令和5年3月 北陸新幹線・白山総合車両所見学(その後)
(前回からのつづき)
北陸新幹線・白山総合車両所の見学が終われば、とりあえず砺波市にあるホテルに向かう
これからは富山のご当地見学となる

夕食は海の幸が美味だったので、地酒をいただく。 若鶴という銘柄でのどごしが良い
夕食の後、五箇山の合掌の里に出掛ける

山深いところなので、まだまだ残雪が豊かである

合掌造りの民家の中で地元の民謡を鑑賞
「といちんさ節」と定番の「こきりこ節」
そのほかに地元の昔話などを聴いて、かの地の文化に触れるのも吉なり


翌日はバスで富山観光

まずは酒蔵巡り・・・

若鶴酒造にお邪魔する
おやっ・・? どこか見たような名前だと思ったが・・・昨夜呑んだ地酒のメーカーだった!

城端線の油田(あぶらでん)駅のすぐ隣
油田(あぶらでん)と聞くと、新潟のように石油が湧いていたのかな?と思ってしまうが、
コチラは、行灯の油の原料である菜種の栽培地だったことが名前の由来らしい

もちろん日本酒を製造しているが、少し変わったところが北陸唯一のウイスキーメーカーでもあるというところだ。

ここがウイスキーを造っている三郎丸蒸留所
瀟洒な木造の蒸留所である


梁の上に何やらおわす
ネズミや鳥などの害獣からウイスキーの原料である大麦を守る為に蒸留所で飼われる守り神「ウイスキーキャット」である


ミズナラの樽もあった
ミズナラはこのように原酒が染み出してくるらしい

こちらの銘柄は「サンシャインウイスキー」
関西では目にすることはないが、かの地では普段使いの洋酒という。


世界的にも珍しい鋳型製ポットスチルらしい


こちらは試飲コーナー
日本酒とウイスキーどちらも試飲できるのが嬉しい


三郎丸蒸留所の限定販売のウイスキーがあったので、お買い上げ

そのあとは、高岡にある前田家の菩提寺の瑞龍寺を拝観
富山県下における初の国宝指定を受けた建物でもある

曹洞宗の禅寺なので、仏殿の造りは質素である

トイレの神様という烏枢沙摩明王(うすさまみょうおう)が祀られている。
この明王は、炎の神であり、「この世の一切の汚れを焼き尽くす」功徳を持ち、仏教に包括された後も「烈火で不浄を清浄と化す」神力を持つことから、心の浄化はもとより日々の生活のあらゆる現実的な不浄を清める功徳があるといわれている
しかし、右下の猪子はなんだろう
何か悪さをしたのだろうか、戒められているし、何か謂れがあるのかな?

奈良国立博物館の説明では次のようにある
猪頭人身の像が両手を後ろで縛られ、明王を見上げて跪(ひざまづ)いている。『大威力烏枢瑟摩明王経』の画像法の一つに、他の形の明王が左足で毘那夜迦(びなやか)(歓喜天)を踏み、その前に他の毘那夜迦が合掌して跪坐(きざ)するという図があげられているのがこの図様と関係するかと思われ、猪頭人身像は、烏枢沙摩明王が台密において五大尊の一とされ北方にあてられることも勘案して、金剛界曼荼羅外金剛部の六種の毘那夜迦のうち北方の金剛猪頭天と考えられている。
ん~ん やはり難しい・・・

バスの中から高岡・万葉線を撮影

最後の観光地である雨晴海岸から立山連峰を望む
この時季ははっきり見ることはほとんどないというが、これでも良く見えていてラッキーだという説明あり
その証左として、今日は立山が見えるという情報が伝わったのか、駐車場に続々とマイカーがやってきた!

海岸線に沿う氷見線の列車とのコラボが見たかったが、昼間の時間帯は2時間に1本なので諦めるしかない

運が良ければ、こんな風に見えるらしい

さてさて、楽しかった思い出とともに帰路に着く
帰りもサンダーバードの団体専用列車である


金沢駅のショッピング施設である「金沢百番街」で「かぶらずし」をお土産にする
そして、ますのすしで有名な源(みなもと)の「富山味づくし弁当」と「金澤中村屋 純米吟醸」を購入
お猪口は、若鶴酒造を見学した際に手に入れたものを使用する

最後に、ますのすしやホタルイカなどの富山の味覚を満喫して、今回の旅の終わりとする

食後に、昨晩泊まったホテルで買ったハイボールを取り出すと・・・
なんと、これも三郎丸蒸留所製だった!


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