“門司・美祢”周回紀行(その1)
- Sun
- 07:00
- ∇鐵道ほとがら帖/平成編 - ├平成8年-平成10年
平成8年7月30日真夏の蒸し暑い夜、快速列車「ムーンライト九州号」(京都発博多行)で旅立った。

大阪発は22:08
乗車車輛は「シュプール&リゾート」用14系客車のオハフ15-203
牽引機関車はEF65-1136

目的地は、山口の美祢線の美祢であるが、前乗りで夜行列車を使い下関・門司を巡って山陰線を経由して美祢に入る予定である。
もちろん乗車券は、青春18きっぷ利用。

30日を過ぎて最初に到着する岡山駅までは、乗車券(2880円)を購入し、そのあとは本券を利用する。
もちろん大阪・岡山間も18きっぷを利用してもよかったのだが、残りの利用予定があったため、自腹を切った。
入鋏したのは7月31日の下関である。
EF65に牽引されて、一路山陽路を下る。
下関の到着は5:34、そして出発は5:46である。12分間も停車するのは理由がある。

この停車時間を利用してホームを行き来する。
夜明けのこの時刻でもパノラマ席は賑わっていた。夜通しここで騒いでいたのかもしれないね。

直流区間から交流区間に入るため、この12分間で機関車を交代するのだ。

JR九州のED7687が先頭に着く

関門トンネル通過時は、最後尾のパノラマカーよりその様子を眺め、門司で下車。


真夏の朝日が差し始めた門司駅のホームから6:25発の普通列車“タウンシャトル”に乗車
鉄道遺産ともいうべき先年重要文化財となった門司港駅を訪れるためである。

九州鉄道の始点「門司港」には6:33に到着。
幅の広いプラットホームに本州の鉄道では見られない伝統を感じる。
これもドイツ様式の一つの現われだろうか。

優美な駅舎を隈なく見学。

正面玄関の入り口付近・・・この風情もレトロ感が溢れている。


門司港駅名物が便所の水盤である。
男女トイレの入口にある大型の手洗い器が設置されて、今もちょろちょろと縁から手洗い水が垂れている。
この水盤は、大正3年の建設当時からあり、戦時中の貴金属供出も免れた「幸運の手水鉢」である。

駅前にも優美な建物多くしばし楽しむ。

駅前からは下関行の連絡船(260円)で関門海峡を渡り下関に戻る。
船着場である唐戸から下関駅まで歩くが、予想以上に遠く辟易する。
下関駅では、昨日東京を発った下り寝台特急「さくら」と「はやぶさ」を撮る。

特急といえども、ここで機関車交代・・・EF81-454は、他のEF81とはカラーリングが大きく異なる。
貨物専用機関車だが、こうして特急を牽引することもあるんだね。

トレインマークがついていないのは、本来の機関車ではなく、臨時扱いであり、そもそも貨物専用仕様なので、前面にトレインマークの取り付けフックが装備されていないからではなかろうか。
つぎは、「はやぶさ」がやってきた。

こちらも牽引機関車はEF66である。
登場当時は高速貨物専用に使われていたが、昭和60年頃から、その面相の良さからかブルートレインを担当するようになった。

ここでEF81-413に交代・・・こちらは純正のトレインマーク付きである。

また、関門名物ステンレスのEF81-303に遭遇する。
EF30と同様、関門トンネル内の天井から滴り落ちる塩害対策のために特注されたステンレス車体であるが、この「銀罐」を見ると、自ずと彼の地にやってきた感じが湧く。

こちらのEF81-302も、もともとステンレス仕様の銀罐であったが、一時常磐線に貸し出されたことがありその時通常色に塗り替えられた。そして門司に帰っていたときもそのままの塗装で稼働していたためこんな色彩をしている。
しかしペンキで描いたように見えるナンバープレートはいただけない。
下関駅で朝食とするが、ふく寿司(800円)と缶ビールである。
ふく寿司はフグの切り身と湯引き、ウニくらげまで入った人気弁当で、美味なり。
(たしか弁当の包み紙を持ち帰ったのだが、今回は発見できなかった・・・残念)
これより山陰線を上る
(つづく)


大阪発は22:08
乗車車輛は「シュプール&リゾート」用14系客車のオハフ15-203
牽引機関車はEF65-1136

目的地は、山口の美祢線の美祢であるが、前乗りで夜行列車を使い下関・門司を巡って山陰線を経由して美祢に入る予定である。
もちろん乗車券は、青春18きっぷ利用。

30日を過ぎて最初に到着する岡山駅までは、乗車券(2880円)を購入し、そのあとは本券を利用する。
もちろん大阪・岡山間も18きっぷを利用してもよかったのだが、残りの利用予定があったため、自腹を切った。
入鋏したのは7月31日の下関である。
EF65に牽引されて、一路山陽路を下る。
下関の到着は5:34、そして出発は5:46である。12分間も停車するのは理由がある。

