「レンズの修理?シュタンハイル」
- Tue
- 07:41
- ∇愛しき冩眞機 - ├その他の35mm判
しばらく使わないと、レンズの絞りに油が付着して、上手く開閉できなくなってしまった。
昔のレンズには多いんだな。
アルミの外観に淡いグリーンのラインが美しい。紅毛碧眼の美女のような逸品。
今でも非常に鮮鋭な写りを見せてくれる名品。
プロの修理店に依頼すると2万円くらいするので、リスクは高いが自分で分解して絞り羽を洗浄することにした。
分解するときの手順は、デジカメで撮影しておかないと間違うと大変・・・行きは良い良い帰りはこわい。
今回も絞りをジッポーのライターオイルで洗浄をすると見違えるようにスムーズになった。
しかし元に戻すとき、ピントを合わすねじ切りの位置合わせがなかなか上手くいかなかった。
おかしいなあと思いながら無限遠のピントが甘いので調べると距離環のストッパーの位置がおかしいので、少し削る。
フイルム面にピントグラスを当てて、ずっと遠くのマンション屋上のアンテナでピント調節。
分解前の写真を参考に四苦八苦すること神経集中の3時間。ようやく元通りになった。
肩は凝ったが充実のひと時・・・まさに癒しの時間。
我が家のシュタンハイル三姉妹のご挨拶。
この三本が一同に揃うことは、中古カメラ店でもまずない。我が家の秘蔵子である。
35mm、50mm、100mm うーん。美しい。金属フェチにはたまらない風情である。
最近、激レアものの100mmが我が家にやってきてようやく三本揃ったが、コレだけ集めるのに何年かかったことか・・・・。
また西洋甲冑のようなエキザクタのボディに実によく似合う。
エキザクタには多くのモデル・バリエーションがあるが、ボディ正面中央のファインダー取り付け部に "Exakta Varex IIa" のロゴがエンボス調に浮き上り、美しい装飾が施されているのはこのモデル(Version-3)のみ。別名、『貴族のカメラ』『エンボス・モデル』と呼ばれる人気機種の一つ。
左手で、シャッターを押し、左手でフイルムを巻き上げる。
リハビリをしているようなカメラである。


ぽちっとね♪
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