緊急事態宣言下の南海・汐見橋線パトロール
- Sun
- 06:00
- ∇鐵道ほとがら帖/令和編 - └令和元年~
緊急事態宣言も3度目ともなると、いい加減嫌気がさしてくる。
また、コロナとの付き合いも徐々にわかってきて、何が何でも家で待機!というイメージではなくなってきた。
3密を避ければ散歩もOKといった具合だ。
5月3日 天気のいい黄金週間に家で燻ぶっているのも情けない。
よって、SONY NEX-7をお供に、3密にならないフォト散歩として、都会のローカル線「南海高野線(汐見橋線)」を久しぶりにパトロールしてみた。

汐見橋駅の外観が綺麗にペインティングされている。


内部も再ペイントはされているが、ガランとした雰囲気は昔のままだ。


(参考)平成5年9月の非自動化時代の改札口の様子
汐見橋から電車に乗らずに沿線を徒歩でパトロール

30分に1本しかやってこない汐見橋線と環状線とのコラボ・・・タイミングよく撮れました!

芦原町駅・・・相対式の簡単なホームがあるのみ

レトロな雰囲気を湛えている木津川駅に到着。
駅前が砂利道というのが都心の駅とは思えない風情なり。

電信柱のある場所が一般道路である。
そこからの進入路は舗装されているのに、駅への通路となる車止めからは非舗装となる。
何故だろう?

以前と比べてかなり朽廃しているようだ。

(参考) これは、平成6年8月に訪問した時の様子。これから27年が経過しているわけだ。

裏側の様子

軒先の傷みが酷いことになっている。修繕はしないのか?

切符の自販機と自動改札が2基あるのみ。

ホームから駅舎を望む
昔の側線の跡が栄華を偲ぶよすがとなっている。


ホームの状態も良好とは言えない。
一瞥してホームと線路との境目がわからないような写真になった。
ここからは、電車に乗って西天下茶屋に向かう・・・

西天下茶屋のホームも令和の時代に反抗するような佇まいだ。

木造の壁面利用ベンチの剥げた塗装の味わいや、屋根のささくれ立ったペイントの剝がれなど、最近、他所では目にしない光景に只々唸るしかない。
電光駅名板が浮いた存在となっている。
南海本線の浜寺公園にも同じような設備があるが、それと余りにもかけ離れたメンテナンスの在り方に、経営会社の力の入れ方の違いをまざまざと見せつけられた思いがする。

この駅も完全相対式ホーム 改札も別々に設置してある。

無人化された改札口の様子


駅舎は、南海様式ともいえる特徴をもっているデザインとなっている。
よって大阪高野鉄道が南海に合併された大正11年以降の駅舎ではなかろうか?

軒下の飾りやチェーンで引っ張るような意匠は、完成当時の華やかさを今に伝えるもののひとつである。
(参考)有人時代の西天下茶屋駅の様子はコチラ

反対側の改札口の張り紙
触れると汚れることが分かっているなら、こんな恥ずかしい張り紙するより、ここだけでも再塗装すればいいのではと思うのだが・・・


時刻表に何やら張り紙が・・・

コロナによる減便のお知らせ・・・汐見橋線には関係はないが、岸里玉出での乗り換えに影響するからか?と思ったが、この線の最終は22時台なので全く影響はなかった。

駅の近くの飲み屋さんの張り紙
臨時休業の上に一見さんお断りとのこと。
こんなことがいつまで続くのかと暗澹たる気持ちになった。


- 関連記事
-
- 近江鉄道全線乗り歩き(その4) (2023/08/20)
- 近江鉄道全線乗り歩き(その3) (2023/08/06)
- 近江鉄道全線乗り歩き(その2) (2023/07/23)
- 近江鉄道全線乗り歩き(その1) (2023/07/09)
- 令和5年3月 北陸新幹線・白山総合車両所見学 (2023/03/26)
- 鉄道開業150周年と“名建築で昼食を” (2022/10/29)
- 令和4年 井笠鉄道記念館訪問 (2022/07/30)
- 緊急事態宣言下の南海・汐見橋線パトロール (2022/06/12)
- 令和3年 神戸電鉄粟生線探訪 (2022/01/09)
- “天空”に乗って高野山まいり(後編) (2021/12/05)
- “天空”に乗って高野山まいり(前編) (2021/11/14)
- 近鉄名阪特急80000系“ひのとり”初乗車 (2020/09/13)
- 幻となった、700系東海道新幹線 LAST RUN 2020.3.8 (2020/03/08)
- 令和2年“お正月四国堪能きっぷ”の旅 (その3) (2020/03/01)
- 令和2年“お正月四国堪能きっぷ”の旅 (その2) (2020/02/16)
Comment
2022.06.20 Mon 08:03 |
汐見橋線は、昔から何かと縁のある電車でした。
60年近く前、物心ついた頃から通った親戚宅へ普段は自宅から阪堺線で恵美須町へ出て市電であみだ池に行くのですが、たまに桜川二丁目交差点まで歩いて行き、すぐ近くにある汐見橋駅からこの電車に乗って岸里まで乗って帰ったこともありました。
また、我が子がまだ小さかった頃、所用で桜川近くまで毎週のように出かけておりましたので、その際には汐見橋線を利用していました。駅頭にあった売店のおじさんにはよくお世話になりました。
懐かしく思い出しています。
2022.06.21 Tue 08:42 | *のりさん こんにちは
のりさん おひさしぶりです。
大阪市電で、恵美須町からあみだ池に乗り換えなしに行けるのかな?と思って調べてみると、百済から福島西通を結ぶ7号系統路線がありました。
私も大阪市電23号系統に乗って通学していた経験がありますので、懐かしく感じました。大阪市電の最新型のワンマンカー2601形は乗りごごち良かったですね・・・
- #UXr/yv2Y
- Fuzzy
- URL
- Edit
2022.06.23 Thu 07:55 |
23系統を少し調べてみますと、「都島車庫→淀屋橋→川口→本田→九条→境川→市岡→大阪港」という重要なルートですね。
7系統は市内南北を結ぶメインルートから一本ずれていたように感じますので、わりと空いていたように感じています。
といっても、もう60年近くも前のことですので、記憶も相当曖昧になっています(笑)。
少し前にこの7系統の跡を振り返りながら市内を散策した記事を載せています。
お暇な折にご笑覧ください。
https://205-161-205.at.webry.info/202012/article_1.html
https://205-161-205.at.webry.info/202012/article_2.html
https://205-161-205.at.webry.info/202102/article_1.html
Trackback
- URL
- http://fuzzyphoto.blog120.fc2.com/tb.php/1798-3a3aea12
- この記事にトラックバック(FC2Blog User)