この停車時間を利用してホームを行き来する。
夜明けのこの時刻でもパノラマ席は賑わっていた。夜通しここで騒いでいたのかもしれないね。

直流区間から交流区間に入るため、この12分間で機関車を交代するのだ。

JR九州のED7687が先頭に着く

関門トンネル通過時は、最後尾のパノラマカーよりその様子を眺め、門司で下車。


真夏の朝日が差し始めた門司駅のホームから6:25発の普通列車“タウンシャトル”に乗車
鉄道遺産ともいうべき先年重要文化財となった門司港駅を訪れるためである。

九州鉄道の始点「門司港」には6:33に到着。
幅の広いプラットホームに本州の鉄道では見られない伝統を感じる。
これもドイツ様式の一つの現われだろうか。

優美な駅舎を隈なく見学。

正面玄関の入り口付近・・・この風情もレトロ感が溢れている。


門司港駅名物が便所の水盤である。
男女トイレの入口にある大型の手洗い器が設置されて、今もちょろちょろと縁から手洗い水が垂れている。
この水盤は、大正3年の建設当時からあり、戦時中の貴金属供出も免れた「幸運の手水鉢」である。

駅前にも優美な建物多くしばし楽しむ。

駅前からは下関行の連絡船(260円)で関門海峡を渡り下関に戻る。
船着場である唐戸から下関駅まで歩くが、予想以上に遠く辟易する。
下関駅では、昨日東京を発った下り寝台特急「さくら」と「はやぶさ」を撮る。

特急といえども、ここで機関車交代・・・EF81-454は、他のEF81とはカラーリングが大きく異なる。
貨物専用機関車だが、こうして特急を牽引することもあるんだね。

トレインマークがついていないのは、本来の機関車ではなく、臨時扱いであり、そもそも貨物専用仕様なので、前面にトレインマークの取り付けフックが装備されていないからではなかろうか。
つぎは、「はやぶさ」がやってきた。

こちらも牽引機関車はEF66である。
登場当時は高速貨物専用に使われていたが、昭和60年頃から、その面相の良さからかブルートレインを担当するようになった。

ここでEF81-413に交代・・・こちらは純正のトレインマーク付きである。

また、関門名物ステンレスのEF81-303に遭遇する。
EF30と同様、関門トンネル内の天井から滴り落ちる塩害対策のために特注されたステンレス車体であるが、この「銀罐」を見ると、自ずと彼の地にやってきた感じが湧く。

こちらのEF81-302も、もともとステンレス仕様の銀罐であったが、一時常磐線に貸し出されたことがありその時通常色に塗り替えられた。そして門司に帰っていたときもそのままの塗装で稼働していたためこんな色彩をしている。
しかしペンキで描いたように見えるナンバープレートはいただけない。
下関駅で朝食とするが、ふく寿司(800円)と缶ビールである。
ふく寿司はフグの切り身と湯引き、ウニくらげまで入った人気弁当で、美味なり。
(たしか弁当の包み紙を持ち帰ったのだが、今回は発見できなかった・・・残念)
これより山陰線を上る
(つづく)


- 関連記事
-
- 特急“はくと”という列車 (2018/11/18)
- 平成8年 加越能鉄道訪問 (2018/08/12)
- 高松琴平電気鉄道を訪ねて(その3) (2018/07/22)
- 高松琴平電気鉄道を訪ねて(その2) (2018/07/08)
- 高松琴平電気鉄道を訪ねて(その1) (2018/06/17)
- 青春18きっぷ・出雲一畑紀行(その3) (2018/05/27)
- 青春18きっぷ・出雲一畑紀行(その2) (2018/05/13)
- 青春18きっぷ・出雲一畑紀行(その1) (2018/04/29)
- “門司・美祢”周回紀行(その2) (2018/03/11)
- “門司・美祢”周回紀行(その1) (2018/02/25)
- “越美南線・北線”縦断紀行(その2) (2018/02/04)
- “越美南線・北線”縦断紀行(その1) (2018/01/21)
- JR貨物 浪速駅 (2018/01/08)
- 厳冬期の北びわこ号 (2017/12/24)
- 平成8年2月18日“タンゴ・ディスカバリー”お披露目 (2017/06/25)
スポンサーサイト
Comment
Trackback
- URL
- http://fuzzyphoto.blog120.fc2.com/tb.php/1726-e2f6a2f4
- この記事にトラックバック(FC2Blog User)