近江鉄道全線乗り歩き(その2)
- Sun
- 12:00
- ∇鐵道ほとがら帖/令和編 - └令和元年~
(前回からのつづき)
近江鉄道の旅はつづく

多賀大社への乗換駅「高宮」には、10:02到着

この駅は、歴史ある駅ではあるが、純然たる駅舎ではなく、地域のコミュニティーセンターとしての役割を持っている
これからの地方鉄道の在り方の一つとして評価されうるものと考える


改札口へは、この通路を通る
高い跨線橋を渡る手間がなく便利なのだ

・・・現在の基準で考えると、コチラの方がバリアフリーなのかもしれない

明治31年当時のプラットホームの遺構を見せる断面を発見!
こういう鉄道考古学も楽しい

多賀大社線のホームは、本線と無理やり平行にせず、斜めの接続となっている
よってホームは三角形・・・・土地利用に制限がなかったであろうと思わせる設計である

駅の構内の全景を望むとこんな具合だ (α7+Super Angulon21mmf3.4)


この鉄道は自転車の持ち込みもOK
跨線橋のある駅が少ないのも奏功しているのかもしれない・・・

終点の多賀大社駅 10:14到着

なんだ?この駅名板は・・・・と思ったら、
台湾の鉄道「萬華駅」との姉妹提携の証とか

しかし、台湾の注音記号「ボポモフォ」は初見でした・・全くわかりません

本来の駅名板もありました

この駅もコミュニティセンターとして、空きスペースで観光案内や地元の物産販売の用に提供されている

駅前にある石大鳥居は、昭和13年7月に道修町の小西久兵衛が寄進したもの
小西ボンドの小西儀助さんとは別人物
道修町から薬業で立身し、教育界に尽力した人のようだ
小西は船場商人の典型例と言える人物で、質素倹約・物を大切にするが、皇室を尊び敬神崇祖の念は篤く、神社仏閣には多額の寄進をしていて、この石鳥居もその一つ

多賀大社は、伊邪那岐命(いざなぎのみこと)と伊邪那美命(いざなみのみこと)を祀っている旧官弊大社
縁結びの神らしく、駅前にはこんなオブジェが設置されている

駅から参道を進むと自然と多賀大社の門前に至る

鳥居の奥のある石の反橋は、豊臣秀吉寄進による「太閤橋」
これがなかなかの曲者である
住吉大社の太鼓橋のような気持ちでトライすると極めて危険なのだ!

つるつるの石の表面に鎖で繋がれた丸太が4本渡されているだけ
その間隔は広いし、丸太も、ごろりとした太さなので、足の引っ掛かりが悪く、足の運びは慎重にならざるを得ない
下りが極めて危険!ご注意あれかし

社殿は、官弊大社らしい極めて立派なものでした
参拝者も次から次へと・・・

立派な回廊で拝殿や本殿を囲繞していました

多賀大社は、長命祈願でも有名なので、境内では「長命そば」なるものが販売されている
ここまで来たなら、寄らずに帰れまい

11時前だったので、店舗内は空いている 少し早めのランチタイムとする

莚命長寿のご利益を授かることからその名が付いた「寿命そば」
店主が無添加にこだわり仕上げた自慢の出汁。そば・出汁共に全て多賀大社境内のそば舎にて作っております (多賀大社参集殿HPより)
食べ乍ら考えるに・・・美味しいものを食べると長生きすると言うので、この蕎麦も理に叶った名称である
おいしくいただきました

参詣の後は、門前の大津屋さんで「ひとり直会」
大きなタンクは、金亀酒造の樽酒生原酒・・・1杯が400円
これをスルーすると寝起きが悪いと思い、一杯だけいただく
生原酒らしい濃厚な味わいを楽しむ・・・こちらもご馳走様でした
百薬の長をいただいたので、さらに長生きできそう!

