近江八幡フォト散歩と京阪プレミアムカー

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母校の同窓会の有志が集う“山櫻古典寫眞機同好會”でLINE交換をしているうちに、久しぶりに撮影会を催行しようとなった。
いろいろ行き場所を考えたが、ヴォーリズ設計の建築物が多く残る近江八幡をフォト散歩することに決定した。

過去の“山櫻古典寫眞機同好會”の様子は、コチラ

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天気もよさそうなので、黄金週間2日目の平成30年4月30日にオヤジ3名で出掛た。

もちろん“古典寫眞機同好會”なので、フィルムカメラがメインである。

一人は、“キャラメル箱”と称される名代のコンパクトカメラのローライ35・ゾナー40mm
もう一人は、ニコンF3に6×6のハッセルブラッドという重装備である。

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小生は、コンパクトにLeicaIIIb+Summaron3.5cm・COLOR-SKOPAR21mmといういで立ち

モノクロフイルムには、この暗~いSummaronが階調豊かな描写をしてくれるのでベストな選択だと思っている。

最近富士フイルムが白黒フィルムの製造を中止した。との悲報に接し、急遽買い求めた国産最後の35mmモノクロフイルム「ACROS100」を久しぶりにバルナックライカに装填する

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フイルムの装填にも、ライカ特有の作法があり背筋が伸びる思いがした。

※ただし、ブログアップ時にはまだフイルムの現像ができていないので、サブカメラとして併用したデジタルカメラで撮影したものを掲載する。




大阪9:00の新快速に乗車。ゴールデンウイークらしく京都までは混雑していたが、京都以東は車内は閑散とした状態
ゆったりとした雰囲気で10:06近江八幡到着

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最初は八幡商業高校を訪問 S13の建築である。
過日いろいろと物議を醸した豊郷小学校よりは洗練されたデザインである。

ここから近江商人の卵たちが多く輩出されたのだろうね。

調べてみると驚いたことに・・・宇野宗佑(元首相)、伊藤忠兵衛(二代目伊藤忠)、塚本幸一(ワコール)、川瀬源太郎(日本生命)など政経界のお歴々が並んでいた。

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近くにあった八幡小学校の木造校舎

これはヴォーリズの建築ではないが、壮麗な木造校舎が現役なのが素晴らしい。
行政と市民ともども由緒ある建物に対しての考え方・接し方が偲ばれて、とても感銘を受ける。

ヴォーリズの代表的建築物であった大丸心斎橋筋店の取壊しを目の当たりにしたものとしては、この地はパラダイスのように感じる。

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S6築のヴォーリズ記念館 晩年のヴォーリズ夫妻の居所でもある。

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歴史的な建造物を訪問するたびにいただいたパンフを見ると、彼のヴォーリズさんだが、昭和16年に日本に帰化したのち、終戦直後、軽井沢に疎開していた時、近衛文麿の密使が訪れて、近衛とマッカーサーとの会見の斡旋を依頼されたことがあった。そしてマッカーサーの側近との会談の中で天皇には戦争責任はないこと、天皇は自分が神と等しいとは考えていないこと等を伝え、近衛とマッカーサーとの会談を実現させたとのこと。そうなれば戦後処理に一翼を担った人物といえよう。

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池田町の洋風建築群煉瓦外塀・・・大阪の江戸堀にある大阪教会の外壁を思い起こさす意匠である。


近江八幡は、近江商人の街でもあり、中心部には日本的な古い家並みが残っている。

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このような街並みの中、明治中期に西洋建築を建設することは、大変な反感があっただろうし、大いなる努力と周囲の理解がないと難しいと思われる。

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またここは、八幡瓦の産地でもある。

豊臣秀次が八幡山城を築城した際、整備した八幡堀を利用して、瓦の製造が栄えたのが礎だとか。それ以降は地場産業としての瓦製造が展開されている。

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そんな八幡堀端の一角にある「喜兵衛」さんで昼食

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美しい新緑の庭を眺めながら箸を取る。

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近江牛のタタキと滋賀づくりの一番搾りでスタート

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地元の名物が取り入れられた喜兵衛御膳をあてにビールがすすむ



