☆阿房(あほう)列車
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蔵書の一冊である内田百の名著「阿房列車」
同じ汽車好きというだけでなく、私の人生にとってこの本の影響少なからず。
というか百先生の生き方に憧れているのかもしれない。
黒澤明監督の映画「まあだだよ」の主人公でもありました。
・・・用事が無ければどこへも行ってはならないと云うわけはない。なんにも用事がないけれど、汽車に乗って大阪に行ってこようと思う。
用事がないのに出かけるのだから、三等や二等には乗りたくない。汽車の中では一等が一番いい。私は、五十になった時分からこれからは一等でなければ乗らないと決めた。
そうきめても、お金がなくて用事が出来れば止むを得ないから、三等に乗るかもしれない。しかしどっちつかずの曖昧な二等には乗りたくない。二等に乗っている人の顔付きは嫌いである。・・・「特別阿房列車」より
二等車嫌いの百先生だが、実際は専ら二等車ばかりを使っていたと聞く。


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