平成最後の夏休み・・・山形に遊ぶ(その4)
- Sun
- 07:00
- ∇鐵道ほとがら帖/平成編 - └平成30年~平成31年
前回からのつづき
平成30年8月17日14:20山形駅前1番バス停から蔵王温泉バスターミナル行に乗車
終点まで約40分のバス旅だ。

普通路線ではあるが、車輛は高速バス仕様となっている。
乗車・降車の人の流れで停車時間は長くなるが、停留所はそんなに多くないし、車内気温の維持にはこちらのほうが勝っている。

14:57 終点蔵王温泉バスターミナルに到着

冬季は、良好なスキー場であるが、夏場はゆったりとした空気が流れる避暑地である。

今夜は、バスターミナルの真正面にある湯元“つるや”さんにお世話になる。

ホテルから山側スキー場と温泉街を望む

部屋窓からは、山形方面がこんな様子で望まれる。 思えば遠くに来たもんだ!
とにかく涼しい・・・少し寒いくらいである。

夕食まで今しばらくあるので、近くの大露天風呂に出向く
蔵王温泉に来たならば、立ち寄らねばならない名露天風呂だ。
(冬季は閉鎖)



山の沢に段々畑のように湯舟が作られた源泉かけ流しのお風呂である。
川のせせらぎと松籟を聴きながら、白濁した温泉に静かに身を浸すと、身も心も癒される。
蔵王温泉は、古くは高湯(たかゆ)と呼ばれて1900年の歴史を持っている。同県の白布温泉、福島県の高湯温泉と共に奥羽三高湯の一つに数えられる。
しかし、高湯から蔵王温泉に名称変更したのは戦後のこと。
昭和25年、毎日新聞社主催により「新日本観光地百選」の山岳部門で蔵王連峰が全国1位となったため、地元は蔵王の名にあやかりたいと高湯も蔵王温泉に改称された。
歴史はあるが名称は新しい温泉である。

大露天風呂を楽しんだ後は、宿屋に戻り内湯を楽しむ
強い酸性の硫黄泉で、なめてみると流石に酸っぱい
湯元なので、源泉かけ流し・・・日本温泉協会の鑑定評価も頗る優秀である。

引湯と新湯注入率が満点でないのは、湯元が宿屋から少し離れたところからパイプで引き入れているためとか。
オール5点の温泉といえば、3年前に訪れた石見の温泉津温泉・薬師湯がそうだった。

風呂上りは楽しみの夕食
山形牛をはじめ地元の山海の珍味が並ぶ。

お酒は、地元の男山“つららぎ”
男山の銘は京都八幡の男山八幡宮からいただいたとか・・・

〆のご飯は、山形「はえぬき」と芋煮汁と「山形だし」と山形尽くしとなった。

夕食後さらに名湯に浸って、大地の恩恵にあずかる
夜具は真夏にもかかわらず、大きなふかふか掛布団が用意されていた。
冷えてきた夜には、それが気持ちよく、お酒の作用も手伝って、布団に潜ると瞬殺だった。

翌朝、チェックアウト時にフロントに尋ねると、昨日のあれほどの涼しさは、この地でも珍しいものだったとか・・・「避暑」としての目的も達成したということである。
9;40の山形駅前行バスで出発 山形駅から奥羽本線を北上する予定である。
(つづく)


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