参道には、いい雰囲気を漂わせている赤壁の珍しい木造三階建の料理旅館があった

入口付近には説明書きが・・・「かぎ楼」と称し、登録有形文化財となっているとか

かぎ楼の向いには、「亀屋」さん
こちらの旅館もいい味だしてますな・・・

そして、駅前近くに戻ってくると一軒の家屋が・・・その入口に引き付けられた
タイル張りに木造の大引戸に大きな波板ガラス
魅力がいっぱいのエントランスだった
・・・いろいろと、えーもん見せてもらいました
(つづく)

近江鉄道の旅はつづく

多賀大社への乗換駅「高宮」には、10:02到着

この駅は、歴史ある駅ではあるが、純然たる駅舎ではなく、地域のコミュニティーセンターとしての役割を持っている
これからの地方鉄道の在り方の一つとして評価されうるものと考える


改札口へは、この通路を通る
高い跨線橋を渡る手間がなく便利なのだ

・・・現在の基準で考えると、コチラの方がバリアフリーなのかもしれない

明治31年当時のプラットホームの遺構を見せる断面を発見!
こういう鉄道考古学も楽しい

多賀大社線のホームは、本線と無理やり平行にせず、斜めの接続となっている
よってホームは三角形・・・・土地利用に制限がなかったであろうと思わせる設計である

駅の構内の全景を望むとこんな具合だ (α7+Super Angulon21mmf3.4)


この鉄道は自転車の持ち込みもOK
跨線橋のある駅が少ないのも奏功しているのかもしれない・・・

終点の多賀大社駅 10:14到着

なんだ?この駅名板は・・・・と思ったら、
台湾の鉄道「萬華駅」との姉妹提携の証とか

しかし、台湾の注音記号「ボポモフォ」は初見でした・・全くわかりません

本来の駅名板もありました

この駅もコミュニティセンターとして、空きスペースで観光案内や地元の物産販売の用に提供されている

駅前にある石大鳥居は、昭和13年7月に道修町の小西久兵衛が寄進したもの
小西ボンドの小西儀助さんとは別人物
道修町から薬業で立身し、教育界に尽力した人のようだ
小西は船場商人の典型例と言える人物で、質素倹約・物を大切にするが、皇室を尊び敬神崇祖の念は篤く、神社仏閣には多額の寄進をしていて、この石鳥居もその一つ

多賀大社は、伊邪那岐命(いざなぎのみこと)と伊邪那美命(いざなみのみこと)を祀っている旧官弊大社
縁結びの神らしく、駅前にはこんなオブジェが設置されている

駅から参道を進むと自然と多賀大社の門前に至る

鳥居の奥のある石の反橋は、豊臣秀吉寄進による「太閤橋」
これがなかなかの曲者である
住吉大社の太鼓橋のような気持ちでトライすると極めて危険なのだ!

つるつるの石の表面に鎖で繋がれた丸太が4本渡されているだけ
その間隔は広いし、丸太も、ごろりとした太さなので、足の引っ掛かりが悪く、足の運びは慎重にならざるを得ない
下りが極めて危険!ご注意あれかし

社殿は、官弊大社らしい極めて立派なものでした
参拝者も次から次へと・・・

立派な回廊で拝殿や本殿を囲繞していました

多賀大社は、長命祈願でも有名なので、境内では「長命そば」なるものが販売されている
ここまで来たなら、寄らずに帰れまい

11時前だったので、店舗内は空いている 少し早めのランチタイムとする

莚命長寿のご利益を授かることからその名が付いた「寿命そば」
店主が無添加にこだわり仕上げた自慢の出汁。そば・出汁共に全て多賀大社境内のそば舎にて作っております (多賀大社参集殿HPより)
食べ乍ら考えるに・・・美味しいものを食べると長生きすると言うので、この蕎麦も理に叶った名称である
おいしくいただきました

参詣の後は、門前の大津屋さんで「ひとり直会」
大きなタンクは、金亀酒造の樽酒生原酒・・・1杯が400円
これをスルーすると寝起きが悪いと思い、一杯だけいただく
生原酒らしい濃厚な味わいを楽しむ・・・こちらもご馳走様でした
百薬の長をいただいたので、さらに長生きできそう!

参道には、いい雰囲気を漂わせている赤壁の珍しい木造三階建の料理旅館があった

入口付近には説明書きが・・・「かぎ楼」と称し、登録有形文化財となっているとか

かぎ楼の向いには、「亀屋」さん
こちらの旅館もいい味だしてますな・・・

そして、駅前近くに戻ってくると一軒の家屋が・・・その入口に引き付けられた
タイル張りに木造の大引戸に大きな波板ガラス
魅力がいっぱいのエントランスだった
・・・いろいろと、えーもん見せてもらいました
(つづく)


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