高松琴平電気鉄道を訪ねて(その3)
- Sun
- 07:00
- ∇鐵道ほとがら帖/平成編 - ├平成8年-平成10年
H8.8.25 「 高松琴平電気鉄道を訪ねて」の3回目(最終回)

志度線の今橋車庫から一旦瓦町に戻り、長尾線の木太東口駅に足を向けている。

“おかめ顔”の860形870は、昭和16年の西武鉄道製だ。その後山形交通に譲渡され、さらに琴電にやってきた流浪の民である。
その間に何度となく改造され現在の姿になった。

長尾線を訪れた理由は、この昭和11年製である元京急230形の走行写真が撮りたい為だった。
けだし名車である。
愛想がいいのか・・・カメラを向けると運転手が片手をあげて挨拶してくれた。

名車をカメラに収めた後は、再び志度線に戻る。

(撮影機:コニカ・セミパール2)
海に近い「房前駅」で下車
レールを剥がされた反対ホームの上には、大きな植栽が並んでいる。
浜側に面しているので防風林としての役割でもあるのだろうか・・・
隣の駅である塩屋駅との間には、志度線が志度湾に沿って急カーブで抜ける景勝地で、“房前の鼻”と称される場所があり、琴電撮影の名所となっている。

線路の海側を進めば、“房前の鼻”に出る。


風光明媚な場所であるが、波除けガードが思いの外目立つため、その存在を消すような場所から撮影する必要がある。
志度線はその運行本数が少ないので、この列車を含む2本を撮影したのみ。時間に限りがあるため何本もトライできなかったのが残念である。

房前から志度を目指して再び車中の人となる。
金魚鉢の様な見晴らしの良い車内から志度湾を望む・・・涼しい海風が吹き込むこんな車中だと夏の暑さも心地よい。

(撮影機:コニカ・セミパール2)
終着駅「琴電志度」に到着。

白い板張りの琴電志度駅 昭和6年の移設時からの駅舎であると思われる。
JRの志度駅とは40メートルほどしか離れていない。

(撮影機:コニカ・セミパール2)

(撮影機:コニカ・セミパール2)
志度駅のホームは昔ながらの線路横断型
よく見ると駅前にはワフが置かれている。

なんと観光案内所である。もう少し丹念に見ておくべきだったと、反省する。

(撮影機:コニカ・セミパール2)
高徳線のディーゼルカー(キハ1002)に乗って高松に戻る。

(撮影機:コニカ・セミパール2)
夏の太陽もようやく傾き始めた高松駅

これは宇高連絡船への連絡橋の名残であろうか・・・左隅に僅かに写っているマリンライナーに乗って岡山へ
高松17:47→18:45岡山19:06→20:28姫路20:38→21:39大阪という経路で帰ってきた。
思えば、酷暑の中、1日の時間を目いっぱい使い、18きっぷの最後の1枚を有意義に使えたことが嬉しかった。


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Comment
2018.08.23 Thu 07:37 | *まめさん こんにちは
コメントありがとうございます。20年前の車輛カラーですが、私もいい色合いだと感じます。現在の志度線の色合いとも少し違うように思います
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