意匠を凝らした屋根部分や避雷針も見るべきところと思われる。

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残念ながら入館はできなかったが、正面玄関は、奥まったところにあり、両側が区分された部屋になっていることが推察される。

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偕行社は、陸軍将校倶楽部としての性格を持つので、館内は広い会合スペースを必要とする。

よって、階段や廊下部分は、広間を相殺しないような配置にする必要がある。

今はなき豊橋偕行社は入口を突出した形状にして2階への階段室を兼ねることにより2階部分を大会議室に使えるようにしていた。

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こちらは、正面部分にはそういったスペースはなさそうだ。

余り厚みのない建物かと後ろに回ってみると、少し小振りな後陣部分が現れた。

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そして正面の真後ろには扉が配置されている。

実はこの続きに講堂があったが、現在はカットされている。

となれば、正面から建物内部を通ったこの部分に階段室がありここで反転する形で2階に上る構造になっているのであろう。

後陣部分の窓の位置が1偕と2階との間にあることから階段の踊り場部分であると推察できる。

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窓下の通気孔には、五芒星が今でも残っていて、これが帝国陸軍の遺構であることを如実に表している。

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一方、隣接する洋館は、第九師団の司令本部の建物の遺構である。

隣の瀟洒な偕行社に比べれば装飾の少ない官衙的建物である。

しかしこれには少し訳がある。

本来は両翼はこの2倍の幅があり脇棟も備える堂々たる建物だったらしいが、移築に際して両翼を半分カットされたらしい。

したがって何やら地味~な建物になってしまっている。

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正面上部には、きっと五芒星が掲げられていたのであろう。


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偕行社の遺跡を後にすると近くにレンガ倉庫があった。

しかし舞鶴のそれと同様、明らかに軍関係施設であると思われるので近づいてみた。


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金沢の陸軍兵器の倉庫らしい。しかも重要文化財とな。


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偕行社の遺構の方が保存価値があるように思えながら、帰路につく

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金沢駅の鼓門・・・2011年にはアメリカの旅行雑誌「トラベル&レジャー」のWeb版にて、世界で最も美しい駅14選の6位に選出されたらしい。

昔の地上駅時代と随分様変わりしたものだ。

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これも新幹線効果なのか・・・

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在来線の高架ホームの様子

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金沢駅構内のクモハ413-4





昔の写真はないかとBlogを探したら見つかった。

(参考)平成3年4月27日黄金週間を使って、職場旅行した際立ち寄った金沢駅。高架工事の真っ只中。

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ホーム部分は、レールが剥がされ、架線柱が撤去され、哀れな状態だった。

昭和60年9月に立ち寄った折もかなりレールが剥がされた状態であったが、その後高架ホームができて、いよいよ
高架駅への切り替えを待つばかりとなっていた。

1991旧金沢駅326-1


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後ろに見える高架ホームが完成し、取壊しが進む地上1番2番線ホームだった。





ところで帰宅後インターネットで調べてみると嬉しい話題が見つかった。

なんと偕行社と司令本部が当時の姿に復原されて、レンガ倉庫の横に移築されるらしい。

それは、金沢市に移転する東京国立近代美術工芸館(東京都千代田区)の基本設計概要が明らかになったからだ。

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(石川県ホームページより)

2020年のオープンを目指しているという・・・これまた、将来の楽しみが増えた!





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2017.03.15 Wed 07:10  |  サンダーバード…

サンダーバードを利用して、家族で富山へ行ったのは、もう15年以上も前のことです。
当時はまだ「スーパー雷鳥サンダーバード」と名乗っていました。
普通車ながらグリーン車並みの座席に感動しながら、あっという間に富山に着いたことを覚えています。
たしか和倉温泉行きを併結していて、富山までは前3両のみの短編成だったと記憶しています。
北陸本線は、ローカルのみでは生き残りにくいことをほかの線区が実証していますので、新幹線と共存する道を模索していかなければならないと強く思います。

2017.03.19 Sun 11:38  |  *のりさん こんにちは

北陸本線を利用することはよくありますが、金沢止まりが多いです。行っても和倉温泉までです。富山まで足を伸ばしたのは1度だけでした。新幹線開通で金沢市内は活気づいてました。これからの新幹線南伸によってさらに経済圏が変わっていきそうです。福井鉄道やえちぜん鉄道も様変わりするのでしょうか?

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 阿房(あほう)と云ふのは、人の思わくに調子を合はせてさう云ふだけの話で、自分で勿論阿房だなどと考へてはゐない。
 
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 なんにも用事がないけれど、汽車に乘つて大阪へ行つて來やうと思ふ。   
    ・・・内田百閒「特別阿房列車」


        

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長崎の鴉・・長崎阿房列車

段段車窓が薄暗くなり、汽車が次第に濃ひ夕闇へ走り込んで行く時に聞く汽笛の響きは、鼻へ抜けたかさ掻きのやうな電氣機關車の聲よりも、蒸氣機關車の複音汽笛が旅情に相應しい。


          


  いつの間にか窓が眞暗になり、窓硝子に響く汽笛の音が、蒸氣機關車C62の複音に變つてゐる。


          
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