平成９年 ハウステンボスと島原鉄道

ついにやってきました諫早駅！！



島原鉄道のキハ５５も、今では他所では見かけなくなった車輛だけに趣き深い。



南島原駅で下車する。

この駅は、大正２年の開業以来の駅舎である。
駅前の道路の幅員が狭いため、全体の写真が撮りづらい駅舎であった。

この南島原駅は、平成２７年に建替えられ、その上、令和元年には「島原船津駅」と改称された。



駅に併設された車庫をのぞく。

自動車と鉄道車輛との距離が近く、雑多な感じがなんとも嬉しい。



救援車と大書されたワム80001を牽引するのはディーゼル機関車のＤ３７



駅ホームに停車中の列車は、「島鉄ハッピートレイン」

Ｈ３．６．３雲仙普賢岳の噴火により南島原～布津が不通になったが、平成９年４月１日その災害復旧工事が完成したことによる記念の観光トロッコ列車である。





前面のトレインマーク部分の拡大






南島原駅の北側にある白水川の河口の船溜りから撮影

この時は干潮だったようで、多くのシラサギが干潟にやってきた。







終着駅の加津佐まで乗車して、そこからは橘湾沿いにバス旅である。

途中、小浜温泉の湯けむりを楽しみ諫早に戻る。

諫早から大村までは再びＪＲを利用したが、大村駅前の古びたバスターミナルの中の片隅に、これまた煮占めたような暖簾を掲げた立ち飲みのおでん屋があった。

空港行のバスまでまだ時間があったので、吸い込まれるように暖簾をくぐった。
そこでつまんだ出汁の染みたおでんと芋焼酎の味がいまだに忘れられない・・・。


(追伸)島原鉄道の島原外港～加津佐については、火砕流の被害から復旧はしたが、この区間の赤字は累積し、結局平成20年４月1日廃止となった。