昼食後も町中をぶらぶらした後は、町はずれにある「たねや」が運営しているラ・コリーナまで足を伸ばす。

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芝生を屋根一面に植えた特徴的な建物が面白いが、とにかく大変な人出である。

ファストフードを買おうにも・・・お土産を買おうにも・・・とにかく大行列

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さらりと一回りして駅に戻ることにした。




だがしかし・・・オヤジ3人組なので、そのまま解散とはならない。

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京都で下車して、タクシーを走らせ、飲み場所を求めて先斗町を徘徊する

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鴨川の川床は明日の5月1日からだが、ちょうど鴨川沿いのテラスを開放しているお店を見つけて、京都のおばんざいをアテにさっそく反省会という名の飲み会がスタート

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16:30から飲み始めるが、いつまで飲んでもキリがないので、まだ陽は高いが18:00前には店を出る。

三条まで歩いて、京阪電車で帰阪する。

3人とも京阪特急のプレミアムカーにはいまだ乗ったことがないということで、迷いなくプムミアムカーの座席指定券(@¥500-)を購入

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座席指定券は、JRの車内補充券の様なペラペラのもの。

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三条の乗車時でき空席があったが、四条・七条で満席となった。

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専用アテンダントのユニフォームは、黒・金・臙脂の車輛と同じプレミアムカラーとなっている。

そして、こちらの質問にも丁寧に回答してくれました。

また、車内検札はなかったことから、手許のデータで着席情報は逐一把握しているものと思われる。(現在なれば当然か・・・)

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一方オヤジ3人組は、三条橋詰で買ったばかりのお土産のオカキを広げて二次会のスタート


座席が広いことはもとより、足元がゆったりしているのが嬉しい。

もちろんリクライニングも効くのでほんとうにリラックスした環境で過ごせるのが、今までの京阪特急とは違うところだ。

車掌からの「本日は多くのお客様がご乗車されていますので、補助席のご利用はできません。」とのアナウンスを聴くと、さらなり

500円の価値は十分にあると判断した。

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面白き一日を振り返りながら、特等席にて、新発売になったばかりのアサヒ・グランマイルドを味見している。



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2018.05.18 Fri 18:45  |  

ヴォーリズの建築物は、私も大好きです。氏の傑作の一つだった大丸心斎橋店が解体されてしまったのは本当に残念です。
布教活動・教職・建築設計家・商業人……、たくさんの顔を持った方だったそうで、その精神はいまも近江兄弟社に生き続けているのでしょう。
ヴォーリズと八幡商業との関係は、その前身の滋賀県商業学校時代からつづいているそうですね。

「漣清き鳰の湖、その八景の岸近く…」
土井晩翠の作による八幡商業の校歌は5番までありますが、詩がたいへん美しく、名作校歌のひとつと思っています。

2018.05.20 Sun 10:16  |  *のりさん こんにちは

私がヴォーリズを知ったのは、子供のころから慣れ親しんだ大丸心斎橋店でした。大同生命本店も素晴らしい意匠でしたが、ともに現存せず大阪人の意識の低さに嘆いたものでした。一度彼の故郷ともいえる近江八幡の街をゆっくり歩いてみたかったのですが、今回ようやく叶いました。古い家並みの残る近江商人の街にどのように受け入れられ、溶け込んでいったのか自分なりに想像して楽しいひとときを過ごせました。

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 阿房(あほう)と云ふのは、人の思わくに調子を合はせてさう云ふだけの話で、自分で勿論阿房だなどと考へてはゐない。
 
 用事が なければどこへも行つてはいけないと云ふわけはない。
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段段車窓が薄暗くなり、汽車が次第に濃ひ夕闇へ走り込んで行く時に聞く汽笛の響きは、鼻へ抜けたかさ掻きのやうな電氣機關車の聲よりも、蒸氣機關車の複音汽笛が旅情に相應しい。


          


  いつの間にか窓が眞暗になり、窓硝子に響く汽笛の音が、蒸氣機關車C62の複音に變つてゐる。


          
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