「送別会の料理」
3月30日は、とある団体の事務局長が定年退職するので、その送別会。
近くの料亭で開催する。
ちょうど向かいにカメラ好きな事務局の女の子が座った。
挨拶が済み、乾杯が終わると、お互いに自分の料理を撮りだした。
「料理の写真って難しいですよね。」
「ほんまになあ。いかに美味しく見せるかやね。」
「水槽で熱帯魚ばかり撮っている人を知ってるけど、目にピントを合わすことが大切なんやて。
これも魚には違いないので、やっぱり目にピントを合わさねば・・・。」
「へえ。そうなんですか。生きた魚の目にピントを合わせるのは大変でしょうね。これならなんとか・・・。」
「撮る角度も大切ですよね。」
「そうそう、限られた光をどう使うかだね。せめて銀レフでも使えたらなあ。」
「ハハハ。この宴席ではそんなことできませんよ。」
「ストロボを使わないところなんて、あんた並の女の子やないね。」
「フフフ」
「これなんてどうでしょうか。」
「う?ん。なかなか美味そうに撮れてるね。」
「椀物はとくに難しいですね。お汁の中が上手く撮れない。」
「ほんとやね。上に載ってるカラスミと生麩はいいが、下のほうは暗くてあかん。」
「このサバすし、綺麗な切れ込みが施されているが上手く撮れた?」
「あっ、もう食べちゃいました。」
・・・なんて話しながら一品一品写真を撮る。
デジタルはその場で出来具合が確認できるのがいいね。
あまから手帖のように撮影機材を持ち込んで、ライティングに気をつけてじっくり撮影することはできないのが辛いが、
送別会なんてそっちのけで、ミニ撮影会